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2007.02.21

「精神的立てこもり」

まだ誰もこの言葉をネットで書いていないのだけど。


「引きこもり」という言葉ではなく、
「精神的立てこもり」
という言葉を使うべきだ、と考える。

なぜかというと、
「ひきこもる」というフレーズには、
当事者その人の「無力さ」とか「弱さ」が、
自然についてまわる、そういうニュアンスが込められているように思えるからだ。
言葉づかいというのは、ストレートに政治問題なのだ。

なぜ、ひきこもっている人たちが、世間の評価により、勝手に「弱くて無力な人」として認識されなくてはいけないのか、ということだ。

だから、私が思うに、「引きこもる」というよりも「立てこもる」ほうが、当事者の能動性、主体性をちょっとは取り戻せるような気がしている。
「精神的立てこもり」というのは、すなわち、そのまんま、ちょうど銀行強盗が人質をとって立てこもっている、そういうイメージだ。
つまり、部屋のなかで、当事者は、何かを人質にとって、外を包囲する何者かに向けて、要求をつきつけたり、おどしたり、メッセージを発しているのだ。
そうなると、ひきこもる人たちの、アクティブな何かが感じられないだろうか。「精神的立てこもり」。

ひきこもっている人たちが、その行為を「引きこもり」という言葉で自らをもカテゴリー化して、ますます自分たちを自ら無力な存在にしないためにも、僕はあえて「精神的たてこもり」と言っておきたい。彼らは銃をつきつけて、外にいる何者かに何かを要求している、そういうダイナミックなビジュアルを思い浮かべたい。彼らの存在を「物言わぬ他者」にしてはいけない。そんなカテゴライズをさっさと破壊すべきなのだ。

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Comments

確かに、引きこもりという言葉からは、積極的なイメージが持ちにくいですね。

Posted by: キョコー | 2007.02.22 at 22:09

キョコー>そう感じてもらえると心強いです。これからは精神的立てこもり、と言いましょうぜ。

Posted by: HOWE | 2007.02.22 at 22:50

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