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2006.08.27

海賊ラジオ

 最近、DIY文化の精神史をたどるAmy Spencerの「DIY: The Rise of Lo-Fi Culture」という本をひたすら読んでいるところなのだけれど、イギリスにおける海賊ラジオの話がでてきて、グァァァっと、とても熱い気持ちになったので、その勢いでここに記しておきたい。
 イギリスでは公共放送のBBCがあるのだが、この局はコンサバなラジオ番組しか放送しなかったため、当然ながら1960年代ごろから、若者文化において「(特にアメリカからの)あたらしい音楽」を欲する機運が高まるわけである。
 こうして自主制作の「海賊ラジオ局」を作るわけだが、それまで私はてっきり、それらの海賊ラジオ局というのは、普通に民家の軒先とかから電波を飛ばしていたのだろうと思い込んでいた。
 しかしこの本ではじめて知ったのだが、イギリスにおいて海賊ラジオをはじめるにあたって採用されたアイデアは、イギリスの領海を少し外れた国際水域まで船を出して、そこから電波を発信するというものだった。
 「船かよ!」と。
 このアイデアと、それを本当に実行してしまうバイタリティというものに、感じ入った。 
 いまやインターネットでネットラジオが誰でも発信できる時代になったわけだが。
 自分たちの届けたいメッセージや音楽を、ボートや船に託して海に乗り出すという、その当時の、どーしよーもなく熱い連中の心意気を思うと、グッとくる。

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Comments

まさに青春ですねー
船を出航させるほうが、電波を飛ばすことよりも何倍もの労力やポンドがかかるような。

こういう熱いこと、僕らもやりたいですねーーー

ネットラジオやポッドキャストでHOWEが配信される日が来ることも、近々楽しみにしております。

Posted by: xin.s | 2006.08.28 17:37

ねぇ?(笑)船って、どんなに重労働やねん、と。この熱さは、いつかのHOWEポッドキャストで・・・(本当か)>xin.s

Posted by: HOWE | 2006.08.28 23:47

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