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2005.08.25

『道は開ける』をひたすら読む 第22章

第22章 「私の犯した愚かな行為」

この長期連載も、あともうすこしで終ります。
しかし、私はこの『道は開ける』の全章をひとつひとつブログに取り上げるべきだったのだろうか?
興味深い内容だけをかいつまんで説明し、それでよしとすればよかったのではないだろうか?
などなど、振り返ると、自分のやってきたことを反省してみたりするわけだ。

で、この章でカーネギーが訴えているのが、まさにこのように、自分のやった愚行を記録し、自分自身を批判する機会も持て、ということだ。

リンカーンは、自分に対して「馬鹿野郎」と言ったスタントンという部下について、「もしスタントンが私を馬鹿野郎と言ったのなら、私は馬鹿野郎なのだろう。あの男の言うことはほとんど間違っていないから。どれ、ちょっと向こうへ行って、自分で確かめてこよう」といったそうな。カーネギーはこのエピソードについて「リンカーンは好意的な動機と知識に基づく誠実な批判なら、喜んで受け入れたのである」。と述べる。 まぁ、でも、好意的な動機があったとしても、「馬鹿野郎」とまで言うかどうかは怪しいんじゃないかと、ちょっと思えてしまうのだが(笑)

で、このほかにもセオドア・ルーズヴェルトもアインシュタインも、ダーウィンもみーんな、ほとんどは失敗をしてきているんだと述べている。一般人である我々もたくさん失敗しているのだ、だから誰かに悪口を言われても、自己弁護はやめよう、ということをカーネギーは訴えている。

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