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2007.08.25

globe 『FREEDOM』

小室哲哉らのglobeがデビュゥしてもう10年ぐらいたつのも不思議な感じがするが、あらためて『FREEDOM』という曲を聴くと、これって小室哲哉が作った唯一といっていい「政治的ソング」かもしれないと思った。


2つの国と 1つの街と人が
交差する 喜び悲しみとか
FREEDOM 地球がまだ
FREEDOM 廻っているから
争いに勝つこと 土地を仕切ること
色で分けること 血を選ぶこと
FREEDOM 2人が今
FREEDOM 離れているから感じる

不都合な環境 普通じゃない愛
不思議な状況 不満の声
FREEDOM 求めている
FREEDOM 力になる
不条理なモラルに 不快な歴史
不機嫌な大人たち 不平な子供
FREEDOM すべてと共に
FREEDOM 君と僕は廻るよ

といったサビの歌詞には、なんだかその後のアメリカ覇権主義の泥臭い展開を予見しているかのようにも感じられる。

***

ところで、
思い立ってglobeで好きな曲のひとつ『Is this love』のPVをyoutubeではじめて観たら、自分の抱いていた曲へのイメージとはまったく相容れない場所で演奏していてツッコミどころ満載だった(こちら)。
この曲がなぜ好きかはうまく説明できないのだが、ひとつの理由としては、このグループが作った曲のなかで唯一といっていいほどマーク・パンサーの歌うパートに重みと存在感を覚えるところだ(笑)。

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Comments

こんにちは。ちょくちょく拝見しています。
私も当時からこの曲は「political song」と思って歌っていたので、すごく同感です。意外と小室哲也の歌詞には侮れないものがあると思います。
ちなみにSweet painの「やり直しがきく今なら昨日がきまずいだけ」の部分は、ちょっとspiritualじゃないかと…

Posted by: ヒナキ | 2007.08.26 10:02

ヒナキさま>読んでいただきありがとうございます! 「すべてが蒼に・・」、改めて再読し、波状攻撃のごとく熱い記事の数々に圧倒されました(笑)
Sweet pain、たしかにスピリチュアルであり、なんだか読解が難しい感じだったり・・・改めてTM時代も含めて小室哲哉の作詞世界をふり返りたくなってきます。

Posted by: HOWE | 2007.08.26 22:47

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