あたりまえをうたがう
『はじめてのDiY』を読んで、かゆいところに手が届いている感覚。
社会学者が、ちゃんとパンクを「思想」として位置づけて解説した、日本で最初の本かもしれない。
・・・と思っていたら、ウィキペディアの日本語版における「パンク・ロック」の項が、「思想的特徴」の解説があったりするなど、見違えるほど充実した内容になっていた(こちら)。ちょっと前までは、こんな内容じゃなかったので、力不足ながら加筆すべきか・・・と思っていたほどだ。
ともあれ、この本の最初のほうでアピールされている、
「目の前にある世界を当たり前として捉えるのではなく、疑ってみること。 じぶん自身のための、より楽しい、もうひとつの世界を想像してみること。」であったり、
この本の章タイトルである「踊らされずに踊ろう!」「じぶんたちの空間を作ろう」「お金がなくてもメディアになれる!」「DiYの政治を作り出そう!」
というのは、まさに今必要なベクトルだな、と。
そして自分なりの「味つけ」をいかに加えていくか。
そんなわけで、いま居る場所から、モソモソと、かつクールにヒップに、動いていけたらとおもいます。
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そして、明日からG8サミットなのだが、洞爺湖で起こっていることのうち、まず決して主流メディアでは報じられないであろう細かい動きについては、(こちら)や(こちら)を参照。
レーザーグラフィティは、観てみたかった・・・
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イタリアの観光地で日本人が落書きをしてどーのこーの、という話があったが、今度のニュースは日本人じゃありませんように、と願わずにはいられない・・・「ジョイ・ディヴィジョンのボーカリスト、故イアン・カーティスの墓石が盗難」(こちら)。
たしかにこの墓石、最重要曲『Love will tear us apart』の曲名が墓碑銘として彫られていたり、ファンなら一度は手をあわせに行きたいものではあるが・・・
さすがに、墓石持って行くのはダメだろう。いくらなんでも「それは返しときなさい!」といいたい。
「こっちだって、いつかマンチェスターに旅行する機会があるときは、確実に墓参りに行く予定なんだから! 墓石戻しとけっ!! コラ!!」ということだ。
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