人生には、なぞなぞが行き交う
きょうの朝すれ違った、赤いエプロンをつけた通りすがりのおばちゃんは、ビニール袋入りの植木鉢を右手に持ち、そしてマニアが使うような、ちょっと高そうな自転車のホイールを左肩にかけて歩いていた。
以前デイリーポータルの林さんも書いていたが、こういうシチュエーションをみると、何かの「なぞなぞの問題」みたいな状態だ。赤いエプロン、植木鉢、自転車のホイール、さてなーんだ。
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それとよく似た話だが、
このまえ混雑した地下鉄のホームで電車を待っていると、目の前をぞろぞろと集団が一列になって横切っていった。その集団とは、袈裟を着たお坊さんたちで、次から次へと「お坊さん・お坊さん・お坊さん・お坊さん・お坊さん・お坊さん・・・」と、丸い頭が連続技で過ぎ去っていく様子に、僕だけではなく周囲にいた人もうっすらと笑みがこぼれていた。なぜ連続してお坊さんが歩くだけで笑えるのか。失礼な話ではあるのだが、思わずお坊さんの列の行く先を見つめずにはいられなかった。
・・・といった話を今日、たまたま同僚のAさんに話したら、
「そのお坊さんたちのあとにつづいて、
タテーシさんが歩いて行ったらもっと面白いですね」
たしかに!!
その発想が浮かばなかった!! くやしい!(笑)
や、まぁ、一人で地下鉄のホームにいるときに、そんな見ず知らずの周囲の人たちに向けて笑いを取る必要はないんだろうけど・・・でも、だ。
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「お坊さんが連続して歩く面白さ」という話で、いま思い出した。
大昔につくられたB級コメディー映画『スペースボール』(スターウォーズのパロディ)のオープニングだ。
この映画のバカっぽさについて語ると長くなるので割愛するが、とにかくよくできていて、このオープニングの宇宙船が横切るシーンも、「何も言わずして笑いを誘う」という、かなりの難度のパロディを成立させている。
すばらしいことに、YouTubeでアップされていた!
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Comments
このあいだJ○の高架下を歩いていたら、ヘルメットをかぶってニッカポッカをはいたおじさんが同じ方向にすごい勢いで走っていくからなにかと思ってびっくりしたら、昼休みから帰ってくる工事現場のおじさんたちでした。
今日はO阪駅でショッキングピンクの髪の毛にショッキングピンクの服を着たおじさんがお人形を抱いているというシチュエーションに出くわしましたが、これはなぞなぞというより、違う意味の人ですね。
Posted by: こけし | 2010.06.03 23:30
こけし>ナゾナゾというか謎、単なる謎、みたいな(笑)
Posted by: HOWE | 2010.06.04 21:40