アラレちゃん、そしてU2の思い出。
私の場合、「鳥山明」といえば、『ドラゴンボール』よりも先にアラレちゃんを思い出すのだ。
ちょうど自分が幼稚園ぐらいのとき、姉のもっていた単行本を何度も読んでいたはずだ。
今の自分があの荒唐無稽な作品を読み返したらどう感じるのか。なので最近ふと、機会を見つけてどこかの漫画喫茶で読みたいなーと思っていたのである。
で、つい先日行われたサッカーの試合、イングランド・プレミアリーグのフルアム×アーセナル戦を観ていたら、スタジアムの客席がテレビにふと映って、そのなかにこのアラレちゃんの帽子そのものをかぶっている女の子がいたのである(ちゃんと上記のように羽がしっかりついていた)。
イギリスで流行っているのか? アラレちゃん。
それとも、流行とはまったく無縁で、自主的にどこかであの帽子のレプリカを手に入れたのであろうか。もしくは自分で作っていたりして。
しかしどうして、またアラレちゃんなんだろう。日本ですらあまり省みられない作品のはずなのに。
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中学生の頃からU2の音楽が好きで、とくに当時は『The Unforgettable Fire』のアルバムが好きだった。
曲の内容とともに、アルバムジャケットのデザインや色合いが気に入っていた。
(いま調べたらこんなボックスセットがもうすぐ出るらしい)
自分の白黒写真好きの原点の一部はこのあたりにある気がする。
そして、このアルバムタイトル「The Unforgettable Fire」という言葉も意味深だ。
日本語の邦題では、当時からこの作品は『焔』と訳されていた。
ウィキペディアでの解説を引用すると、
原題のThe Unforgettable Fire(忘れざる炎)とは、広島・長崎への原爆投下を生きのびた被爆者達が描いた絵画のタイトル。アメリカライブツアー中、シカゴのピース・ミュージアムでこれらを見たU2のメンバーは感銘を受け、ニューアルバムのタイトルに取り入れた。
ということで、実は自分たちに直結してくる題名でもあった(でもたしかこれは原爆生存者の絵画のタイトルそのものというより、そのミュージアムでの絵画展の展覧会全体のタイトルであった、と記憶するが)。
だが当時中学生の私は、あまりそういうことを意識せず、その言葉の響きに酔っていただけで、ある日ノートの端か何かに、このタイトルの英文をなにげなく書いていた。
で、そのときの担任の先生がその英文をみて、
「忘れられない、火事?」
と言い放ったこと、そのこと自体が自分にとって「忘れられない」のである。
そりゃあ、自分の目の前で火事が起こったら、忘れられませんってば。
このアルバムに触れるたびに、そのことを思い出す。
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Comments
今日はありがとーー!
あなたの人望を実感しました。うらやましや。
あられちゃんはテレビ大阪で再放送していたようで、先日の連休はほぼ毎日見てました。
久々に見ると、ほんとに無茶苦茶なストーリーやね。
Posted by: りえぞ~ | 2009.09.30 00:10
うちに全巻あります
えぇ、もちろん私も何度読んだか
わかりませんのでボロボロですが。
Posted by: mikihiko | 2009.09.30 00:19
りえぞ~>先日はこちらこそありがとうございます。失笑されていなければいいんですが・・。
Drスランプ、再放送があったんですね。なんか遠い昔のことなんだけど、エンディングの曲までしっかり記憶にあるので、あの破天荒な展開も幼心に強烈に残っているんでしょうね。
mikihiko>それはいまのお住まいにあるっていうことでしょうか。読みに行くかもしれません(笑)
Posted by: HOWE | 2009.09.30 22:22
もちろん、大阪です
6巻ぐらいまで暴走ぷりったら
ありません(笑)
Posted by: mikihiko | 2009.10.01 00:03
mikihiko>あー、いいなぁ。こんど絶対読ませてね(笑)なんか、長編でラリーっぽい長距離レースをやる話とか、すごい好きだった記憶があります。
Posted by: HOWE | 2009.10.01 22:19