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2010.06.20

恐怖のハイタッチ軍団

京都市内を歩いていたら、向こうから何やら看板をもった若い男女の集団が一列になって「ハイタッチしましょう!」と言いながら陽気に歩いてきた。何かの企画か、イベントか。
なんか一瞬、夢のなかのような奇妙な感じがした。
で、私は無表情のまま、思わず、先頭の男の手にだけ、ハイタッチをしてしまった。

知らない人とハイタッチ。

たぶん、ワールドカップ期間中だからだろう、私がこんなにも見知らぬ人にもフレンドリーなのは。

で、その集団とすれ違った直後に、後ろには、ビデオカメラを持ってその様子を撮影する仲間がいたことを知って、なんだかボンヤリと後悔に近いものを感じてみたり。もしかして宗教まがいだったらイヤだなー、っていう気分。
どうせなら地元学生による自主制作インディーズ短編映画とかのほうがいい。「題名:『僕らのミライ』(21分)」みたいなノリの。

━―━―━

さてワールドカップ。
デンマークが2-1でカメルーンに勝って、この得点差により日本代表は次の試合に引き分け以上だとグループステージ突破という、なんともラッキーな状況を迎えることになった。オランダ戦を1失点で乗り切ったことの意味は大きい。

それにしてもデンマーク、徹底してカメルーンの弱点である左サイドを攻めていって、右サイドのロンメダールが1ゴール1アシストで、狙い通りの成果をあげた。
ロンメダールについては、2005年にロンドンのチャールトンFCの試合を観に行ったとき、サインをもらったことがあるのが自慢だ。
ていうか、なぜあの全盛期の頃の彼が、あんなチャールトンみたいなマイナーなチームに在籍していたのか今でも不思議でしょうがない。試合前にサポーターが出待ちをしていたら、ほとんどの選手と会えてサインをもらえるような、あの牧歌的で微笑ましい中規模のクラブにおいて、ロンメダールはもったいないぐらいワールドクラスな選手で、右サイドを爆発的なスピードで駆け上がる彼へのリスペクトを示すべく、背中に「ROMMEDAHL THE MAN」とわざわざプリントしたレプリカユニフォームを着ていたサポーターがいたことも思い出す。

そして昨日の試合では左サイドをグロンキアが務めていた。彼もそのキャリアの全盛期をイングランド、何を隠そうチェルシーFCで過ごしていた。アブラモビッチ体制になる直前、間違いなくチェルシーの攻撃陣のキーマンは彼だった。鬼のようにドリブル突破を仕掛けまくるスピード感あふれる選手だったので好きだった。2002年のW杯でデンマーク代表が和歌山でキャンプを張ったときに、なぜ私はグロンキアに会いに行かなかったのか、今でも後悔している。

そんなわけで、デンマーク代表の誇る百戦錬磨の両サイドは私にとって思い入れの深い方々がそろっており(そしてトップには、かの“男爵”がいるわけだが)、そこに駒野と長友がマッチアップして抑えにかかるわけだ。がぜんテンションはあがる(生放送は深夜だけど)。

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