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2006.05.15

ひょっとしたら、置いてきた夢のつづき


ワールドカップにのぞむサッカー日本代表の23名が発表された。

松井大輔と鈴木隆行が選出されなかったので、個人的にはガッカリ感の強い選考となった。
ワールドカップに向けて、個人的にはさらに盛り下がる格好となってしまう。

しかし、この23名にすべてを託すしかない。

なので、あらためて冷静になって、「ジーコにとってのベストメンバー」を考えてみた。
とはいえ、このメンツだと、すぐに答えがでやすい。

4-4-2だと

       柳沢    高原
    中村        中田英
        小野  稲本
 アレックス 宮本  中澤  加地
           川口

となるであろう。
「なんだよ結局また“黄金の中盤”やるのかよ」とか思うだろうが。

「・・・・・・・・・。」

しかし、なんだろう、この既視感、デジャヴは。

「・・・・・・あ!!」

そうだ。
そうなのだ。

わたしには、このチームが、2000年のシドニー五輪代表のようにみえてくるのである。

思い出してほしい。

2000年、あの夏、あぁ、もう。

わたしにとって、もっとも自分の生活とサッカーの結果が、異様なほどの自分勝手な結びつきで語られていた、あの夏。


上記のベストメンバーから、スタメンをそれぞれ、小野→遠藤、アレックス→中田浩二、川口→楢崎、にチェンジしてみると・・・

         柳沢   高原
      中村       中田英
         遠藤   稲本
     中田浩 宮本 中澤  加地
            楢崎


あああああ。

90.9%、

             2000年の夏だ。


私が自分の分身のように応援していたチームが、思い出の向こうから見え隠れする。
アデレードで、アメリカ代表に激闘の末PK戦で惜敗し、すべてが終ってしまったあのチームが。
大学の近くのちゃんこ屋の座敷で、
オープンキャンパスの打ち上げをよそに、
知らないヤンキーらと一緒になって小さい携帯テレビを囲みながら、
中田のあのシュートの弾道に、
叫んで、
ため息をついていた、あの夏の。

そして、あらためて今回の組み合わせをみると、日本が予選リーグを突破したら、グループEのアメリカと対戦する可能性があったりする・・・・・

想い出の再戦。

置いてきた夢のつづき。

そう思うと、やっぱり今度も、
しっかりジーコJAPANを応援しようかな、と思い直す自分がいる。

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Comments

隆行が選ばれそうにないのは心の準備ができていたけど、松井に関しては選ばれるんじゃないかと少しは期待していただけに、残念です。
けど、このメンバーを信じるしかないので、僕ももちろん応援する所存です。
アゲアゲでいきましょう(笑)

Posted by: hiroshi | 2006.05.16 00:24

アゲアゲ(笑)。そうやね、信じるしかないよね。どこまでいけるのか、しっかり見届けたいと思います。>hiroshi

Posted by: タテーシ | 2006.05.16 00:39

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