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2005.09.05

愛地球博パビリオンおおざっぱ観測

とはいえ、本当に4時間程度しか回っていないので、「万博どうでしたか」と言われても、本当に何もいえないという状態ではあります(笑)

たとえば、岡本太郎は大阪万博で太陽の塔を作ったことについて、「あれこそが“反・万博”の象徴だ」という意味を込めていたそうだ。
実はそういうことを、何度も何度も頭の中でくりかえして歩いていた。そうしながら、フミヤート作「大地の塔」に出くわす。

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モノリスだ、モノリス!!
しかも蒸気か何かが出ているのだけど、炎天下における暴発ぎみの脳みそで見上げるその光景は、なんとなく「炎上して煙モクモク」といった感じだった。
しかもこの塔の内部に入らないと、全貌がわからないという。待ち時間40分ぐらいとのことで、いうまでもなく横を通り過ぎるのみだった。

こうして、長久手会場の最南端まで歩いていったのだが、今回最も笑ってしまったのは、ロシア館の外観だ。

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ほかのパビリオンが、いかにも21世紀的、モダンアート的な外観だった中、「写真と絵を並べただけ」というこの姿勢が、グッときた。人物写真の配列とか、あきらかに色調にバラつきがあって、それぐらい統一せいよ、とかツッコミ心をくすぐられるのであった。

なんせ、会場の最南端。ひたすら歩いて歩いて、灼熱の中ひたすら歩いたそのいちばん先に広がる光景が、この巨大な絵なのであった。そして、それは実に「適切な感動」を約束してくれていたようにも思う。いや、本気でそう思ったよ(笑)

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Comments

ほんまや、モノリスや!!シュトラウスのツァラトゥストラをハミングしながら読みましたでござるよ。

Posted by: hanachirusato | 2005.09.06 10:21

写真の角度的にもモノリスっぽいですよね。実際はもうちょっと多角形なんですけどね。

Posted by: タテーシ | 2005.09.07 00:20

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