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2011.02.14

思想表現の「セレクトショップ」としてのブログ

街を歩くと「セレクトショップ」的なお店が気になる。
どういうものがセレクトショップなのかを定めることは難しいが、オーナーの個人的嗜好が前面にあらわれていて、置いてある商品がやたら少なそうに見えて、いったいこれでどうやってお店が運営されているんだろうと心配にすらなるような、そういう店だ。

そして、ブログを書き続けるということは、思想や表現におけるセレクトショップを運営しているようなものではないかと思う。
コンビニエンスストアとは違って、すべての人に売れるような品物を扱う必要はなく、オーナー独自のセレクトで商品が選ばれ、販売されていく。
そういう意味で、お店を運営するためには仕入れをしなければならなくて、その仕入れと販売のバランスを保つことがブログを書き続けるうえで心を砕くところかもしれない。
しかも、あまり同じような商品ばかりを置いていても、店主にとっても客にとっても面白くない。

セレクトショップを長く続けるコツというのは、おそらく店主のこだわりだったり方向性だったりが、ある程度の数のお客さんに支持されていくことで達成されていくのだろう。
ただしブログの場合は、誰が読まなくても、続けようと思えば続けられるし、そしてそれも十分価値がある。
自分のためのショップとして、好きなだけ運営ができる。そこは実際のお店とは異なるところだ。

実際のセレクトショップにもホームページがあったり店主のブログが更新されていたりするだろうが、そういうブログの中身がやたら営業志向的だったりすると興ざめしてしまうわけで、そういう意味でも「みんな読んでください的なブログ」ではなく、ただひたすらマイペースに好き勝手書き続けるようなブログ、というのがセレクトショップ的な観点からもベターなのだろう、きっと。

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