« April 2007 | Main | June 2007 »

May 2007

2007.05.31

WIRED VISIONより

 「自分の顔や車のプレートが――『Google Maps』は要注意」の記事をうけて。(記事はこちら

 グーグル・マップの『Street View』(日本語版サービスはまだ)についての記事だ。
 もはやここまでくるか、という詳細な地図サービスは、たまたまそのとき通りを走っていた車のナンバーや、人の顔までをもデータベースのなかで閲覧可能にさせてしまうのだ。

 むかしメディア論の講義で聞いた話を思い出す。
 よくテレビのニュース番組で、報道の内容とは直接関係ない、イメージを伝える映像として「資料映像」が流れることがあるが、あるとき「街中を歩く人々」というテーマの資料映像がつかわれたときに、その映像にたまたま不倫のカップルの姿が映りこんでしまい、それがきっかけで身内に不倫がばれてしまい、カップルのどちらかが自殺に追い込まれたということがあるらしい。
 公共空間で、同意なく自分の姿がメディアに記録されてしまうことの恐ろしさというものを、ここまで残酷なかたちで示した実例はないわけだが、まさにこの記事で紹介されているグーグルマップの新機能も、そういう点については何にも防ぎようがない。どうなることやら。

| | Comments (0)

2007.05.30

「エースをねらえ!」

mizuix★氏が「エースをねらえ!」についてブログで書いていたのを読んで、ぜんぜん関係のないことを考えてしまった。


「エースをねらえ」とは、テニスをモチーフにしたむかしのスポ根アニメの名作であるのだが(僕よりもちょっと上の世代がよく観ていたはずだ)。

「エースをねらえ」

という題名をあらためて考えてみると、

ふと、たとえばこのアニメが、
「サッカーで、相手チームのエースの動きを封じるべく、ハードなマークを徹底することに青春を賭ける守備的ミッドフィルダーの成長を描いた作品」
だとしたら、と想像してしまう。


つまり
登場人物: 主人公、ロビー・サヴェージ。

Savage10_7
どんな相手にも全力で立ち向かう守備的ミッドフィルダー。
背番号は8番。

そしてライバルチームのエース、ジョー・コール。

Joecolewestham2
7色のパスを繰り出す天才エース・アタッカー。
背番号は26番。

で、「エースをねらえ!」

というわけで、この物語は以下のような結末にいたる。

Savage3


エ ー ス 、 ね ら い す ぎ 。
 

| | Comments (2)

2007.05.29

もし今日起きていたら

よくみたらHOWE16号のあとがきに、このブログを紹介していて「意地でも毎日更新がウリ」って書いてあるのをみつけた。
あー、そんなこと書いていたのかオレは、という気分。

---

関西地方にお住まいの方は、今日の深夜3時まえぐらいから、NHK総合テレビで「のど自慢予選・奈良県大宇陀」の録画放送があります。
どこかのミクシィコミュニティのように、わざわざ録画してまで観るほどではないと思うのですが、もしこの時間まで起床している方がいたら、ぜひ一度観てみてください。純粋に楽しいです。本番の放送よりも、予選のほうがパフォーマンス的にグッとくるケースが多いです。

---

気がつけばポリスが再結成ツアーを開始していました(こちら)。
来年はアジアにも来るようで、気になりますが、とにかく3人とも元気そうでなにより。

| | Comments (2)

2007.05.28

問いと答え

「消費社会論をやっている人は、消費社会を批判しておきながら、自分自身の消費活動についてはどう思っているのか?」と問われた。

これにすぐ回答できない自分は、まだまだである。
そして考えれば考えるほどむずかしい問いだ。

苦しまぎれに自分が今いえることは、
「当然僕も普通に消費活動をやるが、消費社会論に触れたことで『何を消費しているのかを自覚すること』の意義を痛感している=無自覚な消費活動を反省するようになった」ということか。
うーん、どうなんだろうか。答えになっているんだろうか。

で、そうそう、こんな話題をふっておいてなんだが、
最近、パソコンのキーボードを交換したくてしょうがない(笑)

でもパソコンのキーボードをいろいろ試すことができるお店って、ほんとうにないんだよな。
現代における筆記具のようなものなのに、いろいろ試すことのできるチャンスがないというのは不満だ。
このまえたまたま「スイッチ式」とよばれるキーボードを触ったら、その感触がすごくよかった。ボタンを押すたびにカチカチとした手ごたえがあって、自分はそっちのほうが合っている気がした。

あと、「英語キーボードのすすめ」というのが書いているサイトをみつけて(こちら)、ちょっと揺らいでしまった。というのも、いままで英語キーボードは「Enterキーが小さすぎるから問題外」と思っていたのだが、それが実は大きな誤解であることを知ったからだった。

ともあれ、ひとまず私は「スイッチ式で、テンキーがついていないもの」を探している。

| | Comments (6)

2007.05.27

音楽がない

レンタル半額クーポンの期限が迫っていたので、ツタヤに行ったのだが、
「聴きたい音楽がない」ということで、何も借りずに帰ってきた。
そういうことは今までになかったことだ。

一瞬レッド・ツェッペリンとブライアン・イーノを借りようかと思ったが、なんとなく今はそういうエネルギーじゃないな、と思ってやめた。

実は店にいくまえは、借りたい音楽のテーマが明確にあったのだ。
それは「グループサウンズ」だった。
とくに今日は「ジャッキー吉川とブルーコメッツ」を借りたかったのだ。
最近「ブルー・シャトウ」がマイブームなのだ。
自転車に乗りながら鼻歌で出てくるぐらいだ。

しかし、私のいきつけのツタヤには、ブルーコメッツどころか、グループサウンズそのものがなかった。
なつかしの歌謡コーナーに、いつの間にか爆風スランプが収められているのをみて「時代も変わったな」と思ったほどだ。あぁ、爆風スランプの「それから」という曲は、私にとって涙なしには聴けない曲だ。(NHK教育の『まんがで読む古典』のテーマ曲でもあった)

60年代のグループサウンズが最近私のなかで熱い。
「ふるいロックの一種」として聴くと、なかなか味わいがある。
信じられないぐらい恥ずかしい歌詞とか、楽天的すぎるコーラスとか、ありえない世界観とか、いろんなところのジェネレーションギャップを楽しみつつ。
なんというか、「ビートルズに影響されてロックをやっている」んだけど、演奏している人々は、「昭和の日本で育った人々」だということがどうしてもにじみ出てくる、その汗臭さというか泥臭さというか。その感覚が今の自分にとっては(研究所でやっているレトロモダンな映画上映イベントもあって)おもしろい。

| | Comments (5)

2007.05.26

中国製土鍋の騒動をうけて

●お知らせ●

今回製作いたしましたフリーペーパー「HOWE」第16号は、印刷に使用した紙が中国製であることが判明いたしました。
鉛が入っているとは思いませんが、読後に体調をくずしたり、気分が悪くなった場合は、読者サポートセンターへご連絡ください。

いまのところフリーペーパーの自主回収は考えておりません。


Savage10_6
「だって今回の紙、ホームセンターですごい安価だったから」

| | Comments (2)

2007.05.25

工場見学

「全国工場見学ナビ」というホームページがある。
こちら

こういうのにはよわい。
あちこち行きたくなってくる。

| | Comments (6)

2007.05.24

小オチと大オチ

はしかとかいろいろ、みなさん健康には気をつけてください。
(自分もな)

---

産経新聞のスヌーピー連載に触発された。

「ピーナッツ」で描かれたいくつかの連載のなかには、ごくたまに、毎日展開されるその日のマンガが、複数の日々にわたって連続性を帯びて、ひとつの「大きな連載ネタ」になることがある。
つまり、それを可能にするためには、
「その日のマンガそのものが、一回で完結し、かつ面白いオチがつく」
ことに加えて、
「さらに次の日も、前日のネタをひきついだ新しいマンガとなり、やはりその日のオチがつく」
ということが続かなければいけない。
つまり「小さいネタ」を毎日積み重ねて、やがてそれが「大きなオチ」になるまで展開する、というのが求められるのである。
ここ数日の連載記事でいうと、自分も犬が買いたくて、近所のチャーリーの買うスヌーピーと遊びたがるがなかなか遊んでもらえないリラン(ライナスの弟ね)。リランはアイデアを思いつき、スヌーピーの兄弟で砂漠に独りで住むスパイクを家に招いて自分の犬にしようとするのだが、すったもんだの末、いざようやく両者が対面すると・・・というあらすじだったりする。毎日そのネタがその日その日でおもしろく終わっていき、やがて最後の最後で「大きいネタ」が炸裂する展開になっていくのだが・・・

・・・これって、やっぱりたいした芸当じゃないか? >故・シュルツ氏。
「小ネタを重ねて、大ネタを熟成させて、最後にドカン」みたいな。

だって、毎日書いているこのブログだって、そんなこと絶対無理だし。

「日々、面白く生きていきたい」とかいっているわりには、
今日も学生に「食べているときの顔が怖いですよ」とか言われたり。

だんだん書いていることすら主旨があやふやになってきたけど、
とにかく、スヌーピーに学ぶべきことは多いということだ(本当か)。

| | Comments (0)

2007.05.23

シド・バレットはつつましく生活していた

Syd_1

このあいだのヤフーのニュースで、
元ピンク・フロイドのフロントマンであったシド・バレットが、意外なほど高額な遺産を残していたことがわかった、とのこと。
(ニュースはこちら

ニュース報道によると、「好んで質素な生活をしていた」とある。
若くして音楽界から姿を消して、その後は本当に大変な人生を歩んで亡くなっていった彼について、最後の最後でこのニュース。
残されたファンとしての私の場合は、なんだか、正直に言って、(そのニュースが本当であるなら)、どこかで「ほっとした」気分になってしまうのも事実だ・・・「あぁ、シド・バレットにはちゃんと音楽活動による印税が入っていたのだな」ということの、微妙な安堵感やら。

ともあれ、

「シド・バレットは、晩年にいたるまで、慎ましく生活していた」

ということは、私にとってこれからも大切にしておきたい事実のひとつとなった。


その遺産で、遺族の方にはシド・バレットを記念する何かを残してほしいなぁ。
小さくていいから、ミュージアムとか、あるいはライヴハウスとか、すごくいいと思うのだが。
ひとつの時代、ある一瞬の音楽シーンにおける煌きを確実に表象してきた鬼才を語り継ぐための。

B57aa

| | Comments (0)

2007.05.22

夜猫新聞 vol.4

Dsc08982_1

フリーペーパー「夜猫新聞」、こけし編集長の手により第4号が完成。
今回のテーマは「春は恋、男前」。
そして別冊「男前特集号」もセットで、豪華版です。
松田優作の表紙が目印です。
男前と呼ばれたい僕も両方に記事を書かせてもらいました。
やっぱりフリペづくりは楽しい。

この「夜猫新聞」、
奈良は夜猫、よつばカフェ、界(KAI)などなど、
京都ではガケ書房、恵文社などで配布しているそうです。


| | Comments (0)

2007.05.21

集大成として

623poster_1
(クリックすると拡大します)

ついに、
今年もっとも重要なポスターができました。

くわしくは(こちら)です。チラシ版の画像も見られます。

京都文教大学人間学研究所公開シンポジウム

「生活綴り方から「戦後」を考える-鶴見和子文庫をひらいて-

とき:6月23日(土)14:00~16:30

場所:京都市国際交流会館イベントホール(地下鉄東西線蹴上駅そば)

入場無料・申し込み不要

★報告1:佐藤藤三郎(作家・農業/山形県上山市在住)「『山びこ学校』の地で『戦後』農業を生きる」

★報告2:澤井余志郎(四日市公害を記録する会代表)「紡績工場から石油コンビナートまでを綴る」

コメンテーター:鵜飼正樹(京都文教大学人間学部文化人類学科准教授)、杉本星子(京都文教大学人間学部文化人類学科教授)、高石浩一(京都文教大学人間学部臨床心理学科教授)

あいさつ:樋口和彦(京都文教大学学長)

趣旨説明:西川祐子(京都文教大学人間学研究所所長)

司会:三浦潔(京都文教大学人間学部現代社会学科教授)

「生活つづり方」ということで、
エンピツをモチーフにしました。
ちょっとノスタルジックな気分にもさせてくれる風合いのエンピツです。
「書き続けること」がテーマなわけで、
まさに自分にとっても、その生き方を通して大事にしたいテーマと結びついているので、
やっぱりエンピツをモチーフにしてよかった、と思えます。

今回のポスターは、
いつにも増して自画自賛しているところがあり、
「学術シンポジウムの広報ポスターとしては、こういう雰囲気のデザインが理想像です」とはっきり言いたい気分です。
作らせてもらって本当に感謝です。

印刷が仕上がるまでドキドキでした。
このまえこのブログで「使い古しの鉛筆」を募ったのは、このためです(笑)
すかさず家の鉛筆を提供していただいたK家に感謝! ありがとうRちゃん!
まさに自分のイメージ通りの鉛筆だったので、おどろいたほどです。

先日はたくさんの方々に発送作業を手伝ってもらったり、
この縦長ポスターを「切り取る作業」もしていただきました。
(A2サイズで発注して、その完成品を自前でタテに裁断したわけです)
おかげさまで、本日さっそくチラシやポスターが各地に到着したようで、
新聞社や関連出版社さんからの問い合わせもいただきました。
みんなありがとーーう!!
発送作業は楽しかったです!!

で、さっそくポスターを掲示したりするわけですが、

070517

うん、狙ったとおりの雰囲気はでている。
「なんじゃこれ」感がある。
学術イベント関係のポスターが、腐るほどに文字だらけになりがちなので、
徹底的に逆をついていきたかった。

京都府内の公立図書館とか、京都・大阪の生涯学習・市民センターみたいなところとか、京都の中学校とか関西圏の高校とか、大学機関などで、もしこのポスターをみかけたら、ぜひその状況を写真に撮って送ってほしいです。

あぁ、今回はうれしい。
狙い通りに仕上がった。
ウソでもいいから「これ、ピーター・サヴィルみたいですよ」とか言われたいほどに。

| | Comments (8)

2007.05.20

ジロ

ジロ・デ・イタリアという自転車レースが開催中である。
スカパーで中継を見ることができ、日本時間的にはいつも見やすい時間で開催されているので、ゴールが近づいてくるあたりになったら、なるべく毎晩観るようにしている。

このレースはイタリア本土を走り抜けるロードレースなのであるが、その景色のすばらしさにうっとりする。
私にとって自転車レースを見る楽しさというのはレースそのものよりも、何気ない外国の景色に出会えるところにある。テレビ番組の「世界の車窓から」を見るときの楽しさに似ている。いつまでも異国の景色に浸っていたい。電車とかあまり関係ない。なのでこういうロードレースも、自転車はあまり関係ない・・・というと、走っている選手たちに申し訳ないので、それなりに「あー、すごいなー」とリスペクトしながら観戦しているのだが。

で、このイタリアのレース、ごくたまに、中継映像がひどいときがある。
よくレース中は、走っている選手たちに併走して、バイクに乗ったカメラが間近で選手の様子をフォローするわけだが。
その映像が、たまに、いつどんなときでも、切り替わるたびに、2,3秒でノイズが入って、デジタル画像特有のモザイク状の「フリーズ」を起すのである。
なので、バイクからの映像になったら、すぐにノイズで止まるので、すぐ「ヘリコプターからの上空の映像」に変わるのだった。
選手たちのアップの映像のたびに、映像の流れがつっかえる。
せっかくの自転車レース特有の疾走感、まるで台無し。

「うーん、なんだかイライラするなぁ」と思ったが、
やがて、あるときフト
「あー、そうかー、イタリアのレースだし、イタリア人が中継しているからかなー」
とか思ってしまった。
そう思うと、なんだか妙に納得してしまう。

そんななか駄目押しのように、たまたま実況の人が、イタリア人の昼食について語っていて、
「僕はイタリアにいったとき、昼ごはんを食べてから買い物をしようと思い12時ごろご飯を食べたのだけど、そのあと買い物ができたのが午後3時ぐらいでした。お店がずっと昼休みだったんです」とか言っていた。

いいなぁ、国民総出でアバウトな国。

| | Comments (2)

2007.05.19

タミヤ

田宮模型の仕事は好きだ。
マニア心をくすぐる。

ていうか、この田宮ブランドのイメージづくりというか、
デザイン力っていうのは、やはりすごいなと認めざるを得ない。
表紙のデザインだけで、この本を手にとってみたくなる。

Zenshigoto2

大昔から、こういう「イメージ」とか「ロゴ」とかって、ぜんぜん変わっていない気がする。
それでいて古さを感じさせないコーポレート・アイデンティティを築いているのは、かなりすごいこと。

しかも明日で終わるらしいが、お膝元の静岡で「ボックスアート  プラモデルパッケージ原画と戦後の日本文化」という展覧会があったみたいで、激しく行きたかった。(こちら

そんな田宮のホームページをみると、なんと吉田カバンとコラボでラジコンの入るバッグを作っていたりする。(こちら
かなりオタク度高いアイテムであるのだが、むしろ「吉田カバンフリークにとっての見逃せないアイテムのひとつ」として位置づけてもいいんじゃないか。LPレコードだって入るらしいぞ。

| | Comments (4)

2007.05.18

メモ魔なのに

「記録魔」というミクシィのコミュニティにだって入っているっていうのに。
いつも何かとメモるのは、「忘れないため」であり、「覚えるための労力を節約するため」であるのに。
そして日ごろから学生さんに「メモしろ」と口うるさく言っているっていうのに。
明日のイベント(こちら)が大学の近所のコミュニティセンターであるので、前日のうちに必要な荷物を移動しておいたのだが。
パソコンの画面にもメモをしたはずの、ある機材を一緒に持っていくのを、すっかりうっかり忘れていたことに先ほど気づき、へこむ。
朝は直接会場へ行けばオッケーと思っていたが、予定を変更し、大学に行って取りに行かねば。
メモに頼りまくるのも問題ですな。

| | Comments (0)

2007.05.17

20年早かった

調べたら、すでにあちこちで語られているので、いまさらここで書くのも気が引けるが、それでもちゃんと讃えておきたい。

かつて奥田民生がいたバンド、ユニコーン。
彼らの初期の曲、「I'M A LOSER」のプロモーション・ビデオをyoutubeでみると、
そこにはまぎれもない、エア・ギターならぬ「エア・バンド」としての演奏が披露されていたのである。

Unicorn
リンクは(こちら


すごい。
この曲はたしか1987年ごろだから、
ちょうど20年前だ。

日本のバンドが20年前にここまで堂々と「エア・バンド」をやらかしていたというのは、世界に誇っていい。
奥田民生が若すぎて別人だとかいうこと以上に、驚くべきことだ。

| | Comments (0)

2007.05.16

バトンです

お茶くんより。
バトン。

☆注意☆
このバトンは以下のルールを守ってください。

☆回された人は三日以内に回答する事
☆嘘偽り無く答えること
☆アンカーは禁止
☆回した人は回された人がルールを守っているか確認に回ること
☆守ってない場合は罰ゲームを考えてやらせること
☆バトンを回す人はマイミクの人数÷2(端数切り上げ)を足跡の上からマイミクさんに回すこと

★まずはバトンを回す人を教えて下さい(名前が挙がった人はドキドキしながら見ましょう)

足あとからたどるらしい。
直近で訪れた方々に・・・

エキサ
こけし
*tc*
そらまめ
ぱんだヒメ
のん(うっきゃり)
narazuke
晴之丞


★あなたのお名前は?
(mixi上では)

 HOWE

★年はいくつ?

 今日で30になりました!

★趣味はなぁに?

 書くこと

★付き合ってる人いる?

 いえ

★居ない人は好きな人いる?

 あーはー

★(居る人は)その人との出会いはどこ?

 人生の交差点

★(居る人は)その人のどこが好き?

 つかめない

★好きな人のタイプは?

 変な人

★嫌いなタイプは?

 「女の子社会」

★初体験は何時?

 高校3年でしたね。
 ドキドキでした。
 まわりはオトナばっかりで。
 キング・クリムゾン来日公演。

★あなたの好きな漫画、ゲーム、小説、映像は?
◇漫画◇
 桜玉吉のマンガ 

◇ゲーム◇
 ファミコンの「マニアックマンション」

◇小説◇
 「ジェネレーションX」

◇映像◇
 「ツイン・ピークス」

★好きな食べ物は?

 れんこんがマイブーム 

★嫌いな食べ物は?

 しそ

★好きな音楽は?

 初期ピンク・フロイド

★好きなブランドは?

 晶文社

★人生で教訓になった本は?

 「英単語ターゲット」

★回してくれた人はどんな人?

 映画「ツインピークス」でたとえたら、
 私がデビッド・リンチで、彼がカイル・マクラクランみたいな感覚。

★回してくれた人の心の色は?

 水色だったり濃いブルーだったり。

★最後にあなたが回す人のイメージカラーをつけて下さい。
敬称略で

エキサ:ユニオンジャックの赤
こけし:うすいベージュ
*tc*:グリーン
そらまめ:自転車の青
ぱんだヒメ:白
のん(うっきゃり):赤・茶のタータンチェック
narazuke:奈良漬の茶
晴之丞:淡い空色

| | Comments (8)

2007.05.15

Face up

Faceup

ニューオーダーの「Face up」。
youtubeでみつけた。(こちら
1985年のライヴ演奏。
いつみても、哀しいほどに、でも愛しいほどに、ヘタなライヴパフォーマンス。


2004年の1月に修士論文の提出締め切りをひかえた最後の数日間、僕はこの曲を一日中リピートしながら、論文を仕上げていた。

この曲でボーカルが

「僕らは若く、僕らはピュアだった
 人生なんて開かれたドアのように思っていた」

と歌い上げることに重ねて、
この曲を聴きながら論文を書いているこのひとときが、まさに「論文の完成=ひとつの青春の終わり」のように思われて、それは分かちがたい気分となっていた。

この曲はそういうベタで過剰なロマン主義的思い出に彩られた作品であり、たしかに歌詞の内容と相まってひとつの終焉を感じさせるのだけど、でも一方で歌詞の中にはでてこない「Face up」というフレーズが題名として掲げられていることに、どこかしら前向きな心意気を感じ取ることもできて、その感覚はこれからも持ち続けていくんだろうと思う。

| | Comments (0)

2007.05.14

オンラインのサービスが即便利だとはかぎらない話

サッカーくじtotoが近年「売り上げ不振」とかいってわめいていたのに、
今シーズンからはじまった新商品「totoBIG」でキャリーオーバーがすごいことになったら、
あれよあれよと購入希望者が殺到し、
「あぁ、これで少しは売り上げも戻って、人気が回復したらいいのにねぇ」と思いきや、
なんと今度は「システム障害で販売できず」とのこと。

独立行政法人日本スポーツ振興センターの声明文のなかに
「今回の原因は、販売最終日の試合開始時間帯に、予測を上回るくじのご購入が集中したことによるものです。」
とあって、「販売が不振だ」と言いつつも、サッカーくじを買う客の数は少なく見積もられているのだろうか、と思えてくる。

Kuma
「アホかあんたらは--!」

あぁ、いったい何のためのサッカーくじなんだ・・・

ちなみに以前からここで主張しているように、totoの販売が不振になった最大の原因は
「最新テクノロジーはすべて便利なものだと信じて疑わない、空気の読めない高齢の天下り連中が、良かれと思ってネット販売とコンビニ販売を強化し、それで何らかの仕事をした気分になっているから」だ。そのせいで「対面式の販売所」が減ってしまい、その結果「よほどの熱心なファンでないと耐えられないほどの、わずらわしい手続きを踏まないと買えない、面倒くさいクジ」になってしまった。

なので、今回のように「急に買ってみたくなった」という顧客にとって、実はサッカーくじを買えるチャンス(機会)というものは年々縮小傾向になっているのだ。こんなマヌケな話があるだろうか。今最もサッカーくじが必要とする客って、そういう「突発的な客」であるはずなのに。いまここで裾野を広げないと。

---

 ところで、私がいた頃には考えられなかったぐらい、最近の大学図書館における学生へのサービスも充実している。今日はある学生さんの質問に応じるかたちで、「欲しい雑誌記事のコピーを、学外の機関から送ってもらうサービス」を、自分の所属する大学図書館のオンラインサービスから依頼するという体験ができた。
 しかし、この一連の手続きは、あちこちで「ハードルの高さ」を感じさせるものであった。せっかくのオンラインの便利さも、この「ハードル」の存在によって、初学者のやる気をくじくには十分なものであったのが残念だった。どうやってこういう「手続き、方法」をわかりやすいものとして「変換」させていけばいいのか。
 「それぐらい、ちょっとがんばったら理解できるでしょう?」という思念で「放置」されてしまうのであれば、それは何か違うんじゃないか、といいたい。まるでそれは、ややこしい日本語を書いておきながら「これが理解できないのは読み手の能力がないからだ」と開き直る人みたいである。
 そういう対応が支配的になると、「わからない」ことが「恥」のようになっていく。果たしてそれは本当に「恥」なのか。そこを考えるうえで、橋本治の「『わからない』という方法」(集英社新書)は、鋭い問題提起をしているように思う。学問の世界であるならなおさら、「わかりません」という態度を、開き直りではなく、もっと堂々たる「思想、姿勢」として表明できないものか。最近の私の、おすすめの一冊だ。

| | Comments (0)

2007.05.13

義理堅い本棚

このまえ、N先生の自宅にお邪魔して、大きな書棚を眺めていたとき。

日本近現代文学を代表する文学者の、おびただしい数の「個人全集」がいくつもフルセットで置いてあった。
「ここにない個人全集があるとすれば、それはいったい誰でしょう?」というクイズができるほど、たくさんの文学者の名前が揃っていた。
先生は文学の研究者であるわけだが、
この書棚をみて、思わず私は、
義理堅い・・・
という表現を思いつき、
そのことをそのまま口に出して言ってしまった。

先生も「そうですね、義理堅いです・・・」といつもの調子で苦笑していたのだが。

あとでよく考えてみたら、
ものすごく失礼なこと言ってやしないか、オレ。

Inzaghi6_3

| | Comments (0)

2007.05.12

信仰としての現代思想

私はまったくの無宗教になったのだが、
「宗教」にすがるかわりに、
きっと「思想」というものにすがっているんだろうなぁと思う。

最近、ふたたび「現代思想マイブーム」がおこっていて、
でも原典がむずかしいから、まずは解説書でも・・・とトライしていたりするんだけれども、
ボードリヤールの『消費社会の神話と構造』とか、解説を読むだけで「ぐわ~!」となってくる。
その「ぐわ~!」は、きっと宗教の教義とかに触れたときの「!!」と、なんら変わらないんだろうなぁ、と思う。
「あぁ、ここには、自分が考えるべきテーマが、追い求める何かが、ある!!」という「思い込み」の魔力ったら。
まるで宗教みたいだ。
と同時に、かつてマルクスを読んだ人たちが、そのとき感じたであろう「ぐわ~!!」のチカラっていうものに、なんとなく共感を覚えてみたり。
あぁ、宗教っぽいんだよなぁ、と。

でも、とくに消費社会論的に考えると、
どのみち、「思想」も「消費の対象」になっていることは言うまでもなく、そこから見つめなおす冷静さがほしいところではあるが、それでもこの「ぐわ~!!」という感覚が、あまりに魅惑的なもんだから、よけいに「すがってしまう」、この逆説。

| | Comments (0)

2007.05.11

WIRED VISION

hotwired Japanが一年近く更新を停止していたのだけど、
それがこの5月から「WIRED VISION」として復活する模様。
すでにサイトがスタートしている。(こちら

出来事を伝えるスタンスに共感を覚えることの多いニュースが多く、刺激的な内容が多いので、楽しみである。
ただ、本国の英語版サイトはずっと更新されていたわけで、日本語版が読めなかったら英語版をがんばって読みまくればよかったはずなのに、そういう努力をひとつもしていなかったことに反省の念を覚える。

Savage10_5
外国語って面倒だよね

| | Comments (0)

2007.05.10

(珍しく)いいこと言った

さっきの「報道ステーション」。

政治家のヤミ献金疑惑のニュースを報じたあと、

古館伊知郎が、

「こういうニュースのたびに、

『政治家なんてしょせんそんなもんだよな』と、

冷めてしまう方も多いと思いますが、

どうか熱さを失わないでください。


なぜそういうふうに言い切れるのかというと、

国民が冷めれば冷めるほど、相手の思うツボだからです。

いいこと言った。
いいこと言ったよ、古館さん。

できれば毎日、ニュースを報道するまえに、このメッセージを発してもいいと思う。

| | Comments (0)

2007.05.09

進む二極化

二極化が進んでいる、といわれて久しい。
しかしだ、所得とかの二極化だけでなくて、
まるで日本の気温までもが二極化になっているではないか。
暑いか寒いか、という感じ。
それは現代思想の業界でもいわれていなかったことだ。

| | Comments (0)

2007.05.08

雨 左京区 ボブ・ディラン

この前、雨降りのなか、京都大学の近くを歩いていたとき。
iPodがたまたまボブ・ディランの『見張り塔からずっと』を選曲したわけだ。

とっさに
『雨の左京区で聴くボブ・ディラン』
というフレーズがおりてくる。

なんか、片岡義男の本の題名みたいで微妙な気分になる。

まあ…、それでも…、アリかな、と思い直したくなるほど、
たしかに雨の左京区にボブ・ディランはしっくりきた。

| | Comments (0)

2007.05.07

ギターケースのように

これはいったいなんでしょう・・・

Dsc08373

100円ショップで手に入るカンペンケースなんですが、

あけてみると・・

Dsc08374

Di_canio_2
「ICレコーダーかーー!!」

これはN先生の持っているICレコーダーなんですが、
調査地で持ち運びしやすくするためにケースを作ってみました。

Dsc08375

このように、必要最低限の情報だけを切り抜いた特製マニュアルがついていて、その下部には予備の乾電池も収納可能。
これだけ入っても、中のスポンジのおかげで、ケースのなかでコトコト動くこともなく、大変便利!!

ICレコーダーの持ち運びって、こういうケースが必要になってくると思うのだけど、なぜかあまり電気屋でも雑貨屋でも見かけないですな。
だから作ってみたわけです。
イメージとしては、ギターケースのごっついヤツ。あれのICレコーダー版みたいなものです。
フタが開かないように、念のためにお気に入りのゴムバンドでもしておけば、まず大丈夫でしょう。

そしてこれを作る前に、試作品として自分のICレコーダー用にも、別のカンペンケースで作ってみたりしていたのですが・・・しかし最近、電池がどうしても飛び出るようになってしまっていて、試作品のほうはやや失敗作か? って感じです。

ご希望の方がいらっしゃれば、オーダーメイドですぐに製作いたします(笑)

| | Comments (0)

2007.05.06

日本で34ヶ所

Sv0705_220

STUDIO VOICE』という雑誌がある。
みなさんもよくご存知だろう。
かなり昔から続いている、サブカルチャー系の雑誌だ。
毎号あまりに内容がディープなので、いちいち読み手を選んでくる雑誌なのだが、このような雑誌が長く続いているということは、もっと驚いていいんじゃないかと思う。

とはいえ、私はそんなにディープかつオシャレな趣味を持っていないので、いつも本屋でみかけたら、パラパラ立ち読み程度で済ますほどだ。内容が理解できることはめったにない。でもかっこいい雑誌なので、つい手に取りたくなるわけだ。
ちなみに、今調べたら公式ホームページで一番古く参照できる号は2003年のもので、ちょうどこのとき
Sv0303
と、「英国マンチェスターの音楽特集」があって、これは買ったし、今でも大事にとってある。なぜなら、この号のほとんどがニューオーダー特集みたいになっていて、ちょうどこの雑誌を通して私はダメ押し的にニューオーダー(と、ジョイ・ディビジョン)のファンになったといってもいい。
そういう思い出がある雑誌だ。

ところで、この雑誌に関連して、最近面白いことが分かった。

「日本の大学および一般図書館で、『STUDIO VOICE』のバックナンバーが読める場所はどれだけあるのか?」を調べたわけだ。
ちょうど卒論を書く学生さんが、雑誌の所蔵を調べるのと同じ手続きで、調べてみた。
こういうのは 「NACSIS Webcat」 というので調べるのであるが、

そこで分かったことは・・・・

Inzaghi_kami_1

私の大学の図書館は、『STUDIO VOICE』を所蔵している日本の34機関のうちのひとつであった。
京都に限定すれば、うちと、あとは京都精華大学と、国際日本文化研究センターだけだ!!

という、驚くべき事実であった。(実際の検索結果はこちら

バックナンバーといっても、うちの場合は2004年のものからしか置いていないのだが、いやはやそれでも、この雑誌を取り寄せている機関が日本でたった34ヶ所しかないのだ。これはすごく意外だった。

この雑誌は、情報メディア論やカルチュラル・スタディーズを研究するうえでも、サブカルチャーやポピュラー文化に関して確度の高い情報を得ることのできる日本語の雑誌として代表的存在であるはずだが(私の修論でも役に立った)、そういう研究が活発なフリをしているメジャーな大学の多くでも、なぜかこの雑誌は置かれていないことが判明したわけである。

しかもこのデータで見る限り、日文研は1986年に出た一号ぶんしか置いておらず、継続購入はしていない。
なので、実質的に京都では、京都精華大とうちだけがこの雑誌を買い続けていることになる。関西一円でひろげてみても、数えるほどしかない。
センスあるじゃないか。ナイス!!うちの大学!!

うちの大学はこのことを誇っていいと思う。
(そう、みんなもっとこの大学を誇って欲しいし、この大学のことを好きになってほしい。)
「だってスタジオボイスのバックナンバーが読めるんだぜ」と新たに言うことができるのだ。
私の頃にはなかった要素だ。うらやましいぐらいだ。

--

ちなみに今、もうひとつ気になったので調べたら、
「機動戦士ガンダム公式百科事典」という、かなり巨大な事典がうちの大学図書館にあるのだが、
この本が置いてある機関は、
なんと日本で2ヶ所、うちと宝塚造形芸術大学だけだった。(結果はこちら
これもまたすごい話だ。

| | Comments (7)

2007.05.05

未来ついでに

昨日は「未来」という題名で記事を書いたわけだが、
「未来ついで」に、今日はこんなネタ。

古本で、昔の文庫本を買ったわけだ。(6月の研究所のシンポに備えて『山びこ学校』を・・・たしかにこれ、すごい本だよ。中学生の文集とは思えない。戦慄を覚える。)

すると中に、こんな「しおり」がはさまっていた。

Mirai
(クリックすると大きくなります)

この「しおり」が手に入っただけで、古本を買ったかいがあったと思う。
見よ、このいかにも「80年代」らしさを。
このパイロットの広告しおりは、「80年代らしさ」における条件をこれでもかと満たしている。
*コピーに「未来」というフレーズを使う・・・あの頃って、「未来」というコトバが、すごく使いやすい時代だったなぁ。
*原田知世
*エアブラシによるイラスト
*しかも描かれているモチーフも、未来志向でSFチック。

いやはや。

エアブラシの、こういう風合いのイラストって、なぜ当時ここまで流行っていたのだろう。
Mirai2

YMOのファーストアルバムとかも、そんな感じだっけ。
あと、なんといっても我らがプログレバンド・YESのバンドロゴも、80年代になると
Classic

このように
Cyes
メタリックな質感を表現しています。
(でも個人的には歴代バンドロゴのなかではこのバージョンが一番好きだ)
時代がそうさせたんでしょうな、きっと。

そして、
Mirai3

原田知世だ。
ちょうど今リバイバルになっているらしいが、
「時をかける少女」などで一世を風靡していたアイドルだった。

でも私はかねてより、
近年においてコーヒーのCMでしか見かけなくなったあたりから
「原田知世はひょっとしたらすごい女優なんじゃないか説」を唱えている。
だって、「いつまでたっても印象が変わらない」のだ。
ちょうど英国マンチェスターの誇る永遠のヘタっピバンド、ニュー・オーダーと似ていて。
初発の魅力をいつまでも失わないでいる・・・というのはすごいことだと思う。
「原田知世とニューオーダーに学ぶべきことはたくさんあるはずだ」と、いいたい。

Mirai4_1
Neworder19981_2
この人たちに学ぼう

そんなわけで、「しおり」ひとつとっても、いろんな感慨を覚える。
80年代っていうのは、どこまでも安心して酔える記号だらけだ。

| | Comments (2)

2007.05.04

未来

最近、近所に巨大ショッピングモールができて、そのなかにある唯一の書店をざっと歩いてみたのだが、
印象的だったのは、人文社会系の本をみたいと思っても、そんなコーナーは設けられてなかったことだ。
そういう本がありそうなエリアには、ビジネス本と、そして資格試験に関する本がわんさかと並んであった。
資格に関する本って、世の中にこんなにもあるんだと思い知らされる一方で、人文社会系、たとえば思想とか哲学とか、つまりのところ「役に立たないかもしれないもの」については、居場所がカットされてしまっている。
ひょっとしたら私が単に見落としていただけであることを願いたいぐらいに。
たしかに、「役に立たないかもしれない、頭でっかちの書籍」というのは、流行らない時代だ。
読む人が少なければ、売れない商品としてみなされていく。
ショッピングモールだから、性質上なおさらその傾向が強まる。
しかし考えておきたいのは、もし近所にほかに書店がなかったとして、
そこへ「新しい世界を知りたい」と、いままで足を踏み入れたことのない本棚へやってきた中学生がいたとすれば、その子にもたらされる情報の質という意味では、著しく欠損しているものがあるんじゃないのか、と。
この書店の名前が「未来屋書店」とあるのは、奇遇ではなく、
きっとこういう状況こそがこの国の書店の未来を示しているように思った。
「健康」コーナーや「児童書」コーナーは充実していた。
出来たばかりの本屋に来て、私はこれらの本棚たちから
「役に立たない余計なことなんか考えずに、健康的に真面目に働きなさい。子どもを育てなさい。」
といわれているようで、心苦しかった。
ショッピングモールにはいろんな店が並んでいて、
雑貨屋が2つ3つあるなかで、たまに同じような商品がそれぞれの店でも売ってあったりさえする。
無駄なものを排除するのが効率的なビジネスの常識であるはずだが、
マーケティングの末に作られた堂々たる空間にはムダが多く、
そんな状況下で書店の本棚では、
哲学書のハードカバーすら置く余裕がないらしい。

大きいモールは駐車場のスペースも広大だが、
そのかたわらで、自転車のための駐輪スペースが、
なぜか一定時間を越えると課金されるシステムになっていた。
このモールはこれからも大量の電力を消費し、
大量のゴミを発生させることが向こう20年は確定しているはずなのだが、
自転車というエコロジー思想に根ざした乗り物を利用する客に対しては、何らかの批判的態度を示しているわけだ。私としてはそう受け止めるしかなかった。
(自転車の駐輪に対して課金を制御するシステムが、これもまた電力で支えられていることを考えてみてほしい)
ちなみにこのシステムは、3時間たつと自転車のホイールをはさんでいる機械の部分が作動して、料金を支払わないと外に出られないという仕組みのようである。
モールの利用客以外の駐輪を阻止したいなら、他の手段があるはずだ。
(そして、このシステムが不評であることは、モールのすぐ外側のエリアに大量の放置自転車があることからも伺い知ることができる)
もし私が3時間以上モールを利用することがあるとすれば、最初から自転車をその機械に入れ込まずに停めるだろう。もしそれで係員に注意を受けたら、おとなしく従ったあと、3時間が経過する直前に、自転車置き場に戻って、いったんその機械から自転車を外し、そして隣の機械に入れなおすだろう。
私が「役に立たないかもしれないことを考えるための本」を必要とし、
そして自らも「役に立たないかもしれない文章を書いたり配ったりすること」を欲するのは、
こういう状況において、
「さっさと駐輪代金を支払え」という
「何も考えていない分かりやすさ=見えにくい暴力」に
どうやったら反抗できるか、を他の人を巻き込みながら考え続けたいためだ。

| | Comments (4)

2007.05.03

HOWE読んでいただきありがとうです。

ひさしぶりのデルニエさんへ。
パリ・コレに参加してきたSさんのフランス道中話を楽しませてもらう。前に来たときは、ちょうど出発!! という状況だったので、感慨深い。
そんなSさんの成長を陰ながら(どつきながら)見守っている店長さんに、今日もいろいろ学ばせてもらう。

---

自転車に乗っていたら、たまたま高校の後輩Dに出会う。
ちょうどHOWEのストックをカバンに入れたままだったので、これ幸いと、数部を渡すことができた。
送付せずに済んだのでラッキーである。
それにしても、自転車に乗ってカバンからフリペを差し出して走り去る自分は、まるでヤクルトレディースじゃないか。

| | Comments (0)

2007.05.01

現実のチカラ

HOWEのオマケ版として描いていた、ヘナチョコなマンガ「ゴールキーパー・ジョンの不安定な冒険」。
今回のHOWEでは新作を発表できなかったのだが、また次号以降には連載を再開させたいと思っていて、いろいろ今後の話の展開は用意しているつもりだ。

しかし、だ。

私がずっとマンガのために温めていたはずのネタが、現実世界で発生してしまった。



 [ロンドン 30日 ロイター] サッカーのイングランド・プレミアシップ、レディングのチームマスコット「キングスレー」が30日、ニューカッスルとの試合中に審判から退場処分を受けた。審判を混乱させたことが退場の理由だという。
 チームカラーである青と白のシャツを着たマスコット「キングスレー」は前半終了前に退場させられたが、試合への悪影響はなく、この日はレディングが1─0で勝利した。
 同クラブのスティーブ・コッペル監督は、スカイ・スポーツに対し「彼(マスコット)はうちの選手に似てるからね。審判が混乱してるのが分かった」とニヤリとしながら語った。
 次節も「キングスレー」が出場停止となるかは未定だという。

Kingsley_mascot203
キングスレー。


このニュースを受けて、

「くやしい。」

と感じた人間が、私以外にあと何人いるだろう。

| | Comments (3)

« April 2007 | Main | June 2007 »