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2010.02.13

Bend It Like Beckham

女の子がサッカーで夢をかなえるという、2002年制作のイギリス映画『ベッカムに恋して』がさっきテレビでやっていて、終わりの30分を観た。
観るのは2回目になるのだが、
ラスト30分なのに、涙がちょっと出た(笑)最近いろいろあってね(笑)
泣ける映画なんです、これ。

ちょっとネタバレになりますが書いてしまうと、
主人公の設定が絶妙で、ロンドンに住むインド移民二世の女の子で、非凡なサッカーセンスを持っているのだが、「女子にサッカーはけしからん」という、古くからの慣習を重んじる両親・親戚一同(インド系移民の親族ネットワークの強さも映画ではうまく描かれていると思う)のプレッシャーにより、サッカーでの米国留学およびプロ選手へのチャンスを自ら放棄するわけだ。

映画のクライマックスは、所属チームの大事な決勝の試合(米国からのスカウトが視察にきている)の日、かぶってしまった姉の結婚式という重要な家族イベントを、最後の最後で抜け出して(父親が土壇場でギリギリ許す)、試合の終盤に交代出場し、そこで得たフリーキック(主人公がベッカムファンである以上、やはり映画の見せ場はフリーキックだ)を決めるのだが、このシーンで私がすごくウルッとなったのは、フリーキックを蹴る直前、自分の目の前で選手たちがつくる「壁」が、主人公の目には一瞬、サッカー選手たちのそれではなく、彼女の夢の実現をはばんできた親戚の女性たち一同が「あんた何考えてんのよ」と言わんばかりにそのグラウンド上に立って壁を作っているように見えて戸惑ってしまうシーンだ。まさにこの「大きな壁」を越えて彼女は自らの足でボールをゴールに蹴り込まないといけないという、映画ならではの演出だ。

いやぁ、いいですね。「みんなからの賛同が得られるまで待っていたって夢なんか叶いっこない」ということを教えてくれる映画です。

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フリーキックで泣けるというのは、まさに実際のデヴィッド・ベッカムのそれにも通じるわけで。
ベッカムで私が真っ先に思い出すフリーキックといえば、なんといっても2002年ワールドカップ予選、対ギリシャ戦のときの同点ゴール。
たしか、このフリーキックで同点にしなかったら、もはやイングランドは予選突破がピンチだったはずだ。
その絶体絶命のところで、この人は決めるわけだ。
ベッカムは単なるセレブではなくサッカー選手として本当にすごいんだ、ということを永久に刻みつけておこうと私が誓ったシーンです。
Youtubeで画像貼り付けができないバージョンで、高画質版が検索できるので、リンクだけしておきます(こちら)。
この、真ん中に蹴ったように見えてそこから急激にカーブしてサイドネットにつきささるというボールの弾道がすさまじい(先の映画の原題は『Bend it like Beckham』だが、直訳すると『ベッカムのように(ボールを)曲げろ』ということだ)。イングランドサッカー史上に残る伝説のフリーキック。「やればできる」っていうことを、実はひたすら努力の人であったベッカムが教えてくれている。

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Comments

だから何がしたいんだよぉ!

Posted by: MSK | 2010.02.14 at 01:04

MSK>いいツッコミ。

Posted by: HOWE | 2010.02.14 at 10:39

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Posted by: Kicker | 2010.02.26 at 15:52

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