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2006.12.11

データの受け渡しと、信頼の引渡し

いまの仕事をはじめてから、チラシやポスターの印刷はすべて「ウェーブ」という滋賀県の激安印刷業者に発注している。
フリペ制作者としても、こうした印刷業者の値段設定には日々注目してしまうのであるが、いまのところ私の探した限り、ここより安いところはない。

ただし安いのはそれなりに理由があって、印刷データのやりとりや、連絡事項のすべてをネット経由で行い、かつ通常のオーダーだと「校正作業」ができないのである。
つまり、この業者で印刷物を作るのは「一発勝負」であり、そして印刷物が完成して、宅配で到着してダンボールを開けるその瞬間まで、果たして印刷物が自分の思っていたとおりにできているのかどうか、定かではないのである。

自分を信じ、そしてウェーブ社の仕事ぶりを信じるしかないのである。
これほどまでに「信頼感を賭けた一発勝負」って、そうそう体験できない。

実際、過去に作ったチラシのなかで、「うわ、こんな色にするつもりはなかったんだけどなぁ・・」となったことは、じつは何度かある。逆に言うとそれだけ素人仕事だということでもあるのだが・・・。ただどうしても、パソコン上で認識する色彩の幅と、実際の紙の上では、どれだけ精緻に作ったつもりでも、ズレがでてしまう。

なので、今年は少なくとも5回、このウェーブ社で私は印刷物を作ったわけであるが、
完成したデータを送信する作業のときなど、何度やっても常に緊張を強いられるのである。
この緊張感は、あまり「開き直って楽しめる」種類のものでもなく、普通に、 い や だ(笑)

もし失敗したデータのまま送って、数日後送られてきた印刷物の出来上がりが失敗に終わっていたら、そのときは誰にもチラシを見せず、すみやかに自腹を切って、新しいデータを作って「納期短縮・当日完成コース」のオーダーを出す覚悟は常にできている。
幸い、そういう状況がいままで生じなかっただけであり、それはそれでラッキー、といったところだ。

はじめてウェーブ社でポスターを作ったときは、入稿までの道のりで何度もつまづき、かなり動揺しまくった思い出がある。
イラストレーターのソフトをはじめて触ったようなズブズブ素人だから、なおさら被害は拡大しつづけた。
結局、決定稿を入稿するときは、どうしようもなく不安にかられて、しかたなく直接滋賀県の本社まで駆け込んでデータを持ち込み、その場でスタッフさんからデータの不備などを指摘してもらったのであった。
ただし、そのときのスタッフさんが、やたらと親切で、「いやー、それでもここまでよくがんばりましたよ」的な雰囲気で応対してくれたので、かろうじて今の私があるといってもいい(なんなんだ)。

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