単純な理屈
先日も書いたように、Skypeのことが気になっている。
さっさと導入すればいい話なのだが、なにぶんパソコン関係のことは、「用心深く調べてから導入」するのが私のありがちパターン。
いやー、知らなかったなぁ、こんなの。
ブロードバンドでネットをつないでいるパソコンがあれば、Skypeをダウンロードして、あとはマイクなどをそろえるだけ。そうすれば、スカイプ同士のユーザーだと長距離電話も国際電話もネット経由でやるから無料。5人で同時会話もいけるらしい。何より音質がすばらしいとのこと。
すでに「メッセンジャー」とかが普及しているから、そんなにすごいことのようにも思われないのかもしれないが、ややアナログな私にしてみたら、これでもかなり驚愕的である。
もともとこれを開発した会社の本拠地がルクセンブルグとかだったりして、なんだかそのへん、妙にキャラが立っている感じがある。
でもこんなに革新的なツールなのに、まだそんなにお茶の間レベルに浸透していない話題だよなぁ、と不思議に思うのだが・・・よくよく考えてみたら、あれだ、いまのテレビとかのメディア媒体は、その多くの広告を携帯電話とか通信事業体からのスポンサーによってまかなっているからだろうな、と・・・。
なので、普通にテレビの情報番組とかで「驚異のスーパー電話・スカイプが流行!」とかいう特集は、よほどのことがない限りお目にかかれないだろう。
そういう状況を転覆させるためにここでやはり大事になってくるのは、口コミであり、そして「ミーム」の伝播力だ。
そして、
少なくとも今の僕が見る限り、だんだんと世の中においては、少しずつ「英国70年代初期パンク的思想」が技術革新を背景にじわじわと成長してきているんじゃないかという、かすかな希望がある。
「21世紀を考える重要キーワードのひとつは、『パンク』だ」と、あらためて書いておく。
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