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2010.10.07

Wonderful Life

 最後に行ったのがいつだったか思い出せないぐらい久しぶりに外でラーメンを食べたら当たり前なんだけど当たり前すぎて笑えるぐらいにうまかった。
このうまさを味わうためにまた半年ぐらいラーメンを食べなければいいのである。

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 『佐藤可士和の超整理術』の本が姉の家の近所の古本屋でなぜか105円で売られていて笑ってしまったので買って読んでみた。
 佐藤氏の手がけた仕事についてはぜんぜん無知で、今をときめくアートディレクター、っていう程度の情報しか知らなかったのだけど、この本では佐藤氏の仕事にたいする考え方というのがわかりやすく提示されていておもしろかった。ひたすらクライエントとの対話を通して問題点をあぶりだし、言語化し、実は相手がすでに秘めているはずの解決方法を浮かび上がらせようと仕向けていって、そうしてアートディレクションのかたちに持って行く。
 そのプロセス全体をつらぬくのが「整理の思想」なわけで、この一連のプロセスを通してみると、佐藤氏は「アーティスト的なエゴ」というものを極力抑えて、相手のコトバによりそって、まさにカウンセリングのごとくコミュニケーションを重視し、対話や言語化のなかからデザインを創ろうとしているのだった。そりゃあ、いろんな企業が彼に仕事を頼むわな。デザインうんぬんの以前に、佐藤可士和という「ボキャブラリー」とコミュニケーションをしたい、そして自分たちの新しい魅力に気づきたい、と思わせるわけだ。

で、読みながら、不遜にも思ったわけだ。
「こういうのって、オレ昔から心がけてきたんじゃないか」と。

方向性を誤っているかもしれないが、妙な自信を身につけさせてもらった。
105円で。

━―━―━

  子どものころ観たテレビCMが、その後の人生においてもずっと忘れられないものとして残っている、という人は多いんじゃないかと思う。

 自分にとっては、それはサントリーの「OLD FORESTER」のCMだった。
 小学校高学年だった。

 長いこと憧憬のなかで埋もれていたあの映像と音楽が、この前YouTubeでみつかって、狂喜した。
 (自分は、あのサントリーのCMが『EARLY TIMES』の宣伝だとばかり思い込んでいたのである)

 この30秒ほどの映像と音楽のなかに、自分がいまでも好きだったり感銘を受けたり目指していたりする要素がつまっているような気がする。
 数年ぶりにこの映像をみて、それはひとつも揺らいでいない気がした。

 ちなみにBGMで流れている、ブラックというミュージシャンの「Wonderful Life」という曲の存在は、高校生の頃にたまたまFMで流れていたのをキャッチして、ずっと聴いてきた曲であった。
 YouTubeであらためてPVをみたら、このサントリーのCMの映像とほとんど一緒だったんだということを知る。
なのでこちらのPVだと、なおいっそう映像の詩的な美しさが楽しめる。

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Comments

日本ではいまだに混同されてますけど、
アートとデザインは全くスタンスが異なるんです(笑)
それを間違うと、クリエーターとしての仕事は出来ませんね。

Posted by: T氏 | 2010.10.08 03:10

T氏>むかし「アーティストとクリエイターの違い」について説明してくれたことは今でも覚えています。

Posted by: HOWE | 2010.10.11 18:31

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