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2010.04.27

スープ・セッション Soup Session

雑誌『QUOTATION』の古い号に載っていた、ちょっとした記事のことがずっとひっかかっていた。
それはロンドンのクリエイターが集まって「スープ・セッション」と称し、鍋に手作りのスープをたくさん作って、みんなで食べ物をもちより、スープを飲みながら語り合って、アイデアを出したりするというパーティーのことだった。

そういう集いかたには以前から興味があって、ちょっとした企画も温めていたりもするのだが、これを読んで「なるほどー」という気分がしたと同時に、しかしすぐに「でもこの形式って、日本でいえば、『鍋もの』を囲んで飲み会をするのと変わらないんじゃないか」という印象も受けたのであった。

ただ、ついさっき考えたことなのだが、「鍋パーティー」は、やはりこの「スープ・セッション」とは違うんじゃないかということだ。

というのも、「鍋もの」というのは、みんなで作りながら食べるという、その一連のアクションが「ひとつのエンターテインメント」と見なすことができるからだ。「一緒に作る」そして「美味しいものが食べられるという期待を込めて、みんなで動く」というのは、十分なエンターテインメントであり、食べること(および飲むこと)に意識が集中せざるを得ない。そうなると、クリエイティブなアイデアを、だらだらと語り合うなかで紡ぎ出していくことを目的として集まる場合、「鍋を囲む」というのはあまり適した状況じゃないかもしれない。そうなると、「作り置きのスープ」ぐらいでお腹を満たしつつ語り合うぐらいのレベルが絶妙なのかもしれない。
あくまでも語り合うことが目的だから、食べ物は脇役でいいという発想だ。

むぅ、「スープ」という選択肢、これはなかなか面白いチョイスかもしれない。やるな、ロンドン。
(まぁ、ハナからイギリス人たちが、鍋ものを囲む発想になるかどうか、というツッコミはさておき)

あと私なりにずっと思っているのは、そういうミーティングでは絶対アルコールを摂取しないほうがいいということだ。なぜなら、話し合いの流れが論理的でなくなっていく可能性があるからだ。あくまでもシラフで語り合う。その方向性は、以前からずっと自分のなかで決定済みだったりする(笑)


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Comments

スープセッションに似たようなのって、最近テレビで見た"お弁当のおかずを持ち寄ってみんなで食べるある企業のランチ"は当てはまりそうな気がする。

その企業ではテーマを毎回決めて(例えば、野菜たっぷり!みたいな)、定期的にこのランチを楽しんで部署を超えたコミュニケーションを図っているそう。

Posted by: りえぞ~ | 2010.04.28 at 00:24

りえぞ~>親睦目的寄りな感じですよね。お弁当づくりにちょっとした刺激をもたらしてくれそうです。プレッシャーもあったりして(笑)

Posted by: HOWE | 2010.04.28 at 23:04

数日前、テレビで「哲学カフェ」というのが流行ってるって言ってた。
年齢、性別問わず、ある場所に集まり、お茶しながら語り合うらしい。
名前や肩書きも名乗らずにするんだって。
学生やお年寄り、サラリーマン。色んな人が1つの事柄について話し合う。
こういう非現実的な雰囲気に、身を置いてみるのも、何かしらいいかもな~と、見てて思ったよ。

Posted by: tomo | 2010.05.01 at 15:23

tomo>それはまさにコモンカフェの一連のイベントだったりするかもしれません。あえて普段語らないようなテーマで考えあうっていいですよね。

Posted by: HOWE | 2010.05.01 at 20:38

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