« June 2008 | Main | August 2008 »

July 2008

2008.07.31

ライフハックーゥー

ライフハッカーの日本語版サイトがオープンした、とのこと。
こちら)。
ただ、どうしても日本において、「ライフハック」と「伊東家の食卓」と、どう違うのか? と中学生とかに尋ねられたら、私は答えられない気がする。

━―━―━―━―━―

ライフハックといえば、このまえデイリーポータルZテレビでみた、
べつやくれいさんの「髪をふんわりさせるセットの方法」を思い出す。
この人の、いつもながらの悪夢のような歌が、なんとも言えない雰囲気をだしているのだが、
最後の最後で歌う「ライフハックーゥ~♪」というフレーズが、この数日ときおり脳内で呼び起こされる。
おかげでこれからの人生も「ライフハック」という単語に出会うたびに、頭のなかでこの歌声がひびくのだろう。
30秒たらずで終わるので、ぜひリッスン→(こちら)。

━―━―━―━―━―

先日作った人間学研究所のイベントチラシをエレベーターの中に貼っていたら、なんと所長の顔に落書きがされていることを知った。なので別バージョンのチラシを5分で作って貼りかえてみた(笑)。落書きはそんなに目立つものではなく、たんに「鼻毛」が描かれているだけであった。落書きというアクションについてある程度のこだわりを示そうと試み続けている私であっても、こういった何の面白味も風刺も批判精神もユーモアもない落書きには徹底して対抗してやろうと息巻いている。ただこの話をきいた上司は、いままでこういうイベントチラシに落書きなんてされたことないから、それだけ関心を集めたのかもしれないね、と言い、たしかにその通りだと思った。

あと、エレベーターの中にチラシを貼るのも、ある種落書きと同じゃないかと思うかもしれないが、それは重々承知したうえでワザとやっているので、そこは言わない約束で。

━―━―━―━―━―

さっき近所のコンビニでコピー機を使いに行ったら、見慣れない最新型の機種になっていた。
画質がとんでもなく綺麗で、しかも両面コピーが簡単にワンタッチで行えるようになっていた。
高校時代にはじめてフリペを作ったとき、コンビニのコピー機ではこんなことができなかったわけで、だからこそわざわざ町の文房具屋にいって、お店のおばちゃんに頼み、あの恥ずかしい原稿を両面コピーしてもらったのである。それを思うと、ますます「手軽にフリペが作れる世の中になったんだなぁ」と、なんかよくわからない感慨を覚えずにはいられない。


| | Comments (0)

2008.07.30

ピエ・ブックスは熱い

もはやたいした驚きでもないが、PIE BOOKSの出す書籍はどれもこれも気になってくる。

実際にこの春ごろに買ってみたのは、
『80s 日本の雑誌広告』だ。
こちら)。

長らくこういう本を待っていたんだ、と。
しかもこのクオリティで3800円。この値段なら買いでしょう。

何が良いかって、余計な解説がくどくど入らず、とにかくひたすら80年代を彩った様々な業種の広告作品が並んでいるところだ。
そして解説のかわりといった風体で、序文にサエキけんぞう(ex.パール兄弟)の解説が添えられているのだが、これがまたいい文章。「80年代=バブル」という単純な図式は、実は正確ではないということを丁寧に述べていたりする。そしてこの文章の題名が「『キラキラ』としたものが愛された80年代」で、あぁ、まさに言いえて妙だなぁと。

で、この当時の広告をみると、どうしようもなく「共通した空気感」があって、それは自分がリアルタイムに目を見開いて生きていたから、だけでは説明が難しいような気がする。微妙に使うフォントとか色使いとか、トータルで、覆い隠しがたい「80年代的なるもの」があって、そのことが今もなお、私にとっては解けない謎だったり課題だったりもする。

ちなみにPIE BOOKSの本で、もうひとつ取り上げておきたい。
これはねぇ・・・本屋での立ち読みで出会った本で、久しぶりに脳みそグラグラしましたよ。『チェコの映画ポスター』(これだ)。たぶん、近いうちに買ってしまうでしょう(大学の書店が営業再開したら、発注に出向くつもり)。
今のうちにはっきり言っておきましょう、今後の私が作るあらゆるものの元ネタになるのは確実です(←ジャンゴの店長っぽい言い方)。すごくひっぱられる。ことごとくページめくるたびにガーーン! と音が鳴る。脳みその奥で。
チェコとか、いかにも最近の流行りっぽくてあえて距離をとっていましたが、とにかくグラフィックデザインの作品集として、個人的にツボだらけ。収録されている映画のポスターは1950年代~60年代のものらしく、なぜひとつの国の「時代的に共通したセンス」みたいなものがここまで多彩で素敵なデザインをコンスタントに展開できうるのか。日本の80年代とともに、これも私にとっての謎。

━―━―━―━―━

デザインの話ついでに、
だいぶ前に見つけて「!!」となって画像を保存したままの、
どこかの外国のコピー用紙の包み紙が、いい。

397921
端っこの部分を赤色にしているところとか、素敵すぎる。

素っ気ない包み紙もそれはそれでいいんだけど、
日本のオフィスにもこういうセンス、もっと増殖してもいいはずだ。


| | Comments (4)

2008.07.29

何かあれば、すぐ炭を仕入れに

帝塚山大学の東生駒キャンパスには、
「バーベキューコーナー」
というのがある。

Bbq17
さっそく昨日のネタであるRaptureも駆使。

たしかに周辺地域はあまり居酒屋などが充実しているわけでもなく、またこの大学が山のなかにある感じだから、
バーベキューというのは、充分ありえる選択肢だ。
近くに川もないし。

たぶん、ここにいると、何かとバーベキュー経験値は他の大学生に比べて飛躍的にアップするはずだ。
ゼミコンパでバーベキュー、サークルでバーベキュー、卒論うちあげでバーベキュー。
オープンキャンパスとかで高校生に焼肉を振舞ってもいいくらいだ。
受験生に「夏休みに知らない人たちとバーベキューもした」という気分をもたせるのも、いいよな。

━―━―━―━―━―

「自分は、ソニック・ユースのようにミニコミやフリペを作り続けたい」
と思っている。

最近のアルバムにあった曲「Incinerate」がすてき。

いくつになっても、瑞々しく挑発的で実験的で思索的で。


| | Comments (2)

2008.07.28

役に立たない傘と、すごく便利なソフトの話

最近、傘が怖い。

1年半前、雨の多いシアトルへの旅を控え、折りたたみ傘を買った。
ワンタッチで開閉ができるというものだ。
とても使い勝手がよかったのだが、
最近、どうやら壊れてきたようだ。
とつぜん、「暴発」するのである。
強力なスプリングが勝手に作動し、柄の部分がものすごい力で急に飛び出してくる。
一回、モロに腹部を打ち込まれた。
もはや凶器である。
いったいこの現象を抑えるにはどうしたらいいか、
いまいち構造がよくわからず、対処法が見出せない。
なので、周囲の人に迷惑をかけないうちに、買い替えないとな・・・と思う。
買物って、つくづく難しい。

━―━―━

そのような使いにくい道具についての話だけだとあれなんで、
この2日ばかり使ってみて
「これはいい!」となった、フリーソフトについて紹介したい。

フリーソフトなので、無料である。
自分でダウンロードして使う、パソコンのソフトのことだ。

名前を「Rapture」という。

このソフトをクリックすると、おにぎりのマークがカーソルとして登場し、
そのカーソルで画面の任意の場所をドラッグして選択する。

すると、その選択部分がキャプチャーされて取り込まれる。
この状態になると、どのウインドウを開いても、つねに前面に表示されつづける。

Rapture1

なので、ウインドウに書いてあることを、別のウインドウに書き写したりするときなど、ちょっとした参照用メモとして使えるのである。
もちろん、「コピー」→「貼り付け」で対応できたり、ウインドウのサイズを調節して、横に2つ並べて転記する、といった方法でも対処できることかもしれないが、まるで「新聞の切り抜き」のように情報をサクッとキープして、それがずっと画面に表示されたままであることの、ちょっとした便利さが「あぁ、いいな」と思う。

まだビスタには対応していないらしいが、久しぶりにフリーソフトで「これはずっと使いたい」と思わせるものに出会った。くわしくは(こちら)。

ただ、このようなフリーソフトによくある話として、ソフトのアイコンが微妙なデザインだったりもする。おにぎりが表示されることに違和感を覚える方もいるかもしれない。


| | Comments (0)

2008.07.27

ついにお店が現実のものに

はじめてお会いしたとき、

「神戸で、ハニカム・ブックスという絵本の古本屋をやっています」

と言われたあとに、

「でも、まだ頭のなかで、です」

と続き、一瞬「?」となったが、「おおお、なるほど、そうか!」と、嬉しくなった記憶があります。


というわけで、かつてこのブログでも3年ほどまえに紹介しましたが・・・
本日ダイレクトメールが届いて、
頭のなかだけにあったはずの古本屋さん「ハニカムブックス honeycomb BOOKS*」が、神戸の中央区元町に本当にオープンの運びになったようです。
すげぇー!! おめでとうございます!!!!!!!

_41617340_trophy_empics

「実現させたい夢や目標を、あらかじめ公言し、本当に実現させた」

という意味で、ほんとうに、ほんとうに、いい話ですなぁ。

しかも、このダイレクトメールを読んでグッときたのは、
オープンの日取りが「2008年8月8日」とあり、「8がみっつで『はちみつの日』!」と書かれていたことです。
ミツバチのイメージをモチーフにした「ハニカムブックス」という店が誕生するうえでは、歴史的にこれ以上ない、絶好の日付なわけですよ。
以前ハニカムさんは、「お店をオープンしたい年はすでに決めている」と言ってました。しかも年だけじゃなく日にちも、この8月8日に、絶対照準を合わせていたはずで、そこから「かなえたい夢を逆算して考えていった」のだと思われます。
しかも「2008年」って、考えようによっては「2008」の間の「00」だって、8という数字に見えなくもない。これが2018年だったり2028年だったり1998年だったりしても、いまいちなのです。いやはや。

そうやって、人から「?」と思われようが、どう思われようが、自分が実現させたいことを、達成の日付入りで思い描くことのミラクルとパワフルさを教えてくれたハニカムさんに感謝。
ひるがえって、それもいわゆる、私にとっては「パンク=DIY精神」であったりするので、ほんと、刺激になります。

ハニカムブックスさんのブログは(こちら)。
さっき、このブログの一番古い記事をみて、さらにグッときました。
「2005年11月17日」の日付ですが、
ちょっと引用すると
でもhoneycomb BOOKS*はまだ実在していません。
上に書いたのは私のあたまの中で描いている架空のお店で
実際のopenはまだまだ先のおはなしです。
でもなにかちょっとずつでも動いていこうと思って
honeycomb BOOKS*という名前でブログを始めることにしました。
いろんなはにかむ空間をつれづれなるままに。

これからhoneycomb BOOKS*をどうぞよろしくお願いします。

すごい。ひたすらすごい。
何ひとつ、ブレていない。
「なにかちょっとずつでも動いていこう」っていう、その動きが、こうしてつながっていくんだな。

| | Comments (2)

2008.07.26

おけいはん電鉄

京阪電鉄はいっそのこと『おけいはん電鉄』に名前を変えたらどうだろう。ディズニーランドみたいな展開で。

京阪をよく利用している女性が「わたし、“おけいはん”なんです」と言っていた。
架空のキャラクターにシンパシーを感じさせる仕掛けを、うまく京阪電鉄は作ることができた。
それだったら、いっそそのキャラクターを軸に、世界でも珍しい鉄道環境を作ることもできるのではないか。

と、「けいはんジュースサーバー」みたいな、あの作りたてジュースを売るスタンドの店名をみながら思った。

| | Comments (4)

2008.07.25

文検の結果

今日、日本語文章能力検定2級の結果が送られてきた。


200満点中、105点。

 不 合 格 。

Inzaghi1

ええええーーー

最後の論説文、自信あったのに!!! 一番悪かった。
でも、たしかに回答的には飛躍しすぎていたのかもしれない。

悔しくて寝られないかもな・・・
明日、休日出勤だってのに!!!


いやはや。

| | Comments (0)

2008.07.24

役に立たない機械

デイリーポータルZで『「役に立たない機械を作る」という宿題』という記事があり、よくみたらワセダにいった中谷礼仁先生が取材されていますよ! と関係各位に伝えるべく、ここで紹介させていただきます。(記事はこちら
数年前にN先生のつながりで、うちの大学にお越しいただきました。
相変わらず、ユニークなことを。

| | Comments (0)

笑顔で

明治「チェルシー」の期間限定アジアンフルーツミックス、「バナナココナッツミルク味」、「マンゴープリン味」、「杏仁豆腐味」、どれもそれなりに予測はできていたが、やはり味が微妙だった。
そういえばサッカーチームのほうのチェルシーも、またそろそろドタバタ動きそう。それこそ、味付けの難しい選手達をいかにまとめていくのか、フェリぽん新監督。

━―━―━

今日気付いたのだが、職場で電話応対をしていると、どんな内容であれ、私は顔が半笑いになっていることが多い。

や、笑顔は大事ですから。


| | Comments (0)

2008.07.23

カミンアウト

この数日、ずっと言うべきかどうか迷っていたのだが、
カミングアウトさせていただく。

Perfumeは、
いい曲歌っていると思う。

なんなんだろう、
この、
どことなくノスタルジックにさせる
テクノ・ポップは。

なので、この数日間はひたすら以下の3曲がヘビーローテーションなのである。
未聴の方は、ぜひチャレンジしてほしい。


「エレクトロ・ワールド」


「コンピュータ・シティ」


「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」

先日、私のプログレ・ロック・メンターであるI氏にこのことをカミングアウトすると、I氏も同感だったようで、「もはやオヤジ向けに作られたサウンドだ」とのこと。
そうだったのか。
どうりで。
曲を作っている中田ヤスタカという人は、すごく「ツボ」を攻めてくるわけだ。
「かつて、どこかで鳴っていたような、テクノのサウンド」。
つまり、「ノスタルジック・テクノ」というジャンルが、21世紀初頭においてはもはやアリなんだろうと思う。テクノ・クラシック。そのあたりに突き刺さってくる、時代がひとまわりしたあとの電子音たちだと感じる。


| | Comments (10)

2008.07.22

ジャンゴ風

ある人が「冬にイギリスにいって、プレミアリーグを観戦したいと思っている」と言うので、
まるで自分が行くかのごとく、
来シーズンの日程表をチェックし、
ベストなスケジュール案を見出しては(注1)、
それをジャンゴの店長のごとく(注2)、
熱心にリコメンドしてしまう、
そんな衝動にかられる。

(注1):たとえば、お目当てのチームが、なぜか2週連続でホームゲームを開催し、かつどちらの対戦相手もマイナーなチームゆえに日程変動が起こりにくく、チケット価格の設定も安くなり、またその週はチャンピオンズリーグの試合まで挟んでいたりすれば、1週間で3~4試合ぐらい観られる可能性もある。そんなおいしい日程を逃す手はない。

(注2):奈良市にある有名なセレクトショップのCD屋さん。熱のこもった手書きポップで、CDのジャケットを覆い隠すほどの文章量で客に訴えかける、そのスタイルを貫く店長の姿勢によって、いつしかジャンゴは「奈良の音楽聖地」と呼ばれるようになった。ちなみにポップにはよく「死んでも買え」とか「死んでも聴け」とか書いてある。

| | Comments (3)

2008.07.21

帝王のブログ

京都サンガFCでかつて活躍していたミッドフィルダー、熱田眞。
なぜかはよくわからないのだが、「帝王」と呼ばれていた。
理由を明確にしないままに、サポーター達は当時から「帝王・熱田」と呼んでいた。
なので、私も熱田のことは「帝王」という枕詞つきで記憶していた。

で、ふと「今、帝王は何をしているんだろう」と思って調べたら、
なんと京都の河原町三条に、「もみ路」というマッサージ店を経営していた。
「こ、これはいつか行ってみよう!」と盛り上がった。

さらに、
よくみたら、京都サンガFCの公式ページ(当然ながら、久しぶりにこのページを見た)からも「サポートショップ」として、紹介されていた(こちら)。
でも、でも、でも。
サンガの公式ホームページで温かく紹介されているにもかかわらず、「もみ路」のホームページ内にある帝王自ら執筆のブログでは、「サンガの問題は『会社組織にあり』ですかね。私が買収して超攻撃的なチームに代えたいです。無礼なコメントは右から左に受け流してください。」と書かれていたりして、読んでいる側をヒヤヒヤさせる(笑)。

あと、このまえ元サンガのチームメートであったパク・チソンが来店したようで、ブログでおおきく取り上げられていた。今や世界最高レベルのマンチェスター・ユナイテッドに所属するビッグプレーヤーに成長したチソンとの再会を喜ぶ姿は微笑ましいのだが、そこでチソンから語られたのであろう「C・ロナウドはレアル・マドリードへいく」っていう話を、そのままブログに書いており、今年の欧州サッカー移籍市場において最大の話題が、ここでうっかりネタバレになっているのがすごい。

やー、これこそやはり帝王だなぁ、と再認識。帝王は健在だった。

| | Comments (0)

2008.07.20

シナバー・レッド

この数週間ほど、JR奈良駅の周辺部に行ってなかったのだが、今日たまたま近くを通ったときに、普段見慣れない高さに電車が通り過ぎていくのを遠目でみて「!!」となった。
長いこと工事を行っていた高架が完成し、列車はすでに空の位置を駆けていた。
新聞の地元面にそんなこと書いていなかったので、「え、完成したん!?」という勢いだ。驚いた。
もっとニュースにしてもいいと思う。「せんとくん」どころじゃないぐらい、自分のなかでは大きいニュースだ。

駅の横にある大きい踏切が、すでになくなっていた。でも周りはまだ工事中のようで、シートに覆われている。
でもこの踏切が、なんというか、特別な思い出がないはずなのに、それでも「高校時代」とかを想起させる風情をたたえていた、と今になって気付く。踏切の痕跡がない場所なのに、そこを通るときには、なんとなく遮断機のカンカンカンが耳の奥にやってくるような。

━―━―━

青年男子の、自宅飲み会における社交のひとつとして、
プレステの「ウイニング・イレブン」を対戦プレイでひたすらやる、
というのがある。

そういえばかつて、小室哲哉の家に招かれた芸人が、
「ひとりずつに大きいテレビ画面が用意されて、そこでウイニングイレブンをやった」
とかいっていたのを思い出す。
人と酒飲んだあとにやりたくなるゲームなのだろう。
ていうか、ゲームそのものがすごいというより、サッカーというスポーツが人をそうさせるのかもしれない。

私もこのゲームが初期のころから好きで、
思えば初めてプレイしたのも、同じように大学時代に友人宅で集ったときだった。1998年ごろのはず・・・もう10年前か。
こんなリアルで面白いサッカーゲームがあるのか、と私は友人が眠ったあとも朝まで一人やり続けた。
翌日、親指が非常に痛かったことを憶えている。

その後私は本格的にサッカー観戦が好きになり、選手の名前も覚えるようになると、おのずとこのゲームに登場する選手たちの個性やプレーぶりも熟知するようになり、ゲームに向かわせるモチベーションも高まる一方であった。青春の数パーセントはウイニングイレブンで出来ています、といえそうだ。

そんな私ではあるが、プレステ2は買わずに、最近は自宅でウイニングイレブンをやることもなくなった。
正確に言うと「やらないようにしている」のだ。
あまりに中毒性が高い。このゲーム。
人生は他にやることがあるはずだ・・・とかなんとか。

でも最近、赤い色のプレステ2が限定販売されていることを知る。
マーケティング、恐るべし。
だんだん欲しくなってくるではないか。
Ps2cr
「シナバー・レッド」というらしい。この赤は、いいな・・・

━―━―━

ちなみに「ウイニングイレブン」よりも中毒性のあるゲームが、パソコンの世界には、ある。
こちらも相変わらず毎年データが更新されて、続いている。
「チャンピオンシップマネージャー」あらため「フットボールマネージャー」だ。統計・記録データ好きの国民性をいかんなく発揮した英国人がそのマニア心を結集させて作った、サッカーゲームの概念をひっくり返す「文字情報メインのサッカーゲーム」である。
Main_visual
こちらのほうも、私はガマンしている状態だ。
幸い、私の周囲でこのゲームをしている人は皆無なので、誰とも話題は共有されない。
まして、飲み会のあとにやるようなタイプのゲームでもない。
というわけで、手を出さないようにギリギリのところで耐えている。


| | Comments (0)

2008.07.19

「木村カエラも神社にいく」

木村カエラも、ちゃんと神社に御参りにいく。
忙しいとか言っている場合じゃないな。見習いたいものだ。

━―━―━

『生物と無生物のあいだ』(福岡伸一、講談社現代新書)を強烈に薦められたので、読んでみた。きっと名著なんだろうと思う。「きっと」というのは、私のような者に、分子生物学というテーマでここまでグググと読破させるほどだから、きっと生物学の本としてはすごく良く出来た本なんだろうな、と思うからだ。

ちゃんと著者の言いたいことを自分が飲み込めたかというと、そうでもないのだが、でも生物学の微細な世界についての議論を通して、人間の、非物質的な精神生活にまで踏み込めそうな射程を見せてくれたことがスリリングだった。たとえば「原子はなぜこんなに小さいのか?」という問いは、そのまま「なぜ生物は(原子に比べて)こんなに大きい必要があるのか?」という問いに変換されて、そのような問いに対する考え方として、「生命現象に関わるあらゆる要素が動くうえで、避けられないエラーの割合を極力控えめにするため、原子の絶対数は多く設定される」とかいう説が紹介されていたりして、「それって生物だけじゃなくて、人間の社会生活全般にもあてはまりそうな話じゃないか??」と思えたり。

そういうふうに、すぐに話を単純に飛躍させたがるのが私の悪いクセだが、でも以前に読んだ『複雑な世界、単純な法則』(マーク・ブキャナン、草思社)の内容を想起すると、生物学や物理学で見出せる現象や法則が、そっくりそのまま、社会や政治で起こっていることとマジックのごとく関連づけて語られそうな証拠がドバドバ見出せてしまう状況を見渡すと、あながち的外れでもないんじゃないか? と楽しく夢想できる。

そう思うと、南方熊楠が研究した粘菌の生態についての話を、「内発的発展論」のモデルとして社会学や国際関係論のレベルに応用しようと苦心した鶴見和子さんの発想っていうのは、かなりプログレッシヴだったんだなぁと実感。

| | Comments (0)

2008.07.18

中納言

大学事務局で私が今年から座っている場所は、学生応対用のカウンターのそばにある。私の向かいには短大の公開講座を主に扱っている担当の方の席があり、我々のいるカウンターのかたわらには、これまでの講座で作った(と思われる)精巧な人形がいくつか置いてあって、握り寿司のフルセットなどが展示されている。そのあまりの完成度の高さに通り過ぎる学生などが一様にこれに反応する。

そんななか、今日などは、同僚mizuixがここを通り過ぎるときに、おもむろに立ち止まり、そこにある人形の握り寿司をなんとなく物色していると思ったら、私に向かってエビの人形を放り投げてきた。
なので私はそれを投げ返した。
「俺はパソコンの画面に集中しとるんだ、馬鹿者」というジェスチャーを交えて。

原油高の影響で、漁業が休止になったりする昨今、ここではエビが飛び交っていた。「中納言」のCMかよ(こちら)。「エビが飛び交う大学事務局」って、どうなんだか。

そんなこんなで、そのmizuix氏主催の「タイ料理を食べる夕べ」に参加させてもらい、別の課の方々と貴重な会食の機会がもてた。タイ料理は、辛いが、うまくて、でも辛い、という感じ。「この料理は辛いかどうか」がトークのメインテーマとしてかなりのウェイトを占めていたのが面白かった。
しめくくりは、「みみお」でラーメンを食べた。ここはひさしぶり。


| | Comments (2)

2008.07.17

21世紀大学

今日は、まったく状況の異なるシチュエーションで、2度「国士舘大学」という名前が登場した。

そういうときは、深い理由もなく、「何かの縁だな」と思うようにする。で、どうせならということで、さっき国士舘大学のホームページをみてみた。

ちょっと驚いたのだが、ここには「21世紀アジア学部」という名前の学部があるようだ。初めて知った。
重要な名称に、このように「時間的概念」を入れてしまうと、あとあとその解釈が難しくなったりするので、不利なのである。たとえば「プログレッシヴ・ロック」というジャンル名なんかがそうだ。あるいは、TMネットワークの「Get Wild」は名曲だが、「Get Wild '89」になると、ちょっと冗長なダンス・チューンになってしまったせいか、魅力を感じないし、何より曲名がいつまでたっても80年代の気分のままなのが致命的だ。せっかくの名曲が、時代の楔に固定されてしまった。ザ・ポリスの「高校教師 '86」もしかり。そして藤子不二雄が手がけた代表的なマンガ作品を挙げよといわれて、『21エモン』という作品をどれだけの人がそのとき想起するだろうか。

というわけで、
21世紀アジア学部および21世紀アジア学科も、2050年あたりを過ぎたころに、「この学部名を変えたほうがいいんじゃないか」と誰しもが思うことになるんじゃないのか。
煮え切らないのは、そういうことが往々にして予想されるはずなのに、そういう名称を決める立場にいる人たちっていうのが、だいたいは2050年ごろのことなんて知ったこっちゃない、と構えている人たちで、それでいて何らかの仕事をした気分になっている可能性が高いってことだ。
自分の履歴をたどるときに「すでに存在しない名称」を生涯心に刻みながら歩まなくてはいけないというのは、平和な時代であれ平和じゃない時代であれ、なんだか切なくならないか。

「こう言ってやりたい、お二人の、ご清潔で、未来感喪失がまったくなかった育ちがうらやましいよって。それに、世界をブレーキ跡だらけの下着みたく、ぼくらに平気で手渡したことで、首を締めあげてやりたい」 from 『ジェネレーションX』、p.86

| | Comments (2)

2008.07.16

ブログはメール


ブログは「メール」のつもりで書いている。日記ではなく、メール。
不特定多数にあてているメールだが、ときおり特定の読者を想定して書いているときもある。
でも全体的にみたら、パブリックに読める内容だったりする。そういう感覚をいつも意識している。

━―━―━

『はじめてのDIY』で紹介されていた、『1円も儲からずにTシャツを作る方法―オンラインTシャツショップGbMの伝説』という本を読んでみる。そりゃあ、こんなに凝ったTシャツをこんな値段で売ったら、儲からないだろうなぁと思う。デザインはそんなに好きじゃないけど、「Tシャツへの印刷技術の多彩さに触れ、その技術を使いたいがためにデザインを作ってみる」という、本末転倒気味なノリで展開されていくものづくりの「楽しさ」が、心和む。

| | Comments (0)

2008.07.15

『世界一やさしい 問題解決の授業』

Mondai

中学生ぐらいに向けて、問題解決の方法を伝授する本。うちの大学図書館にもあったので、手にとってみた。
コンサルタント業を営む著者が、アメリカでこのような問題解決手法に関する教育に出会い「なぜこのようなことを日本では教えてくれなかったんだろう」と驚き、その思いで書いた本とのこと。
たしかに、自分もこういう本を中学生のときに読んでいたらなぁ、と思った。

「問題解決の原因をさぐり、そのためにできることを分解して分析して、そして取りうる方法をいくつか考え、そして実行に移す」という、このシンプルかつ面倒なプロセスは、つまりのところ「書くこと」によってなしえるプロセスでもあり、「書いて考える、そして実行する」という、まさに中学生や高校生のころの自分に求められていたはずのことが、わかりやすく説明されている。

━―━―━

Mimi4

次回の人間学研究所「耳学問槇島亭」は夏休み明け、10月1日の開催。
というわけで、いったん「夏休み前バージョン」のポスターを作ってみる。
最近、こういうテイストのデザインが好きなのである。

ちなみにこのポスター、「単なる予告編」的な扱いなので、A3版ポスターは10枚、そしてA4版チラシは赤色文字バージョン10枚、オレンジ文字バージョン10枚しか印刷していない。なので、うっかりレア物である。しかし校舎内でこのポスターを貼っているとき、最近研究所によく来る一回生の男の子に会ったのでこのチラシをあげようとしたら、「持っててもあれなんで、別にいいです」と返された。ちぇっ(笑)。

| | Comments (2)

2008.07.14

「全部、君だった」

最近なぜかやたら好きな曲。
山崎まさよし「全部、君だった」

━―━―━

約3ヶ月ぶりぐらいに、自宅のスカパーが復活。
せっかくなんで契約チャンネルも少し変更し、
そのなかで「エコ・ミュージック・TV」をチョイス。
これはあれだ、NHKが深夜にたまに流す「映像散歩」のオシャレ版だな、と思う。
そして、私が昔から「あったらいいのにな」と思っていたようなコンセプトのチャンネルだ。
つまりひたすら風景の映像が流れて、BGMの開始時と終わりに、曲名やアーティスト名がチョロッと表示される、その繰り返し。
こういうの、飽きない。ずっと観てしまいそうだ。トランス状態に近いかもしれない。ちょっとした脳内トリップ(=旅)。
たぶん、NHKの「映像散歩」で恍惚感を覚えていた業界人たちが、「こういうチャンネル作ってみましょう」って集まったんじゃないかとすら思う。このチャンネルのホームページをみると「エコ」とか「癒し」とか強調されているが(こちら)、いやいやこのチャンネルの本質は「トリップ」でしょう。

| | Comments (4)

2008.07.13

七月

ぼんやりと暮らしていて、ついぞフォローを怠っていたので、
G8でのサウンドデモ行進の逮捕者のことについて、まったくわかっていなかった。
どうやらこれは偶発的なものではなく、最初から完全な「狙いうち」だったようで、本当にショックだ。
詳細
たしかに、莫大な予算を投入した結果、「誰も違反者はいなかった」じゃ、警察としてもメンツがたたないと思ったんだろう。
何らかの仕事をした気にならないといけなかったようで。
でもそんなメンツのために、不当に逮捕されることがオッケーになる国って、どうよ?

きっとこういうことも、急速に忘れさせられていく。すごく落ち込んでしまう。

| | Comments (0)

2008.07.12

タンポポ面接

Hall

大阪の、あるビルの前に掲げてあった看板。
いくつかの企業の面接会場を案内しているのだが、
会場となる部屋の名前が「タンポポ」「パンジー」「アジサイ」。
香り漂う社風を目指しています、みたいな。

━―━―━

Dsc01035


貸本喫茶 ちょうちょぼっこ」のある北堀江のビルにて。

壁の色がいい。
手前に写る手すりとの色合いも含めて、いい。

「ちょうちょぼっこ」、古本も楽しいが、インディーズミニコミも誠実にガッチリと販売している大阪でも貴重な場所。

| | Comments (0)

2008.07.11

神のお告げと『FUDGE』

今日、帰る途中、
ふと神のお告げが降ってきた・・・かのように、
「次の駅で降りて、近所のブックオフへ行こう」
となった。

さっさと帰るつもりでいたので迷ったが、こういうときは直観に従おうと思った。

ブックオフへいくと、いつもだいたい、雑誌コーナーをじっくり見て回る。
普通の古本ならいまやアマゾンのマーケットプレイスで安く買えるが、雑誌となるとネットで買うのは難しい。
なのでちょっと前の雑誌を105円そこらで買うのが、たまに楽しい。

で、雑誌コーナーで特に注意して探すのが、女性向けファッション誌『FUDGE』である。
しかし、この雑誌に関しては、なかなかブックオフで売っていることがない。

それが、今日に限って、6冊ほど棚にあった。
びっくりした。
ざっと雑誌をめくって、ちょっと迷いつつ、2冊ほど購入。1冊はニューヨークとサンフランシスコ特集で、もう1冊は「英国スタイル」特集だ。
神のお告げ、ありがとう。『FUDGE』を150円で買えるチャンスは、なかなかないのだ。

さて、なぜ私はそこまでしてこの雑誌を探すのか。そもそものきっかけは「姉が薦めてくれたから」だ。この雑誌は男の子が読んでも「おもしろい」と思えるのだ。

たしかに女性ファッション誌は、どう転んでも「広告のための雑誌」であるから、消費主義や強迫観念を煽るメディアだという位置づけからは逃れられない。
ただ、『FUDGE』は、そのなかにあって、私なりの表現でいえば「徹底的に文化系的ノリ」で、「穏やかすぎる誌面づくり」を感じる。きっと、『JJ』や『CanCam』のようなテンションの高いファッション誌のことを「やっぱりこういうのって本質的に、ダサいなー」と思っている人たちが作っているんじゃないかと思うわけだ。そのへんに、ちょっとした「反抗心」をかもしだしており、でもしっかり伝えることは伝えていく頑固さがある。そして何より、ファッションだけではなく、国内外のカルチャー系のネタ全般もこだわって記事にしていたりする。だから、むしろ「ファッション誌」というより「カルチャー誌」だと思ったほうがいいのかもしれない、と思えるほど多彩なネタで充実した特集号のときもある。この雑誌は4年ほど続いているが、それなりに固定客がいるんだろうし、やはり「これぐらいの温度がちょうどいい」と思う人たちは確実に多いはずなのだ(でも、あまり見受けられない印象がある・・・もし似たような雑誌があれば、またぜひ僕に教えてください)。

とくにほとんどのページにおいて、写真にハズレがない。商品を売りつけるのではなく、世界観を提供したいという、クリエイターのワガママさ加減がうまく前面に出てきているんじゃないかと思う。

そういえば、最近私があらためて再認識したことがある。
私が「ものをつくる」とき、その受け手として想定する多様な人物設定のなかで、「世代の違う異性」というのが最も大きいウェイトを占めているのではないか、ということだ。
つまり、文章だったりデザインだったり、あらゆる表現を発信するとき、私は常に「受け手」を想定するわけだが、私が最も心を砕くのは、「これを、年長の女性や、年下の女性が見たり読んだりしたら、どうなるのか」をすごく意識しているということだ。
年の離れた異性ほど、自分と異なる人間はいない。そういう「遠い存在」に、どこまで自分の表現は届くのか? ということが(あまりいままでそういうふうに考えたこともなかったのだが)、とても重要だったということだ。

なので、私は機会をつかまえては女性ファッション誌を眺めるのが好きなのかもしれない。
いずれにせよ、デザインだったりイメージだったり、何かをつくるうえでヒントをもらっている気がする。
そういう意味で『FUDGE』は、ほどよいテンションで効果的な刺激を与えてくれる雑誌なんだろう。

***

そういえば、左のサイドバーにもあるように、『HOWE』の16号(シカ特集)の表紙も、実は『FUDGE』から勝手に拝借してコピーした写真を使っている。

| | Comments (4)

2008.07.10

タコ箱漁オーナー

北海道留萌市に、小平町というのがある。
私は最近、この町のことがとても気になっている。

ここで「タコ箱漁オーナーinおびら」という町おこし企画が注目を集めているからだ。
ホームページは(こちら)。

この小平町、タコ箱を海中に投入し、その箱の中に入ったミズダコを引き上げるという漁で日本有数の漁獲量を誇るらしい。
そのタコ箱のひとつひとつに、全国から「オーナー」を募って、「運がよければ自分の箱にタコが入ってきて、獲れたタコは自宅まで直送する」という町おこしアイデアを展開しているのだ。

Tako1
あなたも、このタコ箱のオーナーになれる。

Tako2
おおー。

さて、残念ながら今年の応募はすでに締め切られていて、かなりの人気のようだ。そして、ホームページ上では随時「漁獲結果報告」がアナウンスされている。
このホームページもなかなかよく出来ていて、それぞれのタコ箱の写真を全部公開して、「これがあなたのタコ箱ですよ」というのも知らせてくれる。そしてカメラ慣れした感のある(笑)漁師さんが登場し、その都度、漁の様子がリポートされる。

ちなみに現在、第2回目の引き上げが終わっている。状況としては、例えば「喜宝丸」の船で150箱仕掛けたうち、タコが捕獲できたのは23箱。約15%だ。この可能性の低さが、なおさらロマンをかきたてるような気がする。

私は、このタコ箱漁オーナーというアイデアを見守っているうちに、ニンマリと笑顔になってしまうような気分でいる(なので、来年度の応募があれば、確実に申し込んでいると思う)。うまく説明できない、ファニーな気分だ。別に特段、タコを食べるのがそこまで好きでもなかったのに、最近はこのタコ箱でタコをゲットしたい気分が募るばかりだ。
たぶんそれは、「タコが獲れちゃう」ということに、どことなくビジュアル的な面白味を感じているからだろう。そして、「わざわざ自分の箱に、タコが入ってきてくれたら、嬉しいような、申し訳ないような、不思議な気分になるだろうなぁ」という感じが、なんだかグッときちゃうのである。
そして、こんなことがなければ一生出会うことがなかったであろう遠くの漁港の町について、親しみを感じる機会が得られることも、微笑ましく思える(ホームページには、地元のお天気情報までリンクされている。確かにしょっちゅうチェックしてしまいそうだ)。

このタコ箱漁オーナーをきっかけに、最近は「地方の町おこし的イベント」にも、アンテナを向けつつある。
自分が知らないだけで、実はいろいろと素敵でファニーでプログレッシヴな企画があるんじゃないか、と。

| | Comments (1)

2008.07.09

記憶の奥底

ふと所長が、
「思い出せない名前がある」
と言った。

「80年代に活躍した女子テニス選手で、
チェコスロバキア出身で、同性愛者で、
『鉄の女』とか呼ばれていて・・・名前なんだったっけ・・・」

私は、テニスについてはほとんど知らないのだが、
なぜかそのとき、ふと

「ナブラチロワ」

という人名が浮かんで、言ってみたら、まさにそれが正解だった。

ウィキペディアでナブラチロワについて知りたい方は(→こちら)。こうして改めて調べると、こんなに偉大な選手であったのか、と驚くぐらい、そういう認識も私にはなく、さらに写真でみると、私が覚えていたはずのナブラチロワの顔は、まったくの別人であったようだ。それぐらい私も知識としては曖昧であったわけだ。

そんなわけで、「ナブラチロワ」という人名を記憶の奥底にしまっていることが役に立つという、人生で1回ぐらいしかないであろう出来事が今日起こったわけだ。

や、こうしてブログのネタにしたことで、「2回役に立った」とカウントしたほうがいいのか。


| | Comments (0)

2008.07.08

Tony Blair sings The Clash


トニー・ブレア前英国首相、ザ・クラッシュの曲を歌う、というサンプリング映像。
前にブッシュがU2の「ブラディ・サンディ」を歌うというネタがありましたが。
やはり英国首相にはクラッシュが似合う、ということか。
しかし、ほんとによく作るよな、こんなの・・・すごい。

最近、ようやく『パンク・アティテュード』のDVDを観る。
結局パンクって何だったんだろうというドキュメンタリー。
オマケ的についている2枚目のDVDが、きわめて教材的に(?)よく出来ていて、いろんな人の語りをつないで、パンクの果たした役割や歴史的意義を改めて浮かび上がらせようとしていた。
ピストルズは、「タブーを破って当時の社会情勢に対する文句や不満をぶちまけたバンド」という位置づけに対応して、
クラッシュは、「疑問を発し、行動をうながしたバンド」という位置づけで語られていたのが印象的。確かにそれは後世に生きる我々には納得しやすい解説だ。逆にそういう「わかりやすさ」もまた、警戒すべきことでもあるが。

さっきミクシィのコミュニティで、クラッシュのボーカリスト、ジョー・ストラマーの名言が紹介されていたのだが、

「生きている、ということを忘れるな」

というのは、ハッとさせられた。


| | Comments (0)

2008.07.07

Perico

長姉が、メールで自分からサッカーの話を書いてきた。
めずらしい。
内容が、スペインリーグのチームである「エスパニョール」についてだった。

エスパニョールといえば、西澤(現エスパルス)が所属していた、バルセロナにあるチームである。

で、姉が私に伝えたかったのは、このチームのマスコット・キャラクターのことだった。
名前を「ペリコ」という。

おかげさまで、衝撃を受けた私は必死でこのペリコの画像を集めようとがんばった。
しかし、まだ、あまり情報が少ないみたいで、わずか数枚の画像しか見つからなかった。

とりあえず、それらをここに貼り付けてみよう。

Perico00
これは、まぁ、よくある感じで、フツーだが・・・















Saluting_perico

Greeting_perico1

Flying_perico

どうだろう。

小さい写真しか見つからず、じれったいが・・・
この、昔よくあった「仮面ライダー怪人大百科」に出てきそうな、中途半端な写真の雰囲気が、なおさら私のツボに迫ってくる。

Youtubeで探すと、やたらCGアニメで出てきたりする。(こちら

「ちがう、こんなんじゃない、実物の着ぐるみのペリコがみたいんだ」と思うが、あんまりフィーチャーされていない。
しかし、そのうちブームがやってくるんじゃないだろうかと思う。

ほかにもスペインリーグのマスコットがヤバい気配もするんで、じわじわと、そういう方面で、最近やたらスペインが気になってきた。

とりあえず、ナイスなネタを提供してくれた姉に感謝・・・


| | Comments (7)

2008.07.06

あたりまえをうたがう

『はじめてのDiY』を読んで、かゆいところに手が届いている感覚。
社会学者が、ちゃんとパンクを「思想」として位置づけて解説した、日本で最初の本かもしれない。
・・・と思っていたら、ウィキペディアの日本語版における「パンク・ロック」の項が、「思想的特徴」の解説があったりするなど、見違えるほど充実した内容になっていた(こちら)。ちょっと前までは、こんな内容じゃなかったので、力不足ながら加筆すべきか・・・と思っていたほどだ。

ともあれ、この本の最初のほうでアピールされている、
「目の前にある世界を当たり前として捉えるのではなく、疑ってみること。 じぶん自身のための、より楽しい、もうひとつの世界を想像してみること。」であったり、
この本の章タイトルである「踊らされずに踊ろう!」「じぶんたちの空間を作ろう」「お金がなくてもメディアになれる!」「DiYの政治を作り出そう!」
というのは、まさに今必要なベクトルだな、と。
そして自分なりの「味つけ」をいかに加えていくか。
そんなわけで、いま居る場所から、モソモソと、かつクールにヒップに、動いていけたらとおもいます。

━―━―━

そして、明日からG8サミットなのだが、洞爺湖で起こっていることのうち、まず決して主流メディアでは報じられないであろう細かい動きについては、(こちら)や(こちら)を参照。
レーザーグラフィティは、観てみたかった・・・

━―━―━

イタリアの観光地で日本人が落書きをしてどーのこーの、という話があったが、今度のニュースは日本人じゃありませんように、と願わずにはいられない・・・「ジョイ・ディヴィジョンのボーカリスト、故イアン・カーティスの墓石が盗難」(こちら)。
Ian_gravecioser
たしかにこの墓石、最重要曲『Love will tear us apart』の曲名が墓碑銘として彫られていたり、ファンなら一度は手をあわせに行きたいものではあるが・・・
さすがに、墓石持って行くのはダメだろう。いくらなんでも「それは返しときなさい!」といいたい。
「こっちだって、いつかマンチェスターに旅行する機会があるときは、確実に墓参りに行く予定なんだから! 墓石戻しとけっ!! コラ!!」ということだ。

| | Comments (0)

2008.07.05

GIF×DIY

「百式」で、GIFアニメを手軽に作れるサイトが紹介されていた。

http://gifmake.com/

なので、ちょっと作ってみた。

Diy


このブログ上では動かないみたいだが、画像をクリックして、別のブラウザにうつすとアニメが動く。

で、ためしにブログの右上の「プロフィール画像」のところに入れてみたらどうだろう・・・と思ってやってみると、ちゃんと作動する! おおおおお。

あまりに簡単に作れたので(多少面倒くさいが)、
いろいろ他にも手がけてみたい。
ハマってしまいそうだ。

| | Comments (0)

2008.07.04

ビィン

おもむろに思い出したが、去年ロンドンへいくときに、かのエールフランス航空を利用したわけだ。
で、機内で流れる映画をいくつか選んで目の前のモニターで鑑賞するのだが、日本語吹き替えや字幕で対応できる上映作品がそのときは少なかった。
そのなかで私が唯一最後まで観た映画は、ミスター・ビーンの「カンヌへ行く」という最新作のやつで、この映画を最後まで楽しめた理由のひとつは、コメディ映画はセリフが分からなくても、とりあえず万国共通で笑えるところが多いということと、主役のミスター・ビーン自身が、ほとんどセリフを発しないということにある(笑)。
「あぁ、やはりビーンは偉大だ」
と、そのときつくづく感動した。
そんなことを、なぜか今ふと思い出した。

| | Comments (0)

2008.07.03

今日もまた

今日もまた、「不覚だった・・・」と思うこともあり(苦笑)。

そんな注意力のないタテーシさんではあるが、
旅行にいくと、普段使わない種類の注意力を使うのであろうか。
仙台にいったとき、すっかり「旅行者モード」で、やたらとデジカメでいろいろ気になったものを撮影していた。

Dsc01182
仙台で出会ったベストキャラはこれだ。ここまでニンマリされると、無条件に笑顔になるよ。

Dsc01132
これは仙台駅の観光案内所にあったモニターで、仙台空港の現在の状況を示すためのものなのだが、
Dsc01130
「ライヴ配信」として、空港に設置してある掲示板をそのままビデオカメラで撮影し、その映像がそのまま表示されているわけだ。文字情報がそのまま伝達されて表示されているのではなく、あくまでカメラの映像を写しているだけだ。
やっていることはデジタル方式だが、考え方としてはなんとなくアナログであり、かつ着地点としては「これがもっとも間違いがない」というのが、おもしろい。

Dsc01133

並木道に植わっている木の足元。
よくみると
Dsc01134
落とした携帯電話が『トムとジェリー』のアニメみたく突き抜けていったかのような。


Dsc01135
歩きながら、しばらくこのキャッチコピーを上回る表現を考えてみたが、無理だった。

Dsc01139_2
「東京エレクトロンホール宮城」。名前の響きがかっこいい。
「京セラドーム大阪」みたいでもあるが。

Dsc01155

Bus
仙台にいると、あちこちでこの「白松がモナカ」とか「白松がヨーカン」というキャッチコピーに出会う。
日本語を学ぶ外国人を混乱に陥れるような、とても迷惑なコピーだと感じる。

Dsc01180
仙台駅の横に、大きなショッピングモールとして
「エスパル仙台」
というのがあった。

当初、「仙台にはベガルタ仙台というサッカーチームがありながら、このモールの名前をつけた人は、『清水エスパルス』というチームが存在していることをどう思っているんだか」と思ったが、いまウィキペディアで調べてみると、「1988年4月1日 - 子会社『エスパルサービス株式会社』設立」とかあって、実はこっちのほうが古い。

で、このエスパル仙台、また新しい建物が増設されるらしく、

Dsc01179
「エスパル・ツー」
とのこと。
それは正直どうなんだ、と思った。

***

というわけで、仙台で感じ入ったものを一挙に紹介したが、
こうして旅から戻って冷静な目で見直すと、
どれもこれも「何がそんなに面白かったのやら」と感じる自分もいる。

| | Comments (3)

2008.07.02

ウッディ状態

人間学研究所イベント「耳学問槇島亭」第3回、終了。

しかし・・・

私の判断ミスにより、ビデオ録画の映像部分が録れていなかった。
音声だけは無事だったが。

この仕事に関わって4年ほど経つが、2年前の「紀要ページ数オーバー」に並ぶ、自己最高レベルの失態。
あのときのミスと、今回のケースは、通じるものがある。「自分の勝手な判断で、起こりうる状況に平易に対応して、根拠もない予測を過信しすぎる」ということだ。

登場していただいたゲストの先生や所長には申し訳ない・・・せっかく二人とも今日のために特別な衣装で登場していただいたのに・・・

まさにジョナサン・ウッドゲイト状態だ(解説はこちら)。

Woodgate203
ウッディ。

とにかく、原因ははっきりしているので、今後二度と同じミスはしない、と。

| | Comments (0)

2008.07.01

ブリテン笑い

最近、「ロンドンが好きだトーク」をさせてもらう機会が立て続けに起こっている。
いつもいろんな人に同じ話ばかりさせてもらってすいません、という気分でもある。

で、さっきパソコンでヤフーニュースをみたら、立て続けに英国関連の妙なニュースがヘッドラインに。
英国関連というだけで反応してしまうが、これら二つの記事は、見出しの時点で注目度が高まった。

「館内を走るランナー」、作品として英美術館に登場こちら)。
美術館のなかをひたすら走るアート。「同美術館はウェブサイトで、来館者に対し、保安上の理由から館内を走ったり作品のランナーを妨害しないよう呼びかけている。」というくだりがいい。
でも、妨害されるのも、またアート。それもアート。それも人生。
あ、うまいこと言った気分。

もうひとつは英国の学生、試験用紙に落書きして点数もらうこちら)。
「試験責任者によると、この生徒は国語のテストで『今自分が座っている部屋について述べよ』という設問に対し『失せろ』と書き込んだ。同設問は27点の配点だったところ、同生徒には2点が与えられたという。同責任者は、もしも句読点が付け加えられていたら。さらに高い得点となっただろうとしている。」
とのこと。ニュースのヘッドライン「英国の学生、試験用紙に落書きして点数もらう」という文章そのものが、なんとなくミョーにグッとくるのはなぜだろう。「ドイツの会計士、穴あけパンチを使うときにいつも緊張」みたいな文章に思えてくるからか。よくわからなくなってきた。

そういえば中学校の「技術」の科目の筆記テストで、何かの旋盤みたいな機械を使うときの注意点をいくつか挙げよ、という問題が出て、教科書に載っている作業マニュアルめいた「注意事項」を思い出して書かなければいけなかったのだが、どうしても分からずに、「おしゃべりをしない」「よそ見をしない」とか書いたら点をもらったことを思い出した。

| | Comments (4)

« June 2008 | Main | August 2008 »