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2005.07.18

『道は開ける』をあらためて読む 第12章 その3

第12章のつづき。

章の最後に、「今日だけは」というプログラムが紹介されている。シビル・F・バートリッジという人が書いたもので、カーネギーはこの文面をあらゆる人に紹介してきた、とのこと。

  今日だけは

1.今日だけは、幸福でいよう。リンカーンは「大抵の人々は、自分で決心した程度だけの幸福になれる」と言ったが、まったく至言である。幸福は内部から生じる。外部の事柄ではない。
2.今日だけは、自分自身をその場の状況に順応させて、自分の欲望のためにすべてを順応させることを控えよう。自分の家族も仕事も運も、あるがままに受け入れて、自分をそれに合わせよう。
3.今日だけは、身体に気をつけよう。運動をし、身体を大切にし、栄養を取ろう。肉体を酷使したり、軽視することは慎もう。そうすれば、身体は意のままに動く完全な機械になるだろう。
4.今日だけは、自分の精神を鍛えよう。何か有益なことを学び取ろう。精神的な無精者にはなるまい。努力と思考と集中力を必要とする物を読もう。
5.今日だけは、三つの方法で魂を訓練しよう。だれかに親切をほどこし、気づかれないようにしよう。ウイリアム・ジェームズが教えているように、修養のために少なくとも二つは自分のしたくないことをしよう。
6.今日だけは、愛想よくしよう。できる限り晴れやかな顔をし、穏やかな口調で話し、礼儀正しく振舞い、惜しげなく人をほめよう。他人の批判やアラ探しを慎み、他人を規則で縛ったり、戒めたりすることをやめよう。
7.今日だけは、今日一日だけを生き抜くことにして、人生のあらゆる問題に同時に取り組むことをやめよう。一生のあいだ続けるとしたら、嫌気のさすような問題でも、12時間ならば我慢できる。
8.今日だけは、一日の計画を立てよう。処理すべき仕事を一時間ごとに書き出そう。予定どおりにはいかないかもしれないが、ともかくやってみよう。そうすれば二つの悪癖――拙速と優柔不断と縁が切れるかもしれない。
9.今日だけは、たった一人で静かにくつろぐ時間を30分だけ生み出そう。この時間を使って、時には神について考えよう。人生に対する正しい認識が得られるかもしれない。
10.今日だけは、恐れないようにしよう。特に幸福になることを恐れたり、美しいものを楽しむことを恐れたり、愛することを恐れたり、私の愛する人が私を愛していると信じることを恐れないようにしよう。

これらの10項目は、そっくりそのままこの本の「ダイジェスト」みたいな感じもする。
ただ、全部をまとめて自分自身の日々の生活で実践しましょう、と言われても「ちょっと待ってぇなぁー」と言いたくなる箇所も多々あったりするわけだが・・・でもまぁ、それに向けて何らかの「チカラの入れ加減」を変えてみるだけの、些細な努力っていうのは、大事にしたいなとは思っている。

ちなみに、どうして僕がカーネギーの本とかのこういう名句に興味があるのかというと、これらの名句が、実は「あたりまえ」で「シンプル」な考え方を示しているに過ぎないはずなのに、なぜ普段の自分の考え方だったり、自分をとりまく社会的状況というのが、それらの「あたりまえ」で「シンプル」な考え方を押さえ込んでしまうようになっているんだろう、ということにある。社会的状況やら慣習やらが築いてきた、「もうひとつの“あたりまえ”」なものとは一体何なのか、を考えていくことが、自分の追求したいテーマなんだろうな、と今思った。

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