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2006.03.13

DPZ:「どうでもいいことを大々的に宣伝します」

毎日の心のオアシス、デイリーポータルZだが、今日の特集である「どうでもいいことを大々的に宣伝します」は、久々の大ヒットだ。

「隣家の雨戸は茶色い」
と書かれたプラカードや横断幕を持って街を歩き、あるいは壁にそのメッセージを貼りつける・・・うわはははは

というのも、パッと見て感じる方も多いだろうけど、これは「落書き/グラフィティ」におけるトピックスについても非常に多くの示唆を与えてくれるネタである。

あるいは、屋外における広報・マーケティングについての鋭い現代批判にもなってやいないか。「どうでもいいことは、実は生み出すことが難しい」と唸っている、まさにその裏側には、「実は屋外にある標識や広告って、意味を持たせすぎるがゆえに、過剰にありすぎることによって、何かを消失している」ということが言えている。そう思う。

よくよく考えたら、もっと変で意味不明なメッセージは街中にたっくさん現われているんだよ? 無差別に押し付けられているんだよ? っていうことを、あらためて突きつけるプラカード・・・「隣家の雨戸は茶色い」。
「あーー! そうそう、こういうことなんだよ!」っていう気分。やられた・・・。
誰かがやらねばならなかったこと、だ。その勇気ある行動に感謝したい気分!!

僕があえて落書き/グラフィティを研究テーマに選んだことによる、「なんとなく言葉になりにくい理由」が、このネタで、ものすごくわかりやすく表現されてしまったかのようで。

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