今シーズンのJ1リーグ各クラブのユニフォームデザインをチェックしてみる
19年目のJリーグ開幕記念ということで、今シーズンのJ1各クラブのユニフォームについてひととおりチェックしておきたい。
<ひとまず、マトモ系>
まずタテーシ的には無難だと思うデザインのユニフォームをピックアップ。
無難というのは「これだったら身につけてもかまわない」という基準をクリアした、という意味だ。
その意味でいちばん無難だったのは、意外にもナイキ製のユニフォームである浦和レッズだ。
無駄な装飾を省く、じつはこれがサッカーユニフォームのデザインにおいては王道であると再認識させてくれる。
その次に無難だと思うのはジュビロ磐田。
ジュビロはチームのエンブレムもいいセンスしているし、毎年わりと安定して良いデザインを保っている印象がある。
あとYAMAHAのロゴも涼しげな感じがでているので好きだ。
首回りの切り込みだけが惜しいポイント。
そしてセレッソ大阪。Jリーグ加入当時はどピンクのシャツ+水色のパンツという、「花見のブルーシート的」なカラーリングがエグい感じだったが、いつ頃からか紺色を基調として、ピンク色を差し色的に扱うようになってからは、毎年わりと安定的に無難な色使いで収まっている。
柏レイソルも今シーズンはシンプルにまとめてきている。
「世界ふしぎ発見!」好きとしては、この日立のロゴがずっと続いてくれているとうれしくなる。
あと、川崎フロンターレも普通なのだが
あえて苦言を言うと、肩の鎖骨あたりの黒い部分が平らになっていることにより、「なんだかサンドイッチマンのように看板を抱えているかのような感じ」に見えてしまうデザインとなっている。
ちなみに右脇腹付近には、漢字で今シーズンのテーマである「挑」という文字が入っていて
すごくデザイン的にしっかりしたロゴだなぁと思っていたら、これは地元・川崎出身だった岡本太郎がかつて描いた文字を採用したとのこと。
そして、可もなく不可もなく・・・ていうか「まぁ、どうでもいいや」的なデザインとしては
鹿島アントラーズ、20周年記念モデル。例年と異なりパンツの色まで赤になり、すべてが赤くなってしまったのでちょっと違和感も。
<ムダな線引きがもったいない系>
最近のサッカーユニフォームデザインにおいては、ムダにラインを引いて、デザインを台無しにしているものが少なくない。
たとえば清水エスパルス。
同じプーマ製でいえば、イングランドのトッテナムもまったく似たようなデザインになっているのだが、非対称なのが個人的には好きではない。
「ムダ」といえば、アルビレックス新潟も
そこに青色を中途半端に加えなくても、といいたくなる。
あと「亀田製菓」な。
大宮アルディージャ。
うーん、ここもムダな線が多すぎる。
でも今年もっとも「その線はムダだ!」と言いたいのは、昨シーズン王者だ。
なぜ黄色と黒のラインがそのような太さで入ってしまうのか、名古屋グランパス。
<ウルトラマン系>
まるで「ウルトラマン」のような雰囲気をかもしだすユニフォームも散見される。
ベガルタ仙台。
<スポンサーロゴが・・・系>
もちろんスポンサーに罪はない。これからもJリーグを支援してもらいたい。
でも、それでもユニフォームのデザインにとっては、やや微妙な組み合わせのものもある。
モンテディオ山形。ちょっと写真そのものがグッとくる。「つや姫」っていうのは稲の品種だそう。
「皇潤」!!飲むヒアルロン酸! 文句あるか!的なアビスパ福岡。
そして、デザイン的にはFCバルセロナっぽい色調であるが
ヴァンフォーレ甲府。だいぶ前からこのスポンサー。
<じわじわと受け入れつつある系>
どういう事かというと、「最初見たときには『なんじゃこれ!』と思ったが、見慣れてくるとじわじわと『あ、これはアリかも』と思えるようになってきたユニフォーム」ということだ。
今シーズンについて言えば、それはサンフレッチェ広島だ。
これは今日のJ's GOALのサイトでみつけた画像だが、太陽の下でみると、案外これはこれで悪くないような気がしてきた。むしろオシャレかもしれないとすら思えてくる。
<ズバリ、残念系>
今シーズン、残念だと思ったJ1リーグのユニフォームはこれだ。
横浜Fマリノス。
あぁ、なんでまたこんな妙なデザインに。
親会社が自動車メーカーだからか、タイヤの跡みたいな模様が。
・・・そんなわけで今シーズンはJリーグもしっかり応援しようと思いつつ、J1各クラブのユニフォームをまとめてみた。まぁデザインそのものよりも、実際の試合結果のほうがよっぽど大事なわけだが、得てしてユニフォームというのはサポーターにとっても重要なアイテムなのだから、デザインが良いに越したことはないはずだ。
ちなみに今シーズンのJ1リーグで注目しているクラブの筆頭は川崎フロンターレだ。中村憲剛はこのチームに残留しつづけて意地でもタイトルを獲りたいはずで、柴崎という良質のボランチを獲得したことで、憲剛がより攻撃的な仕事に専念できる状況を相馬直樹新監督が構築してきている。そこに稲本やジュニーニョや山瀬といったタレントがからんでくるダイナミックなチームとなってきていて、個人的にはこっそりと優勝候補にあげたい。
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Comments
奈良クラブはこれだ。
http://naraclub.jp/archives/4419
Posted by: ヒロポン | 2011.03.06 10:55
ヒロポン>情報サンクスです。良く言えば、1998年のW杯に初出場したときの日本代表ユニフォームを連想させますな。
Posted by: HOWE | 2011.03.06 23:05
へぇ~岡本太郎が描いた文字…。挑む、って言われなかったら分からなかったです。。私もサンフレッチェは有りです^^
Posted by: きり | 2011.03.08 00:32
きり>たしかに漢字だし、パッと見たら何のイラストやねんっていうレベルですが・・・サンフレッチェ、同意してもらえると自信がわいてきました(笑)
Posted by: HOWE | 2011.03.08 20:41