おめでとう
今日はハナチルサトさんとJくんの結婚おめでとうパーティーに招かれた。
早めに会場についたのだが、まっさきに会場入りする勇気もなく、しばらくそのへんをウロウロしていたら、すぐそばに神社があった。その神社に入り、あたらしい門出を祝うべく、彼らの新天地での活躍を祈願した。
ふと気づくと、神社のなかにはちょっとした飼育小屋があって、中をのぞくと、そこには白いクジャクがいた。
その小屋に貼られている新聞記事をみると、「幸せの白いクジャク」という紹介があり、羽を広げたその姿は、まさに縁起の良さそうな、純白の扇だった。
というわけで私はしばらく、闇夜のなかでこの白いクジャクと「対話」をしていた。対話というか、単に私が息を吹きかけ、口を鳴らし、そしてクジャクは止まり木を行ったりきたりして、降りたり上がったりをくりかえす。隣の小屋の緑色のクジャクは微動だにしないままだった。私は、この白いクジャクがその大きな羽を思い切り広げてくれないかという期待をいだきつつ、口を鳴らしながら、カラスの鳴き声のひびく境内の空を見上げていたりしていた。
こうして私はパーティー会場におじゃまする。ここはずっと前から入ってみたかったフレンチレストランだったのだが、テーブルにつくなり、目の前のお皿に施された豪華な装飾のモチーフが、見事に「クジャク」だったので、このなんともいえないオシャレなタイミングに私は微笑んでいた。こういうことが、私にとっては、とっても、うれしい。
そういう良い雰囲気のパーティーで、心和む時間を過ごした。
ハナチルサトさんの着物姿はあでやかで素敵だった! そしてJくんの、気取らないナチュラルな雰囲気が、またいい感じ。
そんなお二人の気遣いが端々に感じられる、落ち着いた会食の宴で、時間はあっという間にすぎていく。
なにより、本日の進行役として、ハナチルサトさんのお父さんが、ときに笑い、ときに涙し、ちょっとたどたどしく、でも心を込めて、この場を進行していただいた、その姿を忘れることはできないだろう。
そしてお二人には、ぜひお願いしたいと思う・・・今日の様子を収めたビデオをみながら、お父さんの立ち振るまいやコトバの端々で僕らがどうして笑ったり感動したりしたか、その微妙なニュアンスを、ハナチルサトさんはJくんにじっくりと時間をかけて「翻訳」しつづけてあげてほしい、と。もちろん、そんな翻訳を飛び越えて、お父さんの気持ちはJくんにもダイレクトに伝わっていると思うんだけどね!
本当に、いい雰囲気の結婚パーティーでした。おめでとうございます!!
Comments
早速書いてくれてありがとう!
T神社にクジャクがいるとは知らなかったです。
そんな対話があったとは(笑)。あのお皿はウェッジウッドので素敵なのに今は廃盤やねんで〜。
お父さん・・・恥ずかしいんですよ・・・もうヤダ〜やねん。
実は、直前におでこを怪我しまして前髪のある髪型にしてん。ほんまはすっきりおでこを出すつもりでした。でも思いでということで。
料理、おいしかったね♪デートで行ってくだされ。
Posted by: hanachirusato | 2006.01.16 22:10
あそこでデートなんてできればいいんだけどな~(笑)
いやはや、直前までいろいろ大変だったようで・・・そしてウェッジウッドだったんですね・・・案の定、私は見抜けず(笑)
お父さん、恥ずかしく思わずに、誇りにしつづけてください。ほんとうに、想像以上に(?)素敵な方でしたよ。
Posted by: タテーシ | 2006.01.16 23:58