« February 2011 | Main | April 2011 »

March 2011

2011.03.31

1911

本日、私の祖母が100歳となった。
1911年に生まれたことになる。明治44年。

「同い年の有名人では誰がいるんだろう」と調べてみて、自分的にグッときた人を列挙すると、岡本太郎、テネシー・ウイリアムズ(『ガラスの動物園』の作者)、ロナルド・レーガン、ロバート・ジョンソン(謎に満ちたブルース・シンガー)、ファン・マヌエル・ファンジオ(レーサー。かのミハエル・シューマッハーが記録を破るまで、F1ワールドチャンピオン最多の5回を誇った)、マーシャル・マクルーハン(メディア論)、花森安治(『暮らしの手帖』)、とそうそうたる面々が並ぶ。「しかしだ、この人たち全員より長生きしたなんて、すごいぞおばあちゃん!」と思った。

が、よーくみると、あの日野原重明さんが同い年だった!(笑)。
しかも山口県生まれだったんですね、日野原さん。
負けるな!おばあちゃん!(笑)。


| | Comments (2) | TrackBack (0)

2011.03.30

ジミーペイジ、シンディローパー。

今日、上司のSさんから教えてもらったニュース。

10046066477_s

「ジミー・ペイジの来日取りやめ」

長崎県美術館(長崎市)は29日、4月2~3日に同館を訪れる予定だった英ロックバンド、レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジの来日が取りやめになったと発表した。福島第1原発事故に絡み、英政府が日本への渡航自粛を勧告したためだという。
 ペイジは、1950~60年代のロンドンのポップカルチャーをテーマにした展覧会の開会に合わせ、同館で記者会見やトークショーを予定していた。ペイジは同館を通じ「わたしの心からの思いと祈りは日本の皆さまとともにある。皆さまの困難な状況が速やかに復旧されることを固く信じている」とのコメントを出した。(共同)

そんなイベントがそもそも長崎であることを知らなかったので「へぇ!」ともなったが、来日中止?
や、そりゃあ、いま日本は大変な状況にあるのは確かだが・・・長崎だぞ!? どんなけ福島から遠いねん。
そう、つまり「いみじくもロックスターなら、そんな政府の言うことに従うのではなく、堂々と来日してほしかった」という気分にさせてくれるわけだ。Sさんも冗談めかして「しょせん、そこまでの男だったということです」とかなんとか(笑)。

そしてもうひとつSさんからは別のニュースを教えてもらう。
このまえアルゼンチンの空港で何らかのトラブルがあり、多くの客が足止めをくらい、混乱のなかイライラが募っていたなかに、かの有名なポップシンガーであるシンディ・ローパーもいて、彼女は空港のマイクを使って即興で自分の歌を歌って拍手喝采をあびたらしい。
そして今の時代らしく、そのときの動画がいろんな人によって収録され、ネットでアップされている。

ちなみにこの元曲はこちら。
僕の小さい頃流行っていた曲。

いい曲だよなぁ。

まぁ、この行為を「単なる売名行為」と指摘することはたやすいわけだが・・・でもなんか、周りの人たちの笑顔もふくめて、なんだかこれって文字通り「ゲリラライヴ」だし、ロックでハッピーでステキな光景であるのも確かで。

そして何より、一乗客であるシンディ・ローパーに空港のアナウンス用マイクを明け渡してしまうという、アルゼンチン人のユルさというかおおらかさというか(笑)。そこにもグッとくる。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

2011.03.29

僕はつい、話をすぐ美化したがる、けれど今夜のカズのゴールは一生忘れない

30人ちかくの学生さんと、
同僚と、上司の方々と、
大きな画面を前にして、起立し、黙祷をし、キックオフをむかえたこの忘れがたい試合。

「忘れられないゴール」は、いくつもあるけれども、
こうして思い出すと、なんだか涙が出そうな感情をかきたてるゴールは初めてかもしれない。
その試合がもつ意味とか、
プレーに込められていた想いとか、
会場にいたサポーターの気持ちとか、
そういうものがアシストして決められたゴールのようだった。

試合が終わったあと、わざわざマイクを持たせてもらって、学生さんから拍手までいただいたのに、
いろいろ普段なら、サッカーファンとして語りたいことはたくさんあるはずなんだけど、
ほとんど何も言えずに、あっさりと軽くお礼しか言えなくてごめんなさい。
でも間違いなく、サッカーファンとして体験したなかで、ぜったいに忘れたくない時間を過ごせました。
ありがとうございます。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

2011.03.28

パブリック・ビューイング

明日の企画、たすくん氏の尽力によりオフィシャルなイベントになってきました。
場所は新築のサロン・ド・パドマに変更となりました。
大画面スクリーンで観戦です。

用意していたレジュメもちょっと変更しようかと思います。
エルゴラ紙を勝手にスキャンしているので、やはりアップは控えます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2011.03.27

スポーツフェスタ無事終了

快晴のもと、たくさんの親子連れが大学のグラウンドに集結。
元なでしこジャパンの池田選手をはじめとし、その他豪華メンバーも急きょ駆けつけていただきサッカー教室が開催された。
自分も「いつボールが来ても対応できるような服装(つまり、買ったばかりのジャージ)」で臨んでいたのだが、いろいろあってグラウンドにはあまり行けず。
ていうか、今日は仕事ではなく、完全にいちサッカーマニアとして参加していたので、いろいろ楽しませていただいた。

講演会では、池田選手は子どもたちに「自分の良いところを言える人はいるかな?」と問いかけた。誰も何も言い出さない。「では、自分の悪いところは言える?」となると、次々と手があがる。
そうして、自分の良いところを見出すことは確かに難しいけれども、とても大切なことである、という話をしてくれた。
サッカーをはじめたのが遅くて、あまりのヘタさに代表に呼ばれても合宿にいくのが最初は嫌だったそう。
でも次第に、他の選手には負けない精神力だったり、ヘディングの強さだったり、そうやって自分の持ち味を見出して磨き上げていったからこそここまでやってこれた、と。
そして何より周囲の人々への感謝の気持ちを忘れないでいたい、と言っていた。国際試合のときの君が代の斉唱のときは、目を閉じて、自分を支えてくれた人のことを思い浮かべてきたそうである。
ついつい、そういうのが「あたりまえのもの」となってしまいそうであるが、立ち止まって感謝の気持ちを忘れないようにする・・・まさに、震災で落ち込んでいる僕らにとって今とても大事なことのひとつであろう。

そうして講演会も無事終了。

R0037822
一緒に写真に収まっていただく。
そして写真にもあるように、今回のイベントチラシづくりに多大なご協力をいただいたハタメグミさんのイラストをパネルにして、当日は案内掲示などにも活用させてもらったのだが、池田選手にもとても気に入ってもらえたようで、「持って帰っていいですか!?」となり、それが何より、うれしかった。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

火曜日、みんなで大学に集まってサッカー日本代表×Jリーグ選抜のチャリティー試合の中継を観ようという緊急企画

火曜日の日本代表×Jリーグ選抜の震災チャリティーマッチをみんなで大学に集まって観ようという企画を急に思い立った。すぐ同僚のたすくん氏にメールをして、「アリでしょう」となった。
もっと早くから準備しておけばよかったのだが、衝動的に思いついたので勘弁を。
知っている限りの学生さんのメールに連絡をして、情報の拡散を希望中(お手間かけます)。
するとさっき、名前に覚えのない学生さんからも「行きます!」のメールをもらって、とても勇気づけられる。

無事に生きている我々は、無事にいつもどおり、新年度を迎えつつあって、そんな大学で、日本代表とJリーグ選抜の試合を見届ける。いつも通りのノリでいられることに感謝をしつつ。
何より、たくさんの人と一緒に観たほうが、より「あたたかい」気分になるんじゃないか。そういうことを考えつつ。

そしてまたしても衝動的に思いついて、エルゴラッソ紙のメンバー表をスキャンして、自分なりにコメントを書き加えて、当日配る「レジュメ資料」を作っている。レジュメを配るのって、なんだかゼミ発表みたいでいいのではないかという発想・・・。ひとまずこの日の特別な試合に出る選手たちのことについてみんなで確認をしておきたいという気分。とくにJリーグ選抜の選手たちの顔ぶれをみればみるほど、彼ら一人一人にはこの日の試合に出るべき必然性があるんだなぁということを感じさせてくれる。

R0037594

キックオフは19:20。
サッカーっぽい格好も大歓迎です。


| | Comments (4) | TrackBack (0)

2011.03.26

『ソウル・キッチン』

Soulkitchen

この『ソウル・キッチン』を観たかったのは、私は最近、ハンブルグという街に興味を持っているからである。
こういう映画は「ハイマート・フィルム」と呼ばれ、ドイツ語で「郷土映画」という意味らしい。そのとおりこの映画では湾岸都市で、移民が多いハンブルグの雰囲気を大切にした作品になっている。実際監督はトルコ人2世で、主演の俳優さんもギリシャ人2世で、映画のなかではたびたび、あのギリシャ人特有の名前の読みの難しさが強調されるシーンがあったりする。

で、なぜ私がハンブルグに興味を持っているかというと、先月のブログで書いたように、ザンクト・パウリという奇妙でステキでパンクなサッカークラブの存在を知ったからである(こちら)。
するとどうだ、この映画のなかで、主人公があるシーンで持ち歩いているカバンをよく見たら、まさにザンクト・パウリのロゴとドクロマーク入りの黒いカバンだったりするではないか!!
最近ブログにザンクト・パウリのことを書いただけに、「あー、なんか、つながってんなー」という気分になった。

ちなみにこの映画の構成は、
「地元の人から愛されている昔ながらの飲食店に、ふとしたきっかけでインパクトのある新しいスタッフが加わり、店がにぎやかになっていくのだが、トラブルによって借金ができ、店の土地を狙う悪徳不動産屋とやくざが乗り込んでくるが、店の危機をみんなで協力して乗り越えていく」
というものだが、こうして考えるとこれって「吉本新喜劇」の王道パターンと同じなのである。このダメ兄弟の織りなすドタバタ喜劇への妙な親しみやすさの原因はこれなのか、と思ったり。

あと、どうでもいいことかもしれないが、この映画のエンドロールのグラフィックがかっこよかった。ついエンドロールって退屈しそうになるけど、こういう見せ方もアリだなぁ、とちょっとした発見。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2011.03.25

エクストリーム階段降り

朝イチでたまたま大学の建物の一番上のフロアに用事があって、その帰りに階段を使って降りるとき、人がいない時間帯だったのをいいことに、いつもなら絶対ありえないスピードで飛び降りるかのごとく階段を下り、「あぁエクストリーム・スポーツみたいだ」と思った。
さっき調べたら「エクストリーム階段降り」というフレーズは確かにグーグルでヒットする言葉だということが分かった。
そこでヒットした動画。これはエスカレーターではあるが、ある意味エクストリームな降りっぷり。

------

来週火曜日の試合に際して、日本代表やJリーグ選抜の「練習」も土曜~月曜にかけて一般公開される模様。
くわしくは(こちら)。
大阪・長居のキンチョウスタジアムにて。
なかなかこういうのって大阪で見られるチャンスはない。(僕は行きませんが)
でも人が殺到しそうだが、そのあたりどうなんだろうか。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2011.03.23

SUPERCARの音源「リ・デザイン」盤がリリース、などなど

デイリーポータルZ、および林雄司さんは、あえてこの状況下で普段通りを貫いていて、さっきツィッターで「ヨウ素溶液」って韻を踏んでて「港のヨーコ横浜横須賀」みたいな語感あるなんていうつぶやきを繰り出していて、ただひたすらすごいと言わざるを得ない。

---

今日聞いたところでは、本日速攻で売り切れたらしい今度の日本代表×Jリーグ選抜のチケット、一人につき12枚まで買えたらしく、なんでそんなまとめ買いできるんだよ馬鹿野郎と思うわな。オークションで転売してくださいと言わんばかりの。昔からそうだっけ?ひょっとして、町の子どもたちのサッカーチーム+監督1人=12枚っていう算段なんだろうか? それにしてもやっぱり1人12枚は多い気がするぞ。

---

ツィッターをやっていて本当によかったと思ったのは、元スーパーカーのミキちゃんの発言で、いつのまにかスーパーカーの「音源作り直し+レア音源リリース」なるものが出るらしいことを今知った次第(こちら)。『RE:SUPERCAR 1』という題名らしく、「1」とくるからには「2」もあるのだろうか、と。
デビュー前に青森の片隅で何百曲もストックを作り続けただけあって、そういう意味での「埋蔵曲」は豊富なバンドなのである。そのあたりでのリリース攻勢にはいつだって・・・あぁ、そうだよ、ファンっていうのは哀しいほどに忠実な生き物なんだよ、ふっ・・・。
(追記:そして様々な状況を考慮して、発売は延期になった模様)

ちなみに「スーパーカー 解散」で検索すると、やはりこのブログが最初のページに表示されたりして、このフレーズで未だによくヒットされるのであるが、ここまでくると「解散なんてやっぱりしていないんだよ」と、うそぶいてしまいたくなる。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

いますぐ来い

「原発ヒステリー」批判 イスラエルの学者
2011.3.22 21:44

 イスラエルのテルアビブ大のイツハク・ベンイスラエル教授(物理学)は東日本大震災による福島第1原発事故に関し、これほど強い地震でも深刻な事態には至っていないとの認識を示し「原子力問題に対する世界的なヒステリー状態」を批判、原発建設の推進を訴えた。22日付のイスラエル紙イディオト・アハロノトに寄稿した。

 同国のネタニヤフ首相は同原発事故を受け、国内初の原発建設計画の中止を決定している。

 ベンイスラエル氏は「日本の原発は最も厳しい基準に沿って建設されている」と強調。人々は放射線という「未知のものへの恐怖」と「専門家や政府への不信感」から神経質になっているが、今後、原発なしで「日常生活を送ることはできない」として冷静な対応を訴えた。(共同)

Roykeane

だったらいますぐ来い、日本に住め!!

とか思ったり。むぅ。

原発と地震の「合わせワザ」だから怖いんですってば。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2011.03.21

デルジャン

Deljan
パチンコ屋。
神戸のホームズスタジアムの近所にて。

Deljan2
あと、これはなんだか無性にツッコミを入れたくなるような、内容と関連づけて捉えると落ち着かない気分になるデザインのポスター。
なぜにこうなんだ。いったいどうしたんだ。

以下、サッカーコネタ情報。
今回行って分かったのは、ホームズスタジアムへのアクセスへは神戸市営地下鉄海岸線の「御崎公園駅」が最寄りとされているが、それよりも一つ手前の「和田岬駅」から降りて歩いたほうがいいんじゃないかということだ。近所に飲食店が多かったり、弁当屋やパン屋もあったりする。そして、遠くからスタジアムの外観がよく見えるので、歩くにつれて少しずつスタジアムが近づく高揚感もいい。歩く距離にしても御崎公園駅から比べてさほど変わりはない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2011.03.20

We'll never walk alone.

R0037436
R0037438
R0037447
R0037455
R0037459_2
R0037491
R0037536
R0037561

ヴィッセル神戸×ガイナーレ鳥取とのチャリティー練習試合、メインスタンドのみ開放されたのだが、ほとんどの座席が埋まっていて、報道では400万円以上の義援金が集まったらしい。
キックオフ前後はサポーター同士によるコールが行われ、黙祷ののち、試合そのものは静かな状況で行われていた。選手たちの声だけが響くなか、シュートチャンスにはスタンドからどよめきと拍手が起こる。
そして試合のあと、スタンドから「ニッポン」コールと「ベガルタ仙台」のコールがおこって、幕を閉じた。
練習試合というのもあるのだけど、勝敗とかは関係なく、ピッチのうえでボールと人が動いていることを見つめる時間をみんなで過ごす。そのことに感謝をしながら、またそれぞれが日常に戻っていく感じだった。

写真にある仙台、神戸、新潟のマスコットキャラの「まけないで。がんばって!」イラストは、かのハタメグミさんがご自身のブログ(こちら)で公開し、それが今サッカーファンのなかで広がっている。モーヴィくんがこのイラストを掲げているのを目の当たりにしたとき、サッカーファンたちの「エネルギーのパス回し」の見事な連携プレーを実感した。
苦しい時間帯が続くが、サッカーはそこからいくらでもチャンスを生み出せると思う。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

何かをやらかしたい人のための映画

学生のみなさま、ご卒業おめでとうございます。
そして卒業生を送り出すべく奮闘していた在学生の姿も印象的だった一日。

先のことは分からないし、どこを向いても景気の悪い話が多い状況ではあるけれども、「何かをやらかしたい」という純粋なエネルギーは、しっかりと分かち合いたい。節目をむかえる学生さんのパワーに触れると、そういうことを思う。それが自分を今まで導いてきた原動力かもしれない。

「なにかをやらかしたい」気分でアッパーな日々を送っている人々にとっては、今度関西でも公開される『ウッドストックがやってくる』はうってつけの映画かもしれないな、とフライヤーを眺めていて思った。映画の公式サイトは(こちら)。

伝説のロック・フェス、ウッドストックについては記録映画などのドキュメンタリー的な捉え方でしか自分のなかで認識できていなかったが、そもそもこのイベントを立ち上げた人物の史実にもとづいて「開催前夜」に焦点をあてた映画というのは今までありそうでなかった気がする。
(記録映画のほうは、映画というよりも文字通り『時代のサウンドトラック』的な見方をしたほうがいいような、ちょっとダラダラしたプロモーションビデオのようなものでもあるので、なおさら)

観たい映画が最近ありすぎて追いつかない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2011.03.17

アドリブでライフハック

明日の卒業式にそなえて、毎年この日は卒業生が持って帰る紙袋のなかにいろいろな書類をつめていく作業がある。
そこで最初の段階で、箱から取り出した紙袋の、ヒモ状の取っ手をひきだして、紙袋そのものをバッと開いて、つぎつぎと並べていく作業が発生する。
で、たまたまその部屋における「紙袋開けまくり作業」を自分が適当にやっていたのだが、「おお、これはライフハックではないか?」というやり方を編み出して、調子に乗って紙袋を開けまくった。
この動作を言葉で説明するのがとても難しいと感じたので、「今のこの様子を動画で撮りたい・・・」と思ったほどだ。
無理を承知で表現するならば、「紙袋の取っ手の片方だけをさきに抜き取って左手でどんどんつかんでいき、あとはその束を順に右手で開いていき、反対側の取っ手を抜き出して、完了」というものだ・・・あ、文章にするとスムーズに説明しきった感があるな・・・まぁ、いたってシンプルな動作である。
ともあれ、そばで同じ作業をしていた同僚のTくんもこのやり方が気になっていたらしく、「その方法を教えてください」と言われたので、さっそく教示したり。すぐに他の人もやり方がマスターできるのも、ライフハックとしては重要だ。

私の身の回りでもっとも「ライフハック」をアクティブに実践していたと言えるST先生が、最近になって「ライフハックを追求することをやめました」と言い出して、ちょっと残念な気分になった。おそらく几帳面にライフハックのワザを仕事に応用しようとして、だんだん面倒になってきたのかもしれない。私にとってライフハックは、もっとアバウトなものとして捉えていて、「追求するのをやめるなんて、もったいない!」という気分になるわけだ。つまりのところライフハックというのは、普段やっている仕事なり生活全般の「動作・作業」なり思考パターンだったり消費活動だったりという、ひとつひとつのアクションを見直して、違うやり方を構想したり試してみたりするゲームの一種みたいな感覚だ。
そのような生活態度に「ライフハック」という言葉を当てはめたこと自体が「ある種のライフハック」だとも思えてくる。ライフハックという言葉を手がかりとして、「あたらしいアイデアに向けてアンテナを張る」というような行為を日常生活でより意識的にさせてくれる「きっかけ」が見出されてくる、そんな感じがするのだ。

-----

「卒業式」というイベントに際して想起しやすい曲のうちのひとつ、レベッカの「One More Kiss」。
こういう80年代の隠れた名曲はどうにかして後世に残していきたい。

この動画、歌番組の出演時のときなのに、そんなこと関係ないぐらいのNOKKOの異様な気合いの入りぐあいにグッとくる。本来の歌詞間違えたりすっとばしてアドリブで歌いきったり。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

ヴィッセル神戸のチャリティー練習試合

3/19はヴィッセル神戸×名古屋グランパスの試合が行われる予定だったが、今回の中止にともない、急きょ練習試合としてガイナーレ鳥取(J2)との試合が組まれた。開始は14時から。入場は無料で、義援金を募る。
もともと神戸に用事があったのでそのついでに名古屋戦を観るつもりでいたので、この練習試合を観に行くことにしようと思う。ガイナーレは岡野出てくれないかな。古巣対決だし。
詳細は(こちら)。

---

そもそも原発だったり放射能についての知識がからっきし無いので、何を言われても何も考えようがなくて何も判断できない。
そこがこの数日の苦々しい気分につながっている。
勉強しようにもモチベーションがそこまでわいてこない。
しかしいずれにせよ、何らかのアイデアを出していくことが求められている。それこそ『冒険野郎マクガイバー』のごとく。ピンチのときでも、使えるものを工夫して危機を乗り越えていく『マクガイバリズム』がいまこそ問われている。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2011.03.15

富山に注目しつつあるのです

こういうときだからこそ、このブログではどうでもいいコネタをバラまいておきたい・・・と思いつつも、結局あまりネタがおりてこないので、心寂しい夜である。
それだけ気持ち的には停滞しているっていうことなのか。

そういうときには、いくらでも語れるネタ、サッカーのはなし。

断言しよう、今年のJリーグで一番注目すべきかもしれないチームはカターレ富山(J2)だ、と。
なぜなら、
今シーズンから、チリ代表に習って「3-3-3-1」という不思議なフォーメーションで闘うべく練習を重ねているとのこと!
開幕戦も勝っている。だからなおさら、地震がなければ実施されていたであろうホーム開幕戦がどうなるのか気になっていた。
3-3-3-1というのは、エルゴラッソ紙の説明によると「フィールドを横で分割するのではなく、タテで分割して考える」というアイデアからなるようで、理論的にはボールがサイドに入ると、フォワードの守備参加も含めてサイドに4人もの枚数が守備を固めることになるらしい。そうしてサイドの突破を許さないとなれば、先週見たような、ひたすらサイド攻撃に徹したがる浦和レッズなんて抑え込まれそうだ。

理屈は分かるが、それが本当にどこまでうまくいくのか。これは生で観ないとどうにも言えない。
(攻略法としてはサイドチェンジを多用して揺さぶったり、攻め疲れ/守り疲れを誘うようなボール回しに徹して後半勝負をかける、とか・・?)

204cmのオーロイ選手擁するジェフ千葉といい、もちろんFC東京といい、カズの横浜FCといい、じつはJ2リーグも今シーズンは見どころが多いのである。

なのでなおさら、みんなが安心してJリーグを楽しめる日々が早く戻ることを祈ってやまない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2011.03.14

「多くのサッカー狂に訴えます」

武藤文雄氏の「多くのサッカー狂に訴えます」(全文はこちら)。

サッカーなんて、この災禍に比べればほんのほんのとるに足らない事です。改めて痛感されました。
 でも、サッカーはサッカーなのです。サッカーは常に周囲を見て、適切な判断を瞬時に行う競技です。そして、常に理不尽な事態がおきる中、創意工夫で窮地を脱する所に妙味があります。被災者の方には、サッカーのような卑近な喩えは、大変申し訳なく思います。でも、「俺はサッカーを愛している」と自負を持っている人達は、率先して周囲を励まし、この難しい事態を工夫して乗り越える努力を、少しづつやりませんか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2011.03.12

ムエンデ先生退職祝賀会

どう受け止めていいかわからない状況になってしまっていて、自分はテレビを見つづけているだけであった。

そして今日は定年される“ムエンデ”先生の退職祝賀会の日であった。ひさしぶりに顔を合わせる人々の、ほとんど変わらないままの姿にちょっと安心感をいただいた気分。
とくにパーティーの途中で民音の会のメンバーが演奏をしていて、創始者のふーちゃんの、彼だからこそなしえる独特の歌声と演奏が聴けたことがよかった。すぐにノスタルジックな感傷にひたりたがる私の悪いクセもあるのだけど。でも音楽っていうのはどんな状況であれ、大事なことを思い出させたりつなぎとめてくれたりするものだ。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2011.03.10

ポスターの新作です

110327

ひさしぶりにポスターをデザインさせていただきました。
詳しくは画像をクリックして拡大して中身を読んでいただけるとうれしいのですが、とにかく内容が内容だけに、タテーシ的には「ぜひ作らせてください!!」というもので。
そして、この素敵なイラストは、ハタメグミさんというイラストレーターの方に描いてもらいました。ハタさんに描いてもらうことができた経緯はこのブログでは説明を省略させていただきますが、もうとにかく感謝感激です。
また、この手書き文字については学生のmuunnaくんに頼んで書いてもらいました。女の子のような可愛い字ですが、書いたのは男子学生という。自分の周囲で、このイメージ通りの可愛げのある文字を書ける人が彼だったのです。
あと、写っている黄色いボールは上司のSさんのお子さんから借りたものです(笑)

ちなみにゲストの池田選手(僕にとっては旧姓の『磯崎』でなじみがあるのですが)については、『荒れ地に花は咲く―サッカーへたくそ少女、なでしこジャパンの飛躍を支える』という著作がありまして、今回のポスターデザインに際してこれを読み、なおいっそう「池田選手すごい!会いたい!」という気分になりました。そんなテンションのままでポスターをデザインさせてもらった次第です。

池田選手は高校からサッカーを始めたこともあり、指導者からも、そして後輩からも「彼女はサッカーがヘタクソです!」と本のなかで証言されているのだけど、ある意味そこまで言わせるのは、池田選手のキャラクターの素晴らしさゆえでしょう。
そしてたしかにテクニック的にはヘタクソかもしれないけど、そんな選手がやがて日本代表のキャプテンとして長きにわたって活躍するという、その軌跡に惹きつけられるものがあります。
「うまい/へた」というような、単純な対立軸だけでは語り得ないものとは何か、を考えさせてくれます。
すぐに結論を出してあきらめたり自信を失いがちな若い学生さんにはぜひ読んでほしいなぁ、知ってほしいサッカー選手だなぁ、とか思います。まぁ、自分自身もすぐにあきらめたりするタチなんですが・・・。

ちなみにこのイベントは親子で楽しむサッカー教室や、女子サッカー選手対象の講習会などがありますが、家族もいなければ女の子でもないような私でも、講演会だけの参加だったり、サッカー教室の見学だけでもオッケーなので、興味のありそうな方に教えていただけると幸いです!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2011.03.08

『恐竜くん』ブログだ

またひとつ日本で素晴らしいブログが現れているので紹介させていただきます。宇治市槙島町界隈では(そしてその他の場所でも配布されています)圧倒的な知名度を誇るフリーペーパー漫画『恐竜くん』のブログです。4コマが読めます!(リンクはこちら!

ブログを読んでいると『日本産セミ科図鑑』が気になってきました。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2011.03.06

神戸×浦和、そして宮本恒靖について

今日もサッカー話。
今年の目標のひとつ「Jリーグをちゃんと応援する」に従って、
行ってきました、J開幕戦! ヴィッセル神戸×浦和レッズ!!

R0036479

R0036490
テンション高く盛り上がる筆者。

この神戸のホームズスタジアム(旧名:ウイングスタジアム)へは、7年前に一度来たっきりであった。しかもそのときは非常にレアな用事(こちらの記事や、こちらの記事を参照)だったので、スタジアム内部のグラウンドを見たのは初めてであった。

で、中に入ると
R0036598

さすがヨーロッパばりの球技専用スタジアム!! 非常にとっても素晴らしく見やすい!! 傾斜角度も申し分なし!! これこそサッカーを楽しむ空間!!
「なぜ関西にいながら、いままでここでサッカーを見なかったのか」と激しく後悔!!
屋根もしっかり張り出しているから、どんな天候でも快適に観戦できる。

そして何より今日のお目当てのひとつは、「どこでもホームのごとく人が集まって凶暴的なチャントを響かせる」浦和レッズサポーター集団!

R0036506

ヴィッセル神戸はいっちょまえにヨーロッパのクラブみたいに対戦相手に応じたチケット価格を設定しており、案の定浦和レッズ戦は一番高い値段設定になっている。でもこのサポーターを観に行くことでその価値は十分にあると思う(なので今回はバックスタンドの浦和ゴール裏寄りに座ってみた)。
浦和のサポーターたちは期待通りの迫力で、屋根のおかげもあって声援が響く響く。そして開幕セレモニーで招かれた神戸市長のスピーチが行われていても、まったく無関係に浦和コールが延々と続いていく不遜ぶりも印象的!(笑)

さて試合であるが、私はJリーグの試合をスタジアムで生観戦するときは、普段のテレビ中継では見られない方法、すなわち「ボールを追うのではなく、特定の選手を決めて、ひたすらその選手の『一人称的視点』を強く意識しながら、グラウンドで起きている出来事を追う」という見方を楽しむことが多い。なので自分が予測する動きと、実際の選手の動きとのズレがあったときなどは、「あー、そういう考えで動くのね」とその都度思いながら観たりして楽しむことができる。ぜひスタジアムで生観戦する際、ボールの動きを追うのに飽きてきたら、この見方をオススメしたいわけだが、今日の私は浦和のボランチ、鈴木啓太の動きを軸に試合を観ていた・・・が、鈴木啓太はこの日イエロー2枚をもらって後半途中で退場となってしまい、ちょっとガッカリ。

試合内容は神戸のポポがフリーキックで直接決めたゴールを守りきって1-0で神戸が勝った。
というわけで今日の私が「鈴木啓太的視点」で感じた浦和レッズの印象をまとめると、「今年の浦和はサイド攻撃を強く意識したフォーメーションで臨むけれど、新加入のトップ下、マルシオ・リシャルデスとの連携がまだぜんぜん機能せず、その結果トップで張るエジミウソンが孤立したままで、自分たちの攻撃の形がほとんど作れなかった。ただし守備については、メンバーもほとんど昨シーズンから変わらないため、あまり神戸に決定的に崩される場面はなかったのでよかったと思う(セットプレーでの失点は事故みたいなものだったので)」といったところだ。

ただし今シーズンの浦和の目標がアジアチャンピォンズリーグ出場権の獲得にあるとすれば、それはちょっと厳しいかな・・・というのが正直な印象だ。ついこの間までウエストハムのコーチをしていた、クラブOBでもあるペトロヴィッチ新監督がこのメンバーをどこまでレベルアップできるのか、その采配ぶりには注目したい。

さて、今日のスタジアムで気になったことといえば、

R0036482
R0036486_2
Miyamotooo

昨シーズンからベンチに追いやられがちで不憫な宮本ツネ様がやたらと物販要員として露出が多すぎることでしょうか。
私もシドニー五輪世代の一員として、この扱いには過敏に反応してしまいます。

R0036496
ホームズくん。

いずれにせよ、この神戸のスタジアムは「またJリーグの試合を観よう」と思わせてくれる雰囲気で、とてもオススメだ。最近は神戸にいく用事が増えてきたので、それにかこつけて今シーズンは何回か足を運ぼうと思った次第である。

| | Comments (3) | TrackBack (0)

2011.03.05

今シーズンのJ1リーグ各クラブのユニフォームデザインをチェックしてみる

19年目のJリーグ開幕記念ということで、今シーズンのJ1各クラブのユニフォームについてひととおりチェックしておきたい。

<ひとまず、マトモ系>
まずタテーシ的には無難だと思うデザインのユニフォームをピックアップ。
無難というのは「これだったら身につけてもかまわない」という基準をクリアした、という意味だ。
その意味でいちばん無難だったのは、意外にもナイキ製のユニフォームである浦和レッズだ。
L410928616
無駄な装飾を省く、じつはこれがサッカーユニフォームのデザインにおいては王道であると再認識させてくれる。

その次に無難だと思うのはジュビロ磐田。

02240901_4d659fe52074e
ジュビロはチームのエンブレムもいいセンスしているし、毎年わりと安定して良いデザインを保っている印象がある。
あとYAMAHAのロゴも涼しげな感じがでているので好きだ。
首回りの切り込みだけが惜しいポイント。

そしてセレッソ大阪。Jリーグ加入当時はどピンクのシャツ+水色のパンツという、「花見のブルーシート的」なカラーリングがエグい感じだったが、いつ頃からか紺色を基調として、ピンク色を差し色的に扱うようになってからは、毎年わりと安定的に無難な色使いで収まっている。
Cerezo

柏レイソルも今シーズンはシンプルにまとめてきている。
T02200293_0480064010998938495
「世界ふしぎ発見!」好きとしては、この日立のロゴがずっと続いてくれているとうれしくなる。

あと、川崎フロンターレも普通なのだが
20110202115034_71112_2
あえて苦言を言うと、肩の鎖骨あたりの黒い部分が平らになっていることにより、「なんだかサンドイッチマンのように看板を抱えているかのような感じ」に見えてしまうデザインとなっている。
ちなみに右脇腹付近には、漢字で今シーズンのテーマである「挑」という文字が入っていて
Img_270386_28047966_0
すごくデザイン的にしっかりしたロゴだなぁと思っていたら、これは地元・川崎出身だった岡本太郎がかつて描いた文字を採用したとのこと。

そして、可もなく不可もなく・・・ていうか「まぁ、どうでもいいや」的なデザインとしては
6646537e
鹿島アントラーズ、20周年記念モデル。例年と異なりパンツの色まで赤になり、すべてが赤くなってしまったのでちょっと違和感も。

<ムダな線引きがもったいない系>

最近のサッカーユニフォームデザインにおいては、ムダにラインを引いて、デザインを台無しにしているものが少なくない。

たとえば清水エスパルス。
26320878
同じプーマ製でいえば、イングランドのトッテナムもまったく似たようなデザインになっているのだが、非対称なのが個人的には好きではない。

ガンバ大阪も、中央の黄色のラインは余計かと思う。
Endo

「ムダ」といえば、アルビレックス新潟も
15_homma
そこに青色を中途半端に加えなくても、といいたくなる。
あと「亀田製菓」な。

大宮アルディージャ。
Omiya
うーん、ここもムダな線が多すぎる。

でも今年もっとも「その線はムダだ!」と言いたいのは、昨シーズン王者だ。
Images
なぜ黄色と黒のラインがそのような太さで入ってしまうのか、名古屋グランパス。

<ウルトラマン系>

まるで「ウルトラマン」のような雰囲気をかもしだすユニフォームも散見される。

Player_ph_30_1
ベガルタ仙台。

Vissel
ヴィッセル神戸。

<スポンサーロゴが・・・系>

もちろんスポンサーに罪はない。これからもJリーグを支援してもらいたい。
でも、それでもユニフォームのデザインにとっては、やや微妙な組み合わせのものもある。

2011030204
モンテディオ山形。ちょっと写真そのものがグッとくる。「つや姫」っていうのは稲の品種だそう。

00071173b
「皇潤」!!飲むヒアルロン酸! 文句あるか!的なアビスパ福岡。

そして、デザイン的にはFCバルセロナっぽい色調であるが
10
ヴァンフォーレ甲府。だいぶ前からこのスポンサー。

<じわじわと受け入れつつある系>

どういう事かというと、「最初見たときには『なんじゃこれ!』と思ったが、見慣れてくるとじわじわと『あ、これはアリかも』と思えるようになってきたユニフォーム」ということだ。

今シーズンについて言えば、それはサンフレッチェ広島だ。

Lecche_2
これは今日のJ's GOALのサイトでみつけた画像だが、太陽の下でみると、案外これはこれで悪くないような気がしてきた。むしろオシャレかもしれないとすら思えてくる。

<ズバリ、残念系>

今シーズン、残念だと思ったJ1リーグのユニフォームはこれだ。

Yokohamafm
横浜Fマリノス。
あぁ、なんでまたこんな妙なデザインに。
親会社が自動車メーカーだからか、タイヤの跡みたいな模様が。

・・・そんなわけで今シーズンはJリーグもしっかり応援しようと思いつつ、J1各クラブのユニフォームをまとめてみた。まぁデザインそのものよりも、実際の試合結果のほうがよっぽど大事なわけだが、得てしてユニフォームというのはサポーターにとっても重要なアイテムなのだから、デザインが良いに越したことはないはずだ。

ちなみに今シーズンのJ1リーグで注目しているクラブの筆頭は川崎フロンターレだ。中村憲剛はこのチームに残留しつづけて意地でもタイトルを獲りたいはずで、柴崎という良質のボランチを獲得したことで、憲剛がより攻撃的な仕事に専念できる状況を相馬直樹新監督が構築してきている。そこに稲本やジュニーニョや山瀬といったタレントがからんでくるダイナミックなチームとなってきていて、個人的にはこっそりと優勝候補にあげたい。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

2011.03.03

「ベンツ」と書かれたベンツの事件

ニュースネタ。

他人のベンツに「ベンツ」と削り書きした医師逮捕「自分も欲しかった」
詳しくはこちら

ちょうど20年前ぐらい、私が中学校に入りたてのころ、吉田戦車のマンガ『伝染るんです』が流行っていたのだが、まさにこの犯人はその頃このマンガを愛読していたに違いない、と思う。ノリがもう、まさにっていう。
犯人は58歳だというから、あのマンガが流行っていた当時38歳ぐらいで、そしてあの頃はバブル景気のまっただ中で、おそらく医師としてのキャリアを選びつつ、浮かれた日本のなかで「そのうちベンツぐらい」と思いながらがんばって働いていたのかもしれない。そして『ビッグコミックスピリッツ』とかを読んでいたのだ。なんだかもう、その人の立ち姿とか髪型まで想像できそうな気分。90年代に入った直後、「このままこの世界が、日本が、自分の生活が、うまくいくことしか考えられなかった」感が満載の、誰も責められようのないほどの圧倒的な自信過剰ぶりが幅をきかせ、「ジュリアナ東京」みたいなものが失笑なしに受け止められていた時代において、この人は「そのうちベンツ」組だったわけだ。で、実際にベンツを乗っていた時期もあっただろうし、いまじゃ他の高級車も乗っていたのかもしれない。単にこの人が新しいベンツをほしがっていたのだけど、誰かが先に買っていて、「あぁいいなーくそー」とか思っただけかもしれない。

いずれにせよベンツの車に「ベンツ」と書いてしまう、その『伝染るんです』的発想は、あの加速しまくりなハイパーバブリー期の日本において、ある種「そうでもしないとやってられない」気分の反映でもあったような気がする。イケイケな現実世界にたいして個々人は「シュールさ」でもって立ち向かっていかないと面白さが空回りしていくような・・・その流れがいまになって定着しつつあって、この手の事件においても、「あぁ、そういうバカなことする人いるよね」という平静なスタンス(つまり、強引にまとめると『ネタ化』という言葉が妥当か)で受け止められることが可能になっている気がしてきた。

もっと言うと、この事件の被害者が「ベンツ」と書かれたベンツを、「そのまま乗り続ける」ということも、ある種受け入れられてしまう状況ってあるような気がしないだろうか、この現代社会。まさに「ネタ化」の波はとどまることを知らない。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

2011.03.02

とっさの有名人対応力(TYT)について

父親が、私に対する子育てにおいて未だに後悔していることとして、こんなエピソードを挙げてくれた。

私が小学生のとき、しばしば大阪の京橋にある松下電器の「ツイン21」というビルへ遊びに行っていたのだが、あるときそのビルのなかで、晩年の松下幸之助が車いすに乗って、付き人とともに移動している現場に出くわしたのである。

松下幸之助を尊敬していた父親は本人を目の当たりにして緊張したらしく、ついぞ自分の子どもに向かって、指を差して「あれが松下幸之助だ!よく見ておけ!」とかなんとか、そういうことが言えなかったらしい。(そして実際、私が記憶しているのは松下幸之助の姿ではなく、なんだかえらくテンションが高かった父親のおぼろげな印象だ)

「あの場ではそういうことがはばかられたが、お前にちゃんと松下幸之助の存在を認識させておきたかったなぁと後悔している」というのが、この30数年間における最大の後悔だった・・・というわけで、「そ、そうなのか・・・」と思ってしまうわけだが。

こういうのを「とっさの有名人対応力(略してTYT)」とでも呼べそうである。
別にいちいち対応しなくてもいいはずなんだろうが、でもやはりどこかでこのチカラを向上させておくことが、こうした後悔を生まずに済む。

ちなみに私の好きな小説『ジェネレーションX』では、こういうときに「あなたのアルバムは全部持っています」と(どんなジャンルの有名人であれ)言っておいたらいいんだよと登場人物の口から語られていたことを思い出すわけだが・・・さすがに松下幸之助に向かっては言えないな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« February 2011 | Main | April 2011 »