「手ぬぐいほどけてギネス申請見送り 長浜の浅井中、270人271脚挑戦」
上司のSさんが教えてくれた、忘れないでおきたいニュース(こちら)。
手ぬぐいほどけてギネス申請見送り 長浜の浅井中、270人271脚挑戦
(2010年9月16日)
生徒が270人271脚のギネス世界記録に挑戦した、長浜市の浅井中学校は15日、1人の男子生徒が結んだ手ぬぐいがゴール前に解けていたとして、ギネス・ワールド・レコーズ社(英国ロンドン)へ認定申請をしないと発表した。
挑戦は12日の体育祭で実施。二人三脚の要領で、横一列になった270人が足首を手ぬぐいで結び、50メートルを転ばず歩ききった。ギネス記録を9人上回ったと見られたが、学校によると、挑戦後の昼食休憩を過ぎてから、男子生徒が母親と体育祭本部テントを訪れて、自分が結んだ手ぬぐいが解けたと申し出た。
学校は、認定のための外部立会人の証言や、撮影ビデオを検証したが、解けた事実は確認できなかった。南部啓作教頭は「解けたことを申し添えた上での申請も検討したが、生徒の勇気ある自己申告を大切にしたいと考えた」と申請を取りやめた経緯を説明した。
ええ話や。
と、思いながら再び自分の作業をするべくパソコン画面に向かいながら、しばらくして
「ギネス記録を更新することよりも重要なものがあることを、この子は示したのだ」
とフト思った瞬間、なんだか急に涙腺がグワッときてしまった。いかんいかん、なぜに最近すぐ涙ぐむんだ。
しかし本当に、勇気がいる行為である。
「挑戦後の昼食休憩を過ぎてから」っていうあたりも、グッとくる。
きっとお昼ご飯なんてのどを通らないぐらい、その生徒は真剣に悩んでいたんだろう。
逆にいうと「昼食時間」というインターバルがあったおかげで、「考える時間」ができて、それがよかったかもしれない。運動会の独特のムードってあるから。
ちなみにリンク先にあげたこの記事の「関連記事」で、こちらもギネス記録に挑戦したエピソード、「円周率、執念の5兆けた 150万円自作PC/停電越え計算3カ月」の記事もよく読んだら味のある内容なので、時間のある方はぜひ読んでほしい(こちら)。「長女がドライヤーを使い、ブレーカーが落ちたことも。10分間持つ予備電力で辛うじてしのいだ。」とかのあたりが特に秀逸。そのときのドタバタした様子が想像されて。
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