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2008.02.05

終わりなき旅の途中

ここしばらく『ボノ・インタヴューズ』(リットー・ミュージック刊)を読んでいる(こちら)。
ロックバンド・U2のフロントマンであり、また「慈善運動家」でもあるボノに対して、彼の旧知であるフランス人ジャーナリストが挑んだロング・インタビューで構成されている。この本がうまくいっているのは、このミーシュカ・アサイアスというジャーナリストが、友人であるボノと、ロック・スターであるボノと、その知名度で国際政治の舞台においてアフリカの債務取り消し運動などに没頭しているボノという3つの側面にたいして、ちゃんとした距離感を保ってインタビューを試みているところだろう。
そしてボノも、批判は批判でちゃんと受け止め、でも自分の信念を曲げず、より効果的な行動にうつすための努力を絶やさない姿勢を貫いていて、こちらもいさぎよい。矛盾していてもバランスを欠いていても、上っ面に惑わされず本質を見続けようという意志が感じられる。「そういうロックのありかた」を生きているんだ、と思う。

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