「大人でしょ。」 by 衆議院選挙
選挙カーがうるさく「こんにちは」と呼びかけながら大通りを走っていて、「果たしてこのやり方って効果があるんだろうか、でもきっと効果とかどうでもよくって、いかに自分たちががんばって候補者を応援しているかを示すポーズでしかないんだろうな」とかなんとか思って歩いていたら、私を追い抜いて走っていく選挙カーが「ご通行中のみなさま、ジョギング中の方、よろしくおねがいします・・・」とかアナウンスしていて、遠くを見やるとちょうど私のほうに向かって走ってくるトレーニング中と思しき若い人たちが大笑いしながら走っていた。ともあれ街に笑顔を増やしたという意味では、そういうアドリブはあっていい。ちょっと短歌でも詠みたくなるようなシチュエーションだ。
でもやっぱり、選挙カーっていう存在は意味ないと思うんだが、どうなんだ。
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そして、ネットで検索してもあんまりヒットしないので、あえてここで書いておきたいのは
今回の衆議院選挙の告知ポスター、キャッチコピー「大人でしょ。」。
誰が考えたんだろう。
どうしてこういう余計なところでアヴァンギャルドな手法がまかりとおるのか。そのセンスはなぜ国政にまで反映されてこないのか。
いずれにせよ、あらゆる領域でじわじわと進行しつつある「日本国民子ども扱い戦略」のノリを示しているような気配もあって。
それに、「その言葉そっくりそのままテメーらに返してやる」っていうツッコミは容易に予測できるわけだし(笑)
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Comments
昨日『選挙』という映画を観てきましたが、それによると、一般の人々が呼び掛けに耳を傾けるのは3秒、ということで、さわやかな挨拶と名前の連呼で票を獲得!とばかりに、候補者や応援の人が真剣に挨拶してまわってました。印象が大事らしいです。なので効果はあるんじゃないでしょうか。
Posted by: クリス | 2009.08.25 19:07
クリス>僕もあの映画気になっていて(笑)しかし印象って、残るもんなんだろうかねぇ・・・「うるさいヤツ」としか思えないんだけど(笑)
Posted by: HOWE | 2009.08.25 21:49