だからこそこういう国は強い
いまちょうどスペイン×スイスの試合中。
またこうしてパソコンに向かっていたら、うっかりゴールシーンを見逃しそうだ。
さて今日はちょっと角度を変えた話題。
「こういう国だからこそ、ワールドカップで優勝できるんじゃないか」と思ったニュースがこれだ。
「観戦で早退はダメ 伊閣僚が異例の警告」
(こちら)
イタリアのブルネッタ行政・イノベーション担当相は11日、サッカーW杯をテレビ観戦するために「公務員が早退することは認められない」とし、病気などを理由に申請があった場合は上司が厳しくチェックするよう求めた。ANSA通信などが伝えた。前回大会覇者でW杯優勝4度を誇る同国の熱狂的サッカーファンに異例の“警告”を出した形。同担当相は「どうしても見たければ、有給休暇を取って丸1日休むべきだ」と述べた。
イタリアではW杯期間中に限らず、教師や医師など多くの公務員が病気と偽って休暇を取ったり、職務中に職場を離れるなどのモラル低下が指摘される。日本の経団連に当たるイタリア産業連盟は、こうした状況による経済損失が国内総生産(GDP)の1%に上るとしている。
政府は病欠の場合には医師の診断書提出を義務付けたり、各種手当の減額などの対策をすでに実施している。(共同)
つまりだ、私がこういう話に反応してしまうのは、この駆け引き自体がまさにサッカー的じゃないかということだ。
政治家と公務員とのこの攻防、まさにそれ自体があたかもオフライドラインにおけるディフェンダーとアタッカーのやり合いのような。
人生に、生活に、サッカー的なるものが入り込んで、そこに「情熱」があって、そしてどこかしら哀愁ただようユーモア精神があったり。
こういう国民がたくさんいるから、日常生活的な視点から捉えても、やはりイタリアはサッカー強豪国であるような気がした。
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