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2010.02.21

内田樹「年の取り方について」

本屋で配布されていた講談社の『本』3月号をたまたま手に取ったら内田樹の「年の取り方について」というエッセイがあった。
「せめて『実際にそうなってしまったときに困らないように』、若いときには老人の条件を設定しておくことをお勧めしておきたいと思う」
とのことで、その際には「自分の『これだけは一生治らないだろうなぁ』という個性的な資質に焦点化しておくこと」と、「老人になった自分のありようについて、あまり具体的に細部にわたって想像しないこと」という2点を守っておくように、とのこと。
なるほどなぁと思った。と同時に、ただでさえこれまでの人生ずっと、会う人会う人に子どもの頃から「年のわりに落ち着いて見えますね」と言われ続けた自分としては、「もはやそれは言われなくても身についているのでは」と思ったり。

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NHKがバンクーバー五輪の女子カーリングの試合の模様を流していて、なんとか自分とカーリングとの間の距離を縮めようとしばらくがんばって観ていたが、やはりルールを知らないと楽しめない。このあたりはスポーツ中継の難しいところで、いちいちルールを説明しつづけながら実況・解説するのも難しいものがあるし、だからといってマニアックな方向のままでいいとも思えない。ましてやオリンピックでしかテレビで観ないようなスポーツだと、それなりの工夫はやはり必要ではないか。
そう思うと、野球の野村克也が解説者時代に「野村スコープ」というアイデアで野球中継に革新的な試みをしたことが際立ってくる。カーリングはまさに野村スコープのように、解説者が画面上にメモを表示させて図示しながら解説してみたらいいのでは。
あとカーリング中継は、選手や監督の「討議」の音声をそのまま拾って放送している点がほかのスポーツにはあまりない特徴かと思う。バレーボールのタイムアウトのときの監督の指示もカメラのマイクが拾うことがあるが、あれは往々にして監督からの一方的な指示が多く、そしてあまり面白い話が聞けた記憶がない。カーリングの場合は次のプレーに直結した、選手自らによる真剣な話し合いのトークなので、これってもうちょっと工夫したら、視聴者にカーリングをわかりやすく伝えられるヒントみたいなものになるのでは、と思う。

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