卒論に捧ぐ名言
仕事中に、論文における文献リストの書き方をいろいろ調べている途中、たまたま出会った名言。
「もらった魚を食べてしまったらそこで終わりだが、
魚の釣り方を身に付けたら、それでずっと食べていける」
これはある先生が大学の卒論ゼミ生に向けて紹介していたコトバなのだが、「まさに!」という感じだ。
「魚の釣り方=ある種のハウツー」が、大学教育においては重要だと私は思っている。
魚を味わうだけじゃなく、自分で実際に魚を釣って、そしてその魚を調理して、他の人にも食べてもらえるところまで、じっくりと「ワザ」を習得したいところなのだ。
そして卒論というイベントは、まさにそのハウツーを学び、そしてすぐに実践的に役立てることが求められる、スリリングな取り組みだと思う。卒論を書かなくても卒業できる大学は増えているが、それってずっと「消費者のまま」で、自分で魚を釣ることの楽しさを味わえないことになってしまいそうで、残念だ。
ぜひ「ライフハック」として卒論のつくりかたを楽しんで習得してほしい・・・と思う。
このまえ、ある学生さんから「タテーシさんは最近よく上から目線でモノを言う」といわれたが、こと「卒論を書くこと」に関してだけは、上から飛び掛って、床にねじ伏せてでも、こーいうことを耳元で叫び続けてやる。
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