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2008.08.06

山口と鳥取

この盆休みは、山口の祖母のところへいき、祖父のお墓参りなどをする予定。その帰りに鳥取へいくことにした。砂丘と、出来れば尾崎翠の資料館などにも行きたい。本当はもっと下調べをすべきところだが、今回はおそらく行き当たりばったりになりそう。
せめてもの下調べとして、あらためて尾崎翠の作品集を読んでいる。文章の端々にカッコいいコトバがサクサクと織り込まれていることを改めて実感。あくまでこういうのって「個人的なツボ」でしか語りえない部分ではあるのだが、たとえば今日感じ入ったのは『歩行』の書き出し

 夕方、私が屋根部屋を出てひとり歩いていたのは、まったく幸田当八氏のおもかげを忘れるためであった。空には雲。野には夕方の風が吹いていた。

 という出だしなのだが、いたってフツーに思えるけど、でもこの「空には雲。野には夕方の風が吹いていた。」という一文が、私にはなぜかうまく説明できないのだが、すごくグッとくるのだ。なぜそう思うのか、今もちょっと考えているのだが、説明が難しい。「空には雲。」って、普通考えたら「まぁ、あたりまえやん」と思うのだが、あえてここで「空には雲。」と書いておくことによって描かれるリズムというか、テンポみたいなものを感じる。ソニック・ユースの曲みたいに、「なんか、地味な部分ではあるが、この箇所のこの一音が、とびきりカッコよく感じるのはなぜ」と思う感覚に似ている。
なので、
この夏は「ソニック・ユースを聴きながら尾崎翠を読む」
というテーマと、
「砂丘を眺めながらピンク・フロイドを聴く」
というテーマで、ちょっとばかし現実逃避をしてきます。


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Comments

 あら、わっちもそっち法面にいくかもです(笑)

Posted by: 後藤隊長 | 2008.08.07 00:51

いいなぁ鳥取。
境港の鮮魚と妖怪の銅像が…

僕は、現実逃避というより来世へも逃走出来ると
噂のネパール南北の二つの仏教聖地を、
業界の常識では考えられない遅すぎる
デビューを噛みしめて、
スガシカオを聞きながら回るつもりです。

Posted by: T氏@KTM | 2008.08.07 02:23

砂丘、、、サンダル厳禁ですよ!やけどします。
自然に出来たはずの、鳥取砂丘なのに、ラクダがいることで、違和感のある、砂丘に変身してしまっている感が、ぬぐえません。
この暑さで、ぜひとも、砂丘の山を登りきってください。
そして、山を登りきってからのそこの風景を写真に撮ってきてください。
私は暑さで断念しましたから。

Posted by: たいまま | 2008.08.07 10:42

隊長>バイクで、ですか? 出くわしたら乗せてくださいね。

T氏>来世への逃避っすか(笑)。なんだか気が利いていますな(笑)

たいまま>うわ、ばっちりサンダルで行く予定だったりします。

Posted by: HOWE | 2008.08.07 20:23

 ヘルメット持参で(笑)
 11日出発。
 12日下関泊予定です。

 え、11日の泊まりはって?
 そんなん未定です(汗

Posted by: 後藤隊長 | 2008.08.08 13:09

隊長>あ、すいません、だいぶ後に私はそのへんに辿り着きますねぇ(笑)ていうかマジで気をつけて下さいね、最近やたら大気が不安定で、雨が突発的にやってきますね。

Posted by: HOWE | 2008.08.08 21:28

尾崎翠作品の言葉って、そこはかとなくかっこいいですよね。『第七官界彷徨』の冒頭の一節もほんとに好きです。
「そしてそのあいだに私はひとつの恋をしたようである」
この、なんとなくさがすごく好きー。

鳥取おいでませw
ちょうど入れ違いになっちゃってほんとに残念ですが、よい旅を♪
夕暮れの砂丘から見下ろす海とか、きれいでしたよー。

Posted by: のん | 2008.08.09 13:56

のん>たぶん、もし高校生ぐらいのときに尾崎翠に出会っていたら、きっと大学は文学部を志望していたかもしれません。
たまたま昨日『第七官界彷徨』を読み終えました。たしかに「なんとなくさ」がありますね。でも終わり方が唐突だったり。瑞々しい文体が、なんともいえないです。

Posted by: HOWE | 2008.08.09 22:50

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