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April 2006

2006.04.30

カービッシュリー監督退団によせて

サッカーネタが続くが、今日になって、わたしはチャールトンのアラン・カービッシュリー監督が退団するニュースを知り、ちょっと哀しみにくれてみたりする。

昨日のチェルシーの優勝はめでたいが、一方で、チャールトンというチームも私にとっては心情的にサポートしたいクラブなのである。それもひとえに、このカービッシュリー監督が15年間もこのチームを指揮していたことにもよる。こんなにもひとつのクラブで長いあいだ監督ができたというのも、選手やサポーター、フロントとの厚い信頼関係と友好関係のたまものであり、「予算がなくても、ひたすら毎年トップリーグの真ん中ぐらいの順位におさまる、安定した中堅チーム」を作り上げてきた功績ははかりしれない。

Curbishley_alan060312


そう、じつは世界中のサッカークラブの「お手本」として、このチャールトン・アスレチックFCというチームは地味ながらも注目されている。少ない予算でも、工夫とやりくりで安定した戦力を維持し、無理のない経営をはかり、地元に根付き、なにより監督に長い時間チームを任せる、その信頼関係あふれる体制づくり・・・考えてみたら、これって最高のサッカークラブのありかたかもしれない。そしてそんなクラブの重要なピースであったのが、やはりカービッシュリー監督だったわけだ。

ただ、いつかはこういう日も来るのだろう。次のステップはどうなるのか。チャールトンの新しい挑戦にも注目したい。
なんせ、このチームのスタジアムの名前は、「ザ・バリー the valley」という。「ザ・谷」である。その由来は、かつてサポーターたちがクラブの存続のために、地面に穴を掘って、そこをスタジアムとした(=掘り起こした土を脇に積むことで、スタジアムが谷のように見えた)という驚異の歴史を、その名前に刻んでいるからだ。そういう「魂」の伝承が、なによりも、このクラブの宝であり、その精神はカービッシュリー後のチャールトンにも引き継がれていくと信じたい。

Charlton22958news1


あとついでに付け加えると、「規模が小さくても、予算が少なくても、毎年トップリーグに留まり続けられるサッカークラブ」としてのチャールトンのありかたは、おおよそ、その他あらゆる分野における諸々の組織体を考えるうえでも、非常に示唆に富んでいる、わけだ。
・・・やはり「信頼関係」っていうのは、ひとつのキーなんだろうな、と。

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2006.04.29

チェルシー2連覇

チェルシーがホームでマンチェスターユナイテッドに3-0で勝利し、チーム創設初のトップリーグ2連覇を果たす。
なんといってもジョー・コールの2点目。ドログバの落しを受け、ディフェンダーに囲まれ、リオをかわしてそのままシュート。流れるような個人技。モウリーニョ体制でしっかりとその信頼を勝ち得たジョーコールの面目躍如といったプレー。

それにしても、なぜモウリーニョ監督は、早々に足を痛めたジョン・テリーを交代しなかったのか。やはりキャプテンだからか。最後までピッチに立て、というメッセージなのか。でも後半途中で交代させて、サポーターからの拍手をもらうような演出もありえたのでは。
この試合、テリーだけじゃなく、ユナイテッドのルーニーもけっこうダメージ大きそうな怪我を負ってしまい、途中退場。相対的にみて、ワールドカップをひかえたイングランド代表の戦力を両チームが協力して低下させてしまったんじゃないかという格好。ちょっと二人の怪我を心配しながら優勝セレモニーを見届ける。

で、今年のセレモニーのツボも、やはりモウリーニョ監督の奇特な振舞い。
無表情な感じでメダルを受け取ったかと思いきや、突然客席に向けてダッシュして、着ていた背広、そしてもらったばかりのメダルまで、サポーターに向けて放り投げていた・・・なんか、そういうシーンって、今までありそうでなかったので、すごく新鮮。

しかしまぁ、2連覇というのは、なかなか大変なことだったと思える。今シーズン、あまり試合を観れていなかったぶん、感激が少ないのだが、よくよく考えたらすごいことを成し遂げたわけだ。おめでとう!!

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2006.04.28

ひさびさにバトン

elastic mindさんから・・・
ひさしぶりにバトンに答えてみましょう。
これって何のバトンなのかよくわかりませんが。

1:ぜひこれ聞いて!を5曲
 アーティスト / 曲名 (アルバム)

5曲、か・・・

私の人生において「全5曲」といえば、やはり

 ピンク・フロイド / Atom Heart Mother      (『原子心母』)
 ピンク・フロイド /  IF               (『原子心母』)
 ピンク・フロイド / Summer'68           (『原子心母』)
 ピンク・フロイド / Fat old sun            (『原子心母』)
 ピンク・フロイド / Alan's psychedelic breakfast (『原子心母』)


  前にもこんなオチで書いたっけ・・・

2:こんな異性に弱い!


  ボーイッシュ


3:人生の失敗話

 ミハエル・シューマッハがこっちに歩いてくる、その目の前で、後ろ歩きをしながらおもいきりコケたこと。痛恨の極み。
 

4:自分の持ってるお気に入りな5つ

いま、机のまわりを見渡してみて思いついたもの5つ。
・フリーペーパー『ハウ』のバックナンバー原版
・去年の@niftyのBBフェスタで、「デイリーポータルZ」のべつやくれいさんにリクエストして描いてもらった「必死で逃げるべつやくさんと、追いかけるZくん」のイラスト。あまりにツボなので、額に入れてます。
・スーパーカーの1999年のライヴのときに会場で配られた、ポカリスウェットのバッジと、ポカリのデザインを模したスーパーカーのバッジのセット。デザインが秀逸なので、すごく大切にしている。
・ジョー・クール(スヌーピー)の姿をした貯金箱。ひょんなことで一度仕事を手伝った先生からいただいた。
・ロンドンで買ったポストカード。妙にファンタジーなデザインなんだけど、どういうわけか、最初にみたときにグッときた。影絵って好きかもしれない。


5:幸せなひととき5つ

・シンクロニシティが起こったと感じるとき
・昔、NHKでやっていたパリ・ダカール・ラリーの番組で、アナウンサーが調子に乗って「ワークスチーム同士が『ガッ』と競っているスキに、プライベーターが『スッ』と(その横を追い抜いて)行くこともあるんですねっ!?」と言ったら、ゲストの夏木陽介が「いや、それはない」と即答した、あのやりとりを日常生活のなかでふと思い出したとき
・ホームセンターの店内に入った瞬間に匂う、あの「ケミカル臭」をかいだとき
・ロンドンの公園を歩きながら『原子心母』を聴く
・ゲリラ的に開催されるブックオフの全品半額セール


6:回したい5人のマイミクさん

 つまりマイミクシィ限定、ということでしょうか。

 MSKさん
 後藤隊長さん
 ニャンごろうさん
 ナッセルホフさん
 onoyoさん

 よろしくです!

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2006.04.26

かわいい文字を書く男

どういうわけだか、オトナになるにつれて、私の書く文字を「かわいい」と評されることがたびたびある。

ただし、私は、いつまでたっても、自分の書く文字は、まず第一に「汚い文字である」という認識がぬぐえない。
きまって思い出すのは、小学校3年生ぐらいのときのことだ。
クラスで作った文集を、長姉がたまたま読んだときのこと。私の書いた作文をみるなり、「汚い字やなー」と言われたのである。
そこですかさず私は、自分よりももっと汚い文字を書いていると自信を持って言える、クラスメートのT君のページをめくって見せた。

しかし、である。

「いや、あんたのほうがよっぽど汚いって」

と、いわれた。

まさに『ちびまる子ちゃん』風に、「ガーーン」となった記憶がある。「あ、あいつの文字より僕の文字のほうがキタナイなんてー!?」

というわけで、「他人の判断基準は、こんなにも自分の認識とずれてしまうものなのか」というショックは強烈だったようで、いまだに私は、自分の書く字がヘタッピと思ってしまう。
なので、そんな文字を「かわいらしい」と言われると、新たな魅力を見出されているかのようで、なんだかすごくキマリが悪くなるのだけど、最近になって「そうか、それなりに、私の文字も成長して、それなりにキャラ立ちして、芸達者になってきたのかな」とも思うことがある。

ちなみに、私がいままでみた中で、もっとも「かわいらしい文字を書く男」は、いま勤めている研究所の2代目所長のアフリカ研究者S先生。たまにお手紙をいただくのだが、軽快なタッチとほのぼのした丸っこい文字が、その先生の人柄とマッチして、とっても気に入っている。ああいう文字がかけるようになりたいと、最近ちょっと意識しながら書いていたりする。

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2006.04.25

例の共謀罪について

このブログで、昨年9月に書いた「共謀罪」について。

強行採決されそうな、この不気味な法案について、ようやく今日の「報道ステーション」においても、ちょっとした特集が組まれていた。

最近の、例の電気用品安全法での、PSEマークの騒動もそうなのだが
音楽業界の人たちが「最近になってPSEマークの法律を知った」とかいっていて、
でも実際の審議や成立過程は、ずっと昔から行われていた経緯があり、
まさに「そうなのか早く言えよ状態」の典型的な事態が垣間見られるわけだが・・・

この「共謀罪」についても、もはやすでに強行採決されそうなタイミングになってはじめて、メディアが警鐘を鳴らすという状況。おそいよ!!と素直に思う。
逆に言うと、この「遅さ」が、また一方では、主流メディアにとって「必然」なのかもしれないという、そっちはそっちで、考えただけでもハイパー恐ろしい事情を想像し、裏読みしてしまいたくなる。

というわけで、今後もし共謀罪とかが施行されてしまうと、知らない間に、またPSEマークのごとく、急にバタバタと「なんじゃあそりゃあ!?」ということになりかねないので、なんとかして知恵をつけたい、と思う今日この頃です。

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2006.04.23

友人小野に気をつけろ byピンクフロイド

ピンク・フロイドの曲に、「Careful With That Axe, Eugine」というのがある。

この曲の邦題は「ユージン、斧に気をつけろ」である。
(ちなみに、どうしたって、この邦題だと「友人小野に気をつけろ」とでもいいたくなるのであるが、いまグーグルで調べると、同じようなことを書いている人はちらほらいるみたいなので、ちょっと和んだ)

で、
「ユージン、斧に気をつけろ」。

いつ読んでも、
とても意味深なタイトルだ。
しっかり、気をつけてもらいたいもんです。ユージンさん。


ていうか、こんなセリフを日常で言われたら、ほんとに怖いですね。背筋がぞっとします。

で、実際、この曲というのは、はっきり言ってしまえば「ロック界随一の肝試し用BGM的ソング」なのであります。

そう、本気で怖い。
ただでさえ初期のピンクフロイド、怪しい異空間的ロックの傑作を世に放っていただけに。
「雰囲気作り」という意味では、やはり右に出るものはいない名人芸。

昔、あるコラムで「心して聴かないと命を落としかねない」とまで書かれていた曲、「ユージン、斧に気をつけろ」。
(またしてもどうでもいいことを書くが、いま『ユージン』と日本語入力してから変換キーを押すと、ちゃんと『Eugene』とも表示され、ちょっとビクッとなった)

そんななか、グーグル・ビデオのサイトで、この「ユージン、斧に気をつけろ」の演奏を収録した、めずらしいVTRがアップされている。
怖いもの観たさの人のみ、心して試聴してください。(こちら)トータルで7分43秒。できれば部屋の電気を暗くして、パソコンにヘッドフォンをつないで。

で、オチとしては、
この曲を何度も聴き、「どこが恐怖感をかきたてられるポイントか」というのもすっかり分かっているはずの私ですら、このVTRを観ていて、その「恐怖ポイント」に差し掛かったとき、普通に「うわァーー!!」となってしまった、ということである。
自分がバカっぽかった。わかっているはずなのに。
ゆえに、VTRとしてはよく出来ているバージョン。

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2006.04.22

花道は夢物語として

ひさしぶりにじっくりサッカー中継を堪能。

ハイバリースタジアムでの、これが最後のノース・ロンドン・ダービー。アーセナル対スパーズ。
見届けることができてよかった・・・ハイバリーは、これは一生の自慢なのだが、「21世紀に最初にサッカーの試合を観たスタジアム」なのである。長い間親しまれてきたスタジアムも今シーズンで最後になる。
そんなハイバリー。
いやー、
しびれました。
最大のライバルを相手に、アンリの執念で1-1ドローに持ち込んで。

アデバイヨールが左サイドで粘って出した早いパスを、走りこんだアンリが、右足内側でトラップ→すぐ右足外側でボールを流し込む、というゴール。
右足から右足です。内側から外側。このタイミングじゃないと間に合わなかったわけですな。見事にキーパーの脇を抜けていき・・・ていうか、ゴールを決めてあんなに咆哮するアンリもはじめてみた。気持ちが入っていた。

そして、やはり私は、ああいうアンリの絶妙なトラップに、どうしてもベルカンプ大先生の影響を見出したくなる。
ベルカンプ大先生の引退試合は、新スタジアムのこけら落としの試合となるようで・・・
ひとまず、私は今年に限ってはアーセナルのチャンピォンズリーグ制覇を心底願う。
ベルカンプ大先生の花道がCL制覇なら、夢物語だ。
(とりあえずyoutubeで観られる『ベルカンプ大先生名場面集』もリンクしておきます。)

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2006.04.21

締め切りは春風とともに

大学の構内でチラシを貼っている途中、一枚の掲示物に目がとまる。
それは就職対策の講座に関する事務連絡で、タイトルが

自己発見レポート未提出者

というものだった。

リストには、未提出者の学籍番号が並んでいる。


自己発見レポート、未提出者。

・・・・・。

なんだか、私も、
はやく「自己発見レポート」を提出しなくてはいけないような気分にかられた。

しかし、まったく書き方がわからない。

自己発見レポート。
遠くに見える壁のような・・・
忘れかけた日々の出来事・・・
メンバーが思い出せない飲み会・・・
夜明けの光景をめぐる、ささいな意見交換・・・
いつまでも続くかのような終わりなき日常・・・

や、そんな詩的な表現はともあれ。

自己発見レポート。

すいません、提出できません。
そのかわり、ブログの更新で勘弁してください。

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2006.04.19

そういう星の下で

実はつい先週、ミクシィで「新庄語録」をあつめた笑えるコミュニティをみつけたので、嬉しがってちょっと入ってみたりしていたのだが・・・まさか、そんな矢先に、ねぇ。

衝撃の引退宣言から、一夜明けて。
今日の試合の第一打席で、またしてもホームランを打った新庄。

そういうことなんだよな。だからこそ、この人はすごいんだっていうことなんだな。

今朝の産経新聞では・・・なぜか最近、この新聞は若者に対して妙に挑発的なメッセージを発していて気持ち悪いんだけど・・・昨日の新庄について「ワガママな辞め方」とバッサリ評していたりするわけなのだが、いやいやいや、そんな騒動を巻き起こした翌日の第一打席で、スコンとホームランを打つという、その圧倒的な「説得力」の前には、結局のところ、何にもいえませんよ、我々には・・・。

さすがに今日は参りました。乾杯。

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2006.04.17

100人幻想

さっき「報道ステーション」で、とある事件のことが取り上げられていたとき、「・・・100人の捜査員を動員し・・・」という説明が流れた。

100人の捜査員。

つまり、この文脈だと、それほど多くの人員を配置して捜査にあたっている、という意味を込めているのだろうけれど。

しかし、ちょっと待った。
たしかに、普段から事件取材をしている記者にとっては、100人の捜査員が登場すれば、それは「多い」という判断がつくのかもしれないだろうけど、一般人にとっては、100人が基準より多いかどうかなんてこと、判断つかないはずだ。

散歩中のおじいちゃんが、普段からとっても大切にしている、孫からプレゼントされた赤いベレー帽をどこかになくしてしまった。
こういう事態においても、100人の警察官や近所の住民が総出で探し出してもいいじゃないか。それぐらいの気概を持っていたいではないか。できることなら私も一緒に探したいぐらいだ。「っ赤色って、またハイカラなベレー帽を!」とか言いながら・・・・

というわけで、「100人の捜査官」が登場しようが何をしようが、「だからといって、それがどうした」と受け取っておきたい。客観的事実であるなら、それでいい。

ついつい、自動的に「あ、多いのね」と受け止めてしまうような、そういうコトバは気をつけたい。メディアから発せられるコトバだと、なおさら。


もしかしたら我々には「100人幻想」というものがあるかもしれない。
100人イコール、「多い」わけだ。

真っ先に思い浮かぶのは、『一年生になったら』の歌だ。(まど・みちお作詞/山本直純作曲)
「友だち100人できるかな♪」
というのは、あくまでも「100人=大人数」という意味よりも、むしろ「小学校に入りたての児童にとって、100以上の数値を処理するのは限界がある」という事情によって定められた歌詞ではないかと思える。「友だちが2985人できるかな♪」であってもいいじゃないか。結局のところ、我々は人生においてそれぐらいの人数と、ともに飲み、吐き、語りつづけているんじゃないか、と。


つぎに思い浮かぶのは、やはり「100人乗っても大丈夫!」のCMでおなじみ、「イナバ物置」だろう。
「100人幻想の精神的支柱」ではないかとすら思える、その圧倒的な存在感。

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(本当に100人いるか、さすがに今日は数えません。)

ここのホームページをみると、「屋根が丈夫なのはCMをご覧になればおわかりですが・・・」とも書かれており、私が物心ついた頃からずっと続いているあのCMによって築き上げた、ゆるぎない信念を感じさせる。

ただし、多少知恵がついてきたら、さすがの私も「普通に業界で定められた基準値でいけば、人が100人乗ったところで、たいていの物置は大丈夫なんだろう??」とかいいたくもなる。
むしろ、私がもしこの物置会社の社長であるならば、
「CMでは、傍らにロックバンドを演奏させて、物置の上で100人のオーディエンスがノリノリでジャンプし続けるようにせよ」
と指示するだろう。(追記: さらにいうと、CMで物置の中に収納するクルマは、もちろん社長自身の所有車を設置するのだ。
100人がノリノリで飛び上がったりしても、ビクともしない物置なら、私も素直にリスペクトだ。

やはりロック魂は必須。
(そんな結論かよ、今日は)


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2006.04.15

混雑するステージを回想しつつ

最近はYouTubeのサイトでいろいろと昔のビデオクリップなどを検索するのが楽しいわけだが。

先日みつけたのは、私の記憶にも確実に残っている場面。
小室哲哉がプロデュースしていたアーティストたちが勢ぞろいし、大晦日の夜にカウントダウンをしていたときのテレビ放送で、「YOU ARE THE ONE」を歌ったときの様子だ。(こちらです

クレジットをみると、1996年の大晦日だという。もう10年前なのか!!
ともかく、当時の私はこれをリアルタイムで観ており、「なるべくこのことは忘れないでおこう」と思ったのである。きっとそれは、不謹慎ながらも「小室哲哉の全盛期が今そこにある」と感じていたからだろう。

で、今あらためて観てみると、そんな全盛期についての思いも確かに残っているわけだが、それ以上に「ツッコミどころ」が沸々とわいてくるのが、なんとも微妙である。なんせ冒頭では内田有紀が歌い始めるわけで、ほかにも「あ、あなたもそういえば小室ファミリーでしたか!」といいたくなる人がいたり・・・また、当時はdosというグループの一員として活躍していた、後の「KABA.ちゃん」の姿も見受けられて、「うわー、当時はこんな風だったっけ」と思わずにはいられなかったり・・・
なにより、後半のサビでの、華原のトモちゃん→KEIKO姉さんというリレーが、観る者の心に言いようのない切なさを喚起させたり・・・

いやはや、10年前。僕らはみんな、無邪気だった気がする。

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2006.04.14

いわれてみれば

今日のネタは、ヤフーのニュースより。
自然界最強の接着剤あった 細菌で、市販品の倍以上

水道管の内側など水が多い場所にくっついて生息する細菌の一種が、市販の「強力」接着剤の2倍以上の接着力を発揮できることを、米インディアナ大などのチームが13日までに実験で確かめた。自然界最強の記録だという。

ということで、「自然界最強」とかいわれると、なんだかアロンアルファもひるんでしまうコピーだな。映画館にいくたびに、予告編で流される新作映画の大半が「全米No.1大ヒット」だったりする感覚に似ている。
でもまぁいずれにせよ、人類が出会うもっとも強力な接着剤が、人間の手で合成してできるものではなく、自然の物質から発生するかもしれないというのは、ひとつのロマンを感じさせるわけだ。

ただ、このニュースでもっとも唸ったのは、

水に強く、人体への毒性も確認されていないため、接着成分だけを大量生産できれば、外科手術などの用途に理想的。しかし「機械にくっつかせず製造できるかどうかが問題になりそうだ」という。

このくだりを読んではじめて、そういや、接着剤って、どうやって工場で作られているんだぁー!?と、あらためて考えさせられたわけである。

たしかに、作っている途中で機械のなかでネバネバしたら、作りにくいよな、と。

こういうとき、化学の原理とかをぜんぜん知らない者にとっては、いろんな想像をしたりするわけだが、あんがいひょっとしたらすごく簡単だったりするのかもしれない。
ちなみに、いまこういうサイトをみつけた。のり工場のバーチャル工場見学。なかなかファニー。
きっと、温度とかの状況をコントロールして、常にかき混ぜるとかでノリや接着剤の凝固を防止しているんだろうけど。
あーー、それにしても、いっぺん観にいきたいよな、接着剤工場。
今まで考えたこともなかった。「接着剤工場の、接着剤の扱い方」というテーマ。盲点だった。くやしい。

私はこの手の問題を、自己流に総称して「看板屋さんの看板問題」と呼んでいる。つまり「町の看板屋さん自身の軒先に掲げられている看板は、どこまでその看板屋さん自身の力量が表現されているのか/されていないのか、その現出のありようを考察する」ということなのだが。このテーマもその問題系に近いと思えるので、久しぶりにドキドキしたわけである。

ちなみにこの「看板屋さんの看板問題」には、ほかにもいろんな種類のテーマが考えられる。たとえば「ビール会社における下戸社員の存在可能性問題」とか、「かつらメーカーの社員のかつら率問題」などなど・・・


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2006.04.12

奈良公園

逆説的ではあるのだが、
もし奈良公園一帯に、
あのシカたちが存在していなかったら、
私はきっと、「ここはロンドンの公園みたいで素敵ですね」と
言っていたかもしれない。

というようなことをおぼろげに考えながら、このまえ、奈良公園周辺を歩いていた。
しかしこの奈良市民は、子どもの頃からめっきり地元の観光名所や歴史などに興味がなかったので、
実はほとんど奈良を知らないんだなぁということを、歩くたびに痛感する。
浮見堂とか、あらためて来ると、普通に楽しめた。
そしてよくみると、とてもくつろげそうな公園エリアもあったりする。意外な穴場を見つけた気分だ。
身近に、こんな「ロンドン的な安らぎ」を見出せるのであれば、もっと積極的に探訪すべきだろう。今まで何をやっていたんだ・・・という気分。

さて、この数年、いろいろとあたらしい自転車を物色していて、ようやく決めた1台がもうすぐ入荷する。今年はチャリであちこち動きたいと画策中。
「奈良の記憶」を、たくさん定着させておきたい。浮見堂から広がる桜の、水面に映える淡い色とか。

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2006.04.11

歩き続ける

bayashiくんに勧められたので、ザ・ヴァーヴの名曲、「ビタースイート・シンフォニー」のプロモ・ビデオを観る。(グーグル・ビデオでも観られます。こちら

ただひたすら、人にぶつかろうが、街路を歩き続ける。

それだけのビデオなんだけど、この曲の雰囲気もあいまって、押し寄せる高揚感がいい。

ところで劇中、人にぶつかりながらもまっすぐ歩き続けるボーカルの主人公が、停車中の自動車にでくわしたかと思うと、ヒョイッとボンネットの上を歩いたシーンが個人的にはグッときた。
というのも、以前どこかで読んだのだが、ヨーロッパのどこかの国で「歩道に路駐している自動車の上を歩く市民活動」みたいなものが存在するらしく、その心意気にはげしく感心したものである。(あ、この劇中では、別に自動車を路駐していたわけではないけどね。あしからず)
思わずそんな熱い市民活動のことを思い出させてくれる、ザ・ヴァーヴのPVでした。

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2006.04.10

DPZ-RADIO

デイリーポータルZのサイトでは、毎週日曜日にmp3ファイルの「デイリーポータルZラジオ」が配信されている。

私はもっぱら、朝の通勤電車の中や駅からの徒歩のときに聴いている。

ニフティのBBフェスタでのイベントなどで、実際に間近でお会いしたことのある方々だということもあるのだろう、えんえんと微妙なトークを繰り広げていても、なんだか不思議とほっこりする。まるで馴染みの人々と夕方の学生食堂とかでくだらないおしゃべりをしている感覚に近い。すっかりお気に入りのコンテンツになってしまった。

最近ではリスナーに、テーマを決めて留守番電話にメッセージを吹き込んでもらい、それをダシにトークをしているのだけど、留守番電話の音声がむちゃくちゃ聞き取りにくかったりもする。でもなにやらこのライターたちは、その音声に反応して、いつものように微妙なトークを繰り返す。だから、聴いていても、なんだか不思議に許せてしまう。とりあえずライターさんたちが盛り上がっている状況に、心地よさを覚えているのか。

ちなみに今日聴いていた第34回では、『釣りバカ日誌』の「釣り」をとって、単なる『バカ日誌』っていうのはどうか、という林さんの何気ないトークに、電車の中で死にそうになった。なんで朝っぱらから、電車の中で必死にクチを抑えてこらえなくてはいけないのか(だったら聴くなよ)。
でも『バカ日誌』は前フリの伏線があってはじめて笑えるネタであることに今気づく。文章で書くとなんとも面白くないのが残念だ・・。

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2006.04.09

気がつけば

一ヶ月ほどまえ、長姉から教えてもらっていたにも関わらず、
昨日の時点で・・・気がつけば・・・上映が終っていた映画、
「ジョー・ストラマー/レッツ・ロック・アゲイン!」@京都みなみ会館。

あああーーー。

ジョー・ストラマー。つまりザ・クラッシュのフロントマンで、一昨年逝去してしまった。
そんなロンドン・パンクの伝説を体現していた彼のドキュメンタリー映画だそうで。

気がつけば上映終了していた・・・最近そんなんばっかり。

今度は4月22日から28日まで、神戸のアートビレッジセンターでレイトショー上映があるみたいで。
レイトショー・・・神戸かよ・・・帰れないやん。

ちなみに、ボブ・ディランのこれまた話題のドキュメンタリー、「ノー・ディレクション・ホーム」も同時期に上映されていたので、たのむからそういうコンテンツは、時期をわけてやってほしいと、思ってしまった次第。

もっと日常的に、みなみ会館の上映スケジュールをチェックしたいです。

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2006.04.08

白い日

今日はずっと、天気がへんだった。
京都や奈良にいたわけだが、どうにもこうにも、遠くが白く霞みまくっている。
友人は、黄砂か何かが飛んでいるのかもしれないといっていたが、「それにしてもこれはおかしい」といっていた。

大規模な真昼の霧。そんなかんじ。

こういうのを見かけると、なんだか最近じゃすぐに「ひょっとして大規模な自然災害が起こるんじゃないか」とか思ってしまう。

・・・と思ったら、すぐにヤフーのニュースで「西日本や東北で黄砂を観測」とあるじゃないか(笑)いやはや。心持ちちょっと、安堵感少々。

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2006.04.06

バンド名

このまえのエープリルフールの日の記事には、当初は別のことを書こうと思っていた。

「バンドを組みました。実は今日ライブがあります」とか。

ちなみにそのときのバンド名としてずっと考えていたのは
「ジローラモ」
だった。

ジローラモ。
ありそうじゃないか、そんなバンド。
3人編成の、モッズ風な。

ちなみに同僚のmizuix☆氏は髪を切ったので最近どことなく、ジローラモさんっぽいです。
そのうちモノマネもしてくれることでしょう。

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2006.04.03

機上にて

週末に奈良の「夜猫」さんにて、figueさんと姉の企画したイベントがあったのでお邪魔しにいっていたのだけど、そこで読ませてもらったfigueさんの「パリ旅行絵日記」のアグレッシヴかつ悲惨な(笑)内容に、失礼ながらお腹をよじらせるほど笑ってしまった。

飛行機って、考えてみたらすごく他人に迷惑をかけずにはいられない居住空間のような気もしてくる。
隣のお客さんのぶんのイヤホンジャックに、知らず知らずに差し込んでしまうことは、私もやってしまいそうだ(笑)

飛行機といへば。
私の場合、生まれて初めての飛行機が、生まれて初めての海外旅行、しかも独りロンドン行き、というのであったのだが・・・やはりトラブルエピソードが展開された。

すでにいろんな知人に言いまくったエピソードではあるが・・・たまたま受け取ったオレンジジュースのコップが壊れていたのか、いきなり底が抜けて、ズボンが水浸しになってしまったのである。

日本人の男性クルーが飛んできて「申し訳ありません」とクールにいいながら、「こういうのはフキンで叩くようにして拭くと、シミになりにくいんです」という解説とともに、何が起こるのかと思いきや、もっとも被害の激しいズボンの股間付近をパコパコと叩かれ続けて。

なんせこっちはタダでさえ初めての飛行機だから緊張していたので、そのときじっと身動きせず、ただ石のようになっていたさ。そして繰り返し思ったことは、いま上空1万メートルで、知らないオジさんに股間を叩かれ続けている自分は、果たしてこの10日間のロンドン旅行を無事に生きて帰ってこられるのかどうか、ということで・・・

そのとき手にしていたのは・・・飛行機内でリラックスすべく、自分にとってもっとも心安らぐ小説、おなじみダグラス・クープランドの『ジェネレーションX』の文庫本。
107ページあたりは、今でもしっかり、高度1万メートルで被ったオレンジジュースのシミが盛大に残っている。
ちなみにそのページの本文欄外に記載されている「用語集」のネタは「孤独のカルト」で、「いかなる犠牲をはらっても自主性をもつことが必要になること。たいていは長期的な人間関係を犠牲にする。原因はしばしば、他人からの過度に高い期待感」という説明書きがある。なんか示唆的なかんじ。

でもって、そのとき乗っていた飛行機は、ドイツのルフトハンザ航空で、最近『ニューズウィーク』誌の「世界の航空会社安全ランキング」で堂々の第一位を獲得した会社である。たしかに納得できる。ズボンについたオレンジジュースのシミは綺麗に消えていたし。あぁ、たしかに、危機管理について迅速な対応をしてくれたと思うよ。感謝だね。

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2006.04.02

天文学セラピー


「天文学セラピー」。

この言葉は、グーグルで検索しても出てきません。
というわけで、この言葉はオリジナルです。商標登録しておきたいほど。

こんどのフリペにはこのネタで書こうかと思ったりするのですが、天文学って昔から私にとっては「癒し系」な感じなのです。

ちょうど昨日寝る前に、ディスカバリーchで「銀河系の未来」とかいうテーマの番組を観ていて、あらためてその思いを強くしたわけです。
銀河系とか太陽とかが将来(といっても何万年、何億年も先のことなんだろうけど)どんなふうになるかとか、そういうことに考えが及んでくると、もはや私の取るに足らない生活の些細な不満とか悩みとか、どうでもいい気分になってくるわけで。そう、まさにデール・カーネギーの『道は開ける』に出てきた、潜水艦でじっと攻撃を耐え忍んだ兵士のエピソードに通じる気持ちになってくるわけです。
昔から天文学的な話には、そういう「カタルシス効果」を感じるので、これってある種のセラピーだよなぁと思わずにはいられません。
そもそもビッグバンが起こって、最初に星ができる兆候が現われるまで、5億年かかったとされているらしくて、その話だけでも「マジかよ!」となります。5億年。そのあいだ、その空間ではウダウダとした時間が流れていたんでしょうね。いったい何のために、どういう意志が、こういう星を作らして、他愛もないおしゃべりとか交通法規とか、宅配ピザとか形状記憶シャツとかを生み出したんでしょうね。

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2006.04.01

LONDON

いまロンドンに来ています!
案外暖かいです。空気が乾いている感じ。いい天気です。
チェルシーの試合を観たかったのですが、やはりチケットも取れず、レスタースクエアのチケット屋では250ポンドとか書いてあるので、ありえません。今日の試合は近所のパブで観戦します。あと4勝したら優勝なんで、盛り上がることでしょう。
いやーー、やはり公園はいいですね。最高です。ハイドパークは緑色の芝生が輝いています。だらだらとベンチに腰掛けながら、テスコで買ってきたバナナを食べています。このあとテート・ギャラリーにいきます。ミレーの「オフェリア」を堪能しにいきます。


はい。ウソです。

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