遠泳とサザエと察知力と
こういう話、好きだ。
五輪遠泳の英国代表選手、「魚が怖い」( ロイター)(こちら)。
北京五輪から新たに正式種目となるオープンウォータースイミングの英国代表選手が、魚が苦手なため、試合会場となる湖で泳ぐことに不安を抱いていることが分かった。
順義オリンピック水上公園の人工池で行われる10キロ遠泳に挑むデービッド・デービス選手は3日、ウェールズ・オンライン(www.walesonline.co.uk)に対し「もし大きな魚を見たら怖い。彼らは人間じゃない。歩き回らないし、普通じゃない」と語った。
たとえば、これはずっと私の中で温め続けているネタなのだが、「ビール会社における、お酒が飲めない下戸の社員」みたいな存在に近い。そういう人たちの、なんとなく微妙なポジショニングを応援したくなる。
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おなじみデイリーポータルZにおける古賀さんの記事
「“サザエの法則”で好印象を与えよう」(こちら)。
が面白かった。
「サザエさん」のオープニングの掛け声、「サザエでございま~す」のトーンで、普段の応対をしてみようというものだ。
私も自分の印象をアップさせたいので、さっそくこの法則を実生活に取り入れようと思う。
普段、電話応対におわれることも少ないのだが、それだからこそ、かかってきた電話にはサザエさんのように
「ハイ、研究支援課のタテーシでございま~す」的に応対することを心がけよう。うむ。
どこかでツッコミが入るまで、やってみる。
それで思い出したが、今日の仕事場で、図書館のスタッフさんと電話で話していた折、相手がちょっとインフォーマルな苦笑いをしたので、こっちもつられて「イェッヘッヘ」みたいな奇声を発してしまい、我に返るとなんとなく居心地が悪くなった。ちなみに隣のデスクの上司は休暇中。ちょっと気が緩んでいたのかもしれない。
これからサザエ方式で印象をよりよくアップさせたい私ではあるが、スタート地点は「イェッヘッヘ」からである。どうなんだ。
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新聞の書評欄をみて、はじめて知って驚いた。
あの中村俊輔(サッカー選手ね)が、『察知力』という本を出版していた(こちら)。
現役のサッカー選手が、こういう自己啓発書的・ビジネス書的な本を出すって、世界的にみても珍しいのではないか。
まるで、
『パオロ・マルディーニの語るアンチエイジングのための自己鍛錬法』とか
『ジーコのリーダー論』とか
『フィリッポ・インザーギ著 “人生とは99回のオフサイドと1発のゴール”』とか
『ピーター・クラウチ流、伸び伸びストレッチ!!』とか
ほんとに読みたくなってきた。
・・・まぁ、そういう本があればいいんだが(あ、一冊だけ実際に存在しているな)、まさに俊輔はサッカー選手として稀有な仕事をやってのけたのではないか。
というのも、以前からちょくちょくインタビューで語られていた、中村俊輔が子供のときからつけ続けてきた自己流の「サッカーノート」の存在について、ついにこの本でくわしく書かれているようなのである。「筆記することによる自己管理・自己実現」に興味を持ってきた私にとっては「まさに!」と期待させてくれる本であろう。
やー、これはさっそく読まなければ!
すでに読んだ方がいましたら、ぜひ感想を。
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