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2005.08.17

『道は開ける』をひたすら読む 第20章

第20章 「死んだ犬を蹴飛ばすものはいない」

題名が秀逸。いつかトークの中で使ってみたいフレーズ。そしてこの章はページ数も少ない。

不当な非難は、しばしば擬装された賛辞である」という。つまり、誰かがあなたを蹴飛ばすのは、あなたが何らかの点で秀でているからであり、他人から注目されているからなのであって、蹴飛ばす行為によって相手は優越感を味わおうとしている場合がある、ということだ。

日本には「出る杭は打たれる」という、これもまた文章的にはシンプルで秀逸なフレーズがあり、そして悪魔のような粘り強さで圧倒的な潜在力を誇っている言葉がある。この言葉の意味するものを僕らは成長過程でいつ、どこで学び取るのか、そのへんは非常に興味深いテーマでもあるが、それはともかくとして、ぜひ「出る杭は打たれる」というフレーズのあとには、続けて「でも、死んだ犬を蹴飛ばすものはいない」とくっつけて流布させてほしいところだ。

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Comments

別の記事にコメントしてたら、気になるタイトルがあったので、もう一つコメントを・・・。D.カーネギーですね。この記事読んで、この章思わず再読してみました。どちらかといえば普段は「人を動かす」のほうを良く読むんですが、でも、今の自分の現状を考えると「道は開ける」のほうを読まなきゃいけないのかも・・・。

Posted by: habo | 2005.08.20 22:16

実際に読んでおられる方からのコメントはうれしいです。実はけっこうたくさんの人が読んでいるはずだ!という思いがあるので、リアクションがいただけると、ブログで取り上げるかいもあるなぁと思っています。
「人を動かす」は、たとえていえば「攻めの指南」で、「道は開ける」が「守りの指南」のような、そんな感じもしますね。

Posted by: タテーシ | 2005.08.20 23:20

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