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2010.11.20

ラテン的クルマづくり

イタリアの高級車、ランボルギーニ社の工場についてのドキュメンタリー番組があった。工場で職人の手作りによって丁寧に作られる1台1台のすごさを強調するとともに、ようやく完成した1台がはじめてテストのため試運転されるとき、自社にあるテストコースで走ると思いきや、「そういうコースを持っていない」という理由で、工場の周辺の公道(田舎道)を走らせるという事実に軽く驚いた。
しかしもっと驚いたのは、そうやって田舎道をスーパーカーで試運転していると、ときとして警察のパトカーにつかまることがあり、テストドライバーが職務質問されているシーンも流れていた。ドライバーいわく「地元警察とは信頼関係にあります」とか答えていたり。つまりのところ、納車前の段階ですでに警官にやっかいになっているようなスーパーカーを売っているわけで(笑)、たとえヤラセであったとしても、そういう映像を流すことをランボルギーニ社が許したのもすごい。なんだかランボルギーニに親しみを覚えずにはいられない。

ちなみにこれは有名な話だが、ランボルギーニは、そのそも創始者がフェラーリの創始者とケンカになって「オマエはトラクターを作って乗っていればいいんだ」と言われてキレて、それで負けじとクルマの製造を始めたのが出発点となっている。まったくもってそこには崇高な創業理念とかのカケラもなく、一人の男の怒りにまかせて出発しちゃった感があって、そうやって今日に至るまで一台一台職人さんが丁寧にじっくりスローライフ的に、とんでもなく危険な香りのするデザインのクルマを作り続けている。まさにこれぞイタリア人って感じ。

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Comments

車業界と言えば、
GMが再上場しましたな。

シボレー、新型カマロのプレスリリースがありましたな。

アストン・マーチンはジェームズ・ボンド。

ヨーロッパ車はシルエットだけでポルシェだ、
何だって分かる特徴があるけど、
日本車はこのデザインですというのがない。

デザイナーが出しても、
社内稟議でだんだん変っていくらしいね。

Posted by: ヒロポン | 2010.11.20 at 14:52

イタリアと言えばフィアットというイメージでした。
ちなみにイタリアの方は基本的に「車は走ればいい」という考えだそうで、
イタリアに行くと結構汚れた車が多いです。
ベコベコの車も多く、細い路地にも車が止まっていたり…
街を歩きながら車ばかり見てしまってました(笑)
小さな可愛らしい車が多くて(勿論傷だらけの:笑)面白かったです。

Posted by: どっちぃ | 2010.11.20 at 19:59

ヒロポン>ある意味手堅い日本人的デザイン、ということなのかもしれないよね。でも確かにオーラが違います。

どっちぃ>たしかにフィアットがいちばん大きいイメージあります。フェラーリも今ではフィアットの傘下ですし。
そして市民の方々はみんないいかげんな運転して傷だらけにしてそうなイメージが(笑)

Posted by: HOWE | 2010.11.22 at 21:05

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