ラスコーの悪戯
フランスにあるラスコーの洞窟は、古代人が描いた壁画が残っていることで有名だが、この壁画は洞窟で遊んでいた地元の子どもたちが見つけたとされている。
えらいなぁと思うのは、おそらくその子どもたちは壁画を発見して、そのありのままの事実をストレートに村人たちに伝えたであろうということだ。
たとえば場合によっては、子ども特有のイタズラ心によって「この壁画は自分が描いた」とかしょーもないことを言い出しかねないわけだし、あるいはもともとあったホンモノの壁画に負けじと、子どもたちの落書きが上書きされまくってしまう可能性だってあったわけだ。
そんな子どもの素朴なイタズラですべてがパーになってしまった古代壁画って、じつは世界中のあちこちに存在しているのかもしれない。そう思うと妙に平和な気分で眠りにつける。
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