iTunesのミュージックストア日本版が開始
というわけで、ついにiTunesのミュージックストアで日本でも音楽配信が始まった。
さっそく1曲150円で音楽を買ってみた。(売れ筋になると1曲200円になっている)
ちなみに買ったのは、デュランデュランの「Ordinary World」をカバーした、AURORAという女性シンガーのもの。ちょっと前のスカパーにおけるプレミアリーグ中継のハーフタイムで流れていて、どうしても欲しかったが、調べたところ日本では入手の難しい盤だったので、さっそくこの手の音楽配信の恩恵を受けることができたわけだ。(ただし買えたのは中継で流れていたバージョンとは別バージョンだった)
いま、恐る恐るほんのちょっと触った程度であるが、思うことはいくつかある。
やはりソニー系列のレーベルが不参加なので、お目当てのアーティストがことごとく検索でヒットされない寂しさは否めない。いま、やたらと90年代初頭のバンドブームで活躍していた「カステラ」の「夜明け」と「太陽テカテカ」という曲が聴きたくてしょうがなくて、実は一番最初に検索したのが彼らだったのだが、「そうだった、彼らもCBSソニー系のアーティストだったっけ・・・」と思い至った次第だ。(ていうか、そもそもカステラのような、今となってはちょっとマイナーな位置付けのバンドが、音楽配信の対象になるのかどうかも微妙なのだが)
しかし、衝撃的ともいえるメリットも感じられた。
検索でヒットした曲は、クリックするだけですべて30秒間の試聴が可能なのだが、たとえばアマゾンコムの試聴機能とは違って、音質がむちゃくちゃ良い。
つまり、たとえiPodなんかを持っていなくても、自分のパソコンにiTunesをダウンロードして、ミュージックストアで適当に検索しまくれば、無料の「試聴データベース」が使えるわけだ。
くやしいが、とってもこれは素敵な機能である。「どんな曲だっけ、どんなリズムだっけ」とか思う、些細な気がかりを残した音楽ってけっこうあるわけで、このように手軽に試聴できるシステムは、今後もかなり重宝しそう。
なにより、テレビのCMで流れていた曲を、すぐに検索して、試聴できる、そういう環境が得られるのはありがたいわけである。
繰り返すが、「くやしいが、やっぱり素敵だ」ということだ。これでCDを買わなくなるのでは、という危惧があるようだが、なんか「それとこれとは別」のような気もする。僕の場合、アルバム丸ごとで聴きたいアーティストは、やっぱりCD盤で買いたくなるわけだ。こういう音楽配信で追求したくなるのは、アーティストは知らないがちょっと気になる一曲だったり、古い記憶の中でふと思い出したりする、あの頃聴き逃した謎の一曲、っていうのがメインではないかな、とも思う。それが蓄積されたライブラリーの中にあって、いつでもアクセスできるのであれば、そういう文化環境の成熟は歓迎したいわけだ。

























Comments