ポンペイ
今日は夜遅くまでおつかれーー。また来週よろしくーー>仕事を手伝ってくれた学生さん諸君!
本当にありがとうです。みなさんとのふれあいがこの仕事の醍醐味です。
しかし、そんな私は。
前途有望な若い人たちを相手に、ついついピンク・フロイドの話を熱く語ってしまい・・・(笑)
でもってこうしてブログを書く時間になっても、ほかに書くべき内容がまったく思いつかないんで、どうせなら「話のつづき的な」記事でも書こうか、と・・・(本当は今日の仕事内容のほうがよっぽどネタとしては書き応えのある話ではあるんだけど、これはみんなの思い出の中だけにしておいたほうが美しいかなと思うので、書きません)
そう、ピンク・フロイドの「ライヴ・アット・ポンペイ」の話だ。
私もそんなに熱狂的にこのフィルムをじっくり鑑賞してきたわけではないのだが、結局何が言いたかったかというと・・・このシチュエーションそのものが、この作品の味なのである。ベスビオ火山の噴火で一瞬に灰で埋まったとされる悲劇的な古代都市の跡地において、ピンク・フロイドは演奏をしたわけである。
で、そんなフィルムのタイトルが「ライヴ・アット・・」なんだから、さぞかし幻想的な、かつ熱いライヴなんだろうな、と思って鑑賞するわけなんだが。
・
・
・
・
・
・
・
スタッフのみが、見守る熱演。
・・・とまぁ、そういう感じなのである。
今で言うと、プロモーション・ビデオとさほど変わらない状況ではある。
で、そんなシーンの合間合間に、ポンペイの遺跡から出てきた(と思われる)古代の、なんだかちょっと不気味であやしーい雰囲気の壁画とかが映し出されたりするわけだ。
んでもってドラムのニック・メイスンが演奏中にスティックを落としたり、今ならすぐに「カット! 撮り直し!」とかになりそうな雰囲気でも、なんとなく平然と、ピンク・フロイドはマイペースな演奏を続けるわけだ。
あぁ、書いていくとまたじっくり観たくなる。
とかく、「70年代っぽさ」が充満した、ロック・フィルムの古典、ともいうべき感じ。
でもって、僕がピンク・フロイドを別格に思っているのは、「ただひたすら、根源的な“なつかしさ”が感じられる不思議な音楽」を奏でるからです。
« ザ・ポリスに思う | Main | とにかく書く »
Comments