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2011.01.18

風船を買いに行く仕事

年末のこと。

以前ここで紹介した、名古屋のイベントのときにシマウマ書房さんで教えてもらったフリーペーパーのマンガ『岐阜マン』(こちら)。

名古屋のイベントの成功を祈っていただいていた上司のSさんに、出張報告(?)のごとく『岐阜マン』の現物を提出したところ、大変気に入っていただく。
どれぐらい気に入ってもらえたかというと、この日Sさんはことあるごとにいろんな人たちに『岐阜マン』を読むように勧めたほどである。

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上司のSさんと『岐阜マン』。思わず写真に収めてしまった。

誰かについ教えたくなる、『岐阜マン』の不思議な魅力を再認識させられた。

そんな日の夕方、ふとY先生がやってくる。
(上司のSさんいわく、Y先生は岐阜出身らしいので「岐阜ガール」だとのこと。例によってここでも『岐阜マン』を勧めていた)

Y先生は、地域の子どもたちや親御さんとの交流会を研究活動の一環で行うため、その用事で来られた。
「子どもにウケる」というラインで何かを思い出したのであろう、そのとき上司のSさんが「タテーシくんは、風船に顔を描くのが得意ですよ」と言った。最近やった(これのこと)だ。そして間髪入れずにSさんはこのブログの記事を画面に表示させ、Y先生は「こんなの書いてるんですね~フフフ」と言い、こういうときはとってもヒヤヒヤする。

「じゃあ、風船もお願いしようかしら」

ということになり、急きょ私は近所の100円ショップへ風船を買いに行く。

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「風船を買いに行き、顔を描く」
というのが仕事の一環で行われるような、そういう人生を送ることになるんだよ、しっかり目を見開いて日々の瞬間を大切にしながら楽しく生きろよ、と中学生ぐらいのときの自分に言ってやりたい気分だ。

で、今回は「風船に顔を描くが、膨らませないように保管して、後日先生に引き渡す」ということとなったので、以下はあまり役に立たないかもしれないが、そのような条件におけるベストな方法について解説したい。

いくつか試作品を作ったのだが、やはりベストな方法は「いったん膨らませて顔を油性マジックで描き、しぼませる」というものだ。
小さい状態で顔を描いてから膨らませると、ほとんど描いた線が見えなくなるのだ。
あと、マーカーは不適であった。油性マジックがいい。

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こうして膨らませた状態ですばやく顔を描く。

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で、一気にしぼませる。この作業が楽しい。

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こうして出来上がっていく風船。

しかし言うまでもなく、買ってきた風船をすべて膨らませるのは体力的に限界もあったので、その後学生さんたちに手伝ってもらった。

ということで昨年末における仕事納めは、「おもに風船。」となった次第である。


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Comments

たくさんあると、バーバパパみたいですね~いつかうちのジュニアにも顔のある風船作ってくださいw

Posted by: かとう | 2011.01.18 22:08

かとう>バーバパパといいメリーポピンズといい、あなたの提示する「たとえ話」はことごとく的確で驚かされます。

Posted by: HOWE | 2011.01.21 00:45

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