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きのう、祖母の眠る地へ向かうべく、早朝に家を出たときに、手元のiPodのランダム再生機能がこの日最初に選んだ曲が、
U2の『Sometimes you can't make it on your own』。
亡き人について歌い上げる、U2のなかでも最も個人的な曲。
まいった。
iPodは、たまにこうして、偶然とは思えないほどの、何かの意図すら感じさせるいたずらを仕掛けてくる。
そうしてこの曲とともに駅につき、ホームへとつづくエスカレーターを降りるとき、
Can you hear me when I sing?
You're the reason I sing
You're the reason why the opera is in me
この箇所が流れて、まったく予想しないタイミングで突如としてこみあげてきたあの感情のことは、一生忘れないと思う。
そういう始まりを迎えた一日だった。
この日のことは、この曲について書くことだけで、そこで流れたあらゆる時間についての軌跡を表してくれると思う。
合掌。
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