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2009.01.14

遥か遠く、すぐそばに

R0010678

公開イベント「耳学問槇島亭」今年度最後の回、無事終了。
寒い中、ご来場者の方々に心から感謝。
とくに今日はじつに久しぶりな方々にお会いでき、思わぬ来訪に驚いたり。

 僕がこのイベントを表記するときに「トークライヴ」という名称にこだわるのは、まさに「ライヴ」である以上、二度と再現不可能なこの状況を分かち合いたいという気分があるからだ。そして再現不可能である以上、それらを単純な評価軸で捉えることも難しい。すべては、とある場所における、ちょっとした歴史のある一点で、その場に居合わせた人たちの、心の中だけに留まっている。そういう歴史の蓄積のしかただ。
 高校2年生のときに自分たちが掲げた文化祭のテーマ「遥か遠く、すぐそばに faraway ,so close」という言葉(U2の曲名から取ったんだけど)を僕が今でも大事に思っているのは、まさにその当時の自分が言いたかったことを、形を変えて今も似たようなコンセプトのもとで追求しているような気になっているからだ。一瞬で終わって去り行くイベントごとに伴う、ある種の「ライヴ感」を、ひとりひとりの心の中で、いつか遠い将来において想起したとき、また違った意味で「そのとき、その場所を生きる」感じをあらためて味わうこと。時間こそかかるが、ひょっとしたら「イベントへの参加/完成」というのは、そういった将来における「想起」をも含めてこそ存在するのではないか。そうして、そこに沸き起こる「不思議な充実感」っていうものを、自分は信じている。だから、決して無駄な時間ではないはず、だ。
 なので、そう簡単に評価はできにくい、ちょっとグズグズしていて分かりにくい部分で、何かを積み重ねていこうとしている。そして大学っていうのは、そういう場所をキープしつづけてほしい気がする。

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Comments

一見、正反対の矛盾している言葉の組み合わせ、ってグッときます。
たしか、この言葉「調査士」の最期で聞いたような。
遠い将来に想起することで完成する、ライブ以外にも通ずる気がするナァと思いました。

Posted by: くろねこ | 2009.01.15 at 22:25

くろねこ>そうです、調査士のときにも最後らへんにこの言葉を言っていました。ていうか、そのことを憶えていてくれていたことに驚きと嬉しさがありますよ!

Posted by: HOWE | 2009.01.15 at 22:54

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