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2011.06.16

五輪予選に臨むサッカーU-22代表の主要メンバーを独断と偏見で語ってみる

19日、23日にロンドン五輪アジア2次予選に臨むU-22日本代表チームについて、自分なりに解説をしてみたい。

今回はホーム&アウェイの「一発勝負」で次のステージに進むという、記憶の限りそんな厳しい五輪予選の方式って今まであったっけ、といわんばかりのマジで重要な2試合になるわけで、「なぜ注目の宇佐美や宮市は選ばれなかったのか」という議論については、「今回の2試合については、去年のアジア大会のメンバーを中心に、すでにコンビネーションが成熟したチームで臨みたいから」という理由が答えになるかと思う。ひとまず関塚監督は、無難に選手をチョイスした、というのが印象だ。

U23_sekizuka
関塚隆監督。近年の川崎フロンターレの躍進はこの人の手腕による。

で、そんなU-22日本代表であるが、今年からあらためて真剣にJリーグを観ていると、それなりに面白いメンバーがそろっているのである。いまいち盛り上がりに欠ける五輪予選を前に、少しでも現在のU-22日本代表の魅力を伝えられたらと思う。

というわけでタテーシ的に注目度の高い順番から紹介していく。
まず何よりこのチームで最も重要だと思う選手は

U22_gonda

ゴールキーパー、権田修一だ。
彼は、今シーズンJ2で苦しむFC東京において「1年でJ1にあがらないといけない」というプレッシャーのなかで闘っており、そのプレッシャーとともに五輪予選もこなさないといけない。22歳にして、おそらく今シーズンのJリーグで最も厳しい重圧にさらされているキーパーである。そしてエルゴラッソ紙のインタビューを読んでいても、チームメイトに対してズバズバと厳しいコメントを遠慮なく発していたりするその姿勢も興味深い。J2で苦戦しているFC東京の今後の展開も含めて、権田がどのように成長していくのか期待が高まる。
キーパーはサッカーのなかで最も神秘的なポジションだと考える私は「キーパーの善し悪しを分けるのは、最終的には『人間的なオーラ』の部分」と思っている。権田はそういう意味で「凄みのあるオーラ」を発しているように感じるので、五輪を終えた先には一刻も早くA代表のレギュラーにもなってほしい。

U23_nagai

フォワードのエース、永井謙佑。今年から名古屋グランパスに加入し、さっそく開幕戦で途中出場して、相手のマリノス監督木村和司に「あれはスピード違反じゃけん」と言わしめた、そのすさまじいスピードが武器。この間のオーストラリア代表とのテストマッチでも、相手の中途半端なバックパスにすかさず突進してボールを奪って、まるで日本人らしからぬ、ブラジル人のようなゴールを決めた。間違いなく世界クラスのスピードを誇るわけで、代表レベルでこのような選手が出てきたのは、野人・岡野以来な気がするので期待は高まる。逆にいうと今回のU-22日本代表は、「野人・岡野みたいなのがFWのエース」という状況であることを、不安がるよりもむしろ楽しんでしまおうと言いたい。

さて、そんな永井は昨年まで福岡大の学生だった。そして今回のU-22は、現役の大学生、しかも流通経済大から3名が代表入りしている。
そのうちの2人、
U22_higa
サイドバックの比嘉祐介と、

U23_yamamura
ボランチの山村和也の2人は、先日のオーストラリア代表との試合でもスタメンだったので、プレーをはじめて観ることができた。しかも山村はこのチームでキャプテンマークを巻いている。アマチュアの選手が、プロ選手との結束をまとめて臨むというのが今回のチームの興味深い部分である。
逆に言うと彼らの存在は、「Jリーグのプロクラブは、この年代の若手を育成できているのか?」という問題提起にもなっている。最近のJリーグのクラブは、早急に結果を求めるがため、ユースから育てるよりも、大卒選手を獲得したほうが手っ取り早いという傾向にあると指摘されている。

で、実際今シーズンに大卒選手を多く獲得して、若手主体のチームで挑んだ序盤戦に好調なのがジュビロ磐田だ。そんなジュビロからは

U23_yamamotokosuke
本職はボランチらしいがチームでは右サイドハーフでガンガン質の高いプレーをみせている山本康裕(こうすけ)と、

U23_yyamazaki
エース前田とのコンビでいい仕事をしているフォワードの山崎亮平が選出されている。
二人とも今のジュビロには欠かせないキープレーヤーとなっており、この調子で代表でも暴れまくってほしいものである。


続きはまた次回に。

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