4年間何をしていたんだ、自分
最近決めたことがある。
「自転車とパソコンについては、マニアにならないように努める」。
これはどういうことかというと、自転車にしろパソコンにしろ、これを道具として使うのは好きなのだが、あくまでもパーツ(道具)にこだわりすぎないようにしよう、ということだ。
自転車もパソコンも自分にとってはよく似ていて、「パーツやスペックにこだわるとキリがない」のである。
自転車もパソコンも、「それを使って何をするか、向かった先で何をするか」が大事なので、自転車やパソコンそのものの性能についてあーだこーだ考えるのはやめておこう、と決めたのである。
私はマニア体質なところがあるから、気を許すとそういう方向性に傾いてしまうので、あえてマニアにならないようにしているわけだ。
で、パソコンについては、4年前に自作で組んだものを使い続けている。しかし解説本を読みながら作ったため、いまだに自分にとっては何がなんだか分からないうちに出来てしまい、使い続けている。
ちなみにこのブログの過去の記事で、この自作パソコンをめぐってのてんやわんやについては以下のものをご参照いただければ幸い。「ジャンケンでディスプレイを格安で買える権利を勝ち取った話」(こちら)や、パソコンを完成させるまでの奮闘ぶりがうかがえる記事たち・・・これについては、やたらと当時意味のわからない題名をつけて遊んでいたので、まったく内容と関係ないタイトルが多いが、列挙してみると(「優しいリアカーは交信記録と放浪系のリミックス・エディションに彩られ」)、「教科書の世界の外は、覚えにくい真空地帯」、「真面目に輸出されていたアンプラグドな哲学は、誰にとっての救援物資か」、「漆黒の大地をめぐる、神々の安全保障」、「電源 その後」、「テクノロジー」、「・・・。」と、最終的には無言になってしまうタイトルが切ないが、いま読み返してみるとあの頃は必死だったのだな、と妙に感慨深い気分になる。
で、じつは未だに無事に稼働しているこのデスクトップパソコンは、4年前に作って以来、ほとんどバージョンアップをさせていないのであった。
(以下の文章は自分用のメモのように書いています)
なので今回、思い切ってパソコンショップへいき、内蔵メモリ(1GBを2枚)と、冷却用のケースファンを買ったのである。
内蔵メモリが自分の使っているマザーボードと相性がいいのかどうかもよく分からないまま買ってきて(危険)、おそるおそるフタを開けて(もちろん、ある程度の掃除をしたあと)、空いたままのメモリスロットに2枚差し込んだ。
それだけで、パソコンを起動させるとちゃーんとメモリが増設されて認識されている。
心なしかパソコンの操作が早くなっている。
いったい4年間何をやっていたんだ自分は、と思った。
さっさとやっておけばよかった・・・
ちなみに空冷ファンのほうだが、自分の使っているケースの形状をじっくり検討しないままに買ってしまっており、前面に取り付けるはずのものがうまく取り付けられないことが判明。
でもよくみたら、その前面用に用意したファンを背面用に転用することができるとわかり、あらためて自作パソコンのケースって、拡張の余地をのこして作られているのだなぁと感心してしまった(や、感心している場合ではない。ちゃんと事前によく調べたうえでファンを買うべきだった)。
で、残る問題は背面用に買った小さいファンを、前面に取り付けることである。前面の形状がややこしくて、これを可能にするのは「L字型のプラスドライバー工具」がないと無理なんじゃないか、っていうことになった。
いずれにせよ「ちゃんと精緻に計測してからパーツを買え」ということだ。
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Comments
マニアになるのと適切に使えるのはちがうよね(笑)
メモリーの増設だけでなく、HDDを大容量のものにすると、
より速さと安定を実感できると想うよ。
Posted by: T氏 | 2010.12.30 00:56
T氏>たしかに、次の目標はHDDとCPUなんですが、こればかりは怖いので慎重を要しますな・・・
Posted by: HOWE | 2010.12.30 22:03