再び、iPod(第3世代←古い!)のバッテリーを自力で交換した件
2008年にこのブログで、「iPod(第3世代)のバッテリーを自力で交換する件について」という記事を書いて、ときおりネットで検索してたどりついた人が「自分もできました」とコメントをくださったりしていた。
この記事の最後には、「バッテリーが交換できたので、さらにあと4年はもつな」ということを書いたが、実際にはそこまでバッテリーももたなくて、3年後のいま、ほとんどショボイ状態となっていた。
2004年に購入したいいかげん古いiPodなので、ガマンして使い続けたから新しいのを買おう・・・とこの1年ほど何度も思いつつも、別に壊れたわけでもないのでなかなか買い換える気分にもならず、ずるずると使い続けていた。
すると先日、バンドの打ち合わせのときにNii嬢がこの古いiPodを見て、かえって新鮮に映ったらしく、デザインがかっこいいと言いだした。
そう言われてあらためて眺めると、「たしかにこの初期のiPodって、よくみるとかっこいいよな」と思えてきた。
21世紀初頭における「ちょっとしたレトロフューチャーなプロダクト」と思えば、このクラシックな存在感はそれはそれで捨てがたい魅力を持っている。
なので買って以来ずっと装着していたままの「シリコン保護ケース」をためしに外して、もとのiPodのままで使ってみてはどうかと思い立った。傷はつくだろうけど、もはやボロボロで古いから別にいいだろう。
あらためて裸の状態のiPodは、買った当初のドキドキ感をほんのすこし思い出させてくれる気がした。
あとシリコンケースに入れていたときよりも、ボタンの反応が繊細になって操作が難しくなり、あれほど使い慣れていたはずのiPodが、一気に新鮮な機械に感じられたのである。
なので今、古いiPodを使い続けている人にアドバイスをしたい気分だ。買った直後から装着しているシリコン保護ケースのたぐいを、そろそろ外してみたらどうか?
そう、いままさに、あの古いiPodをスッピンで使うことをオススメしたい。「こんなに薄い機械だったんだ」とか思うこと請け合いだ。もちろん、最新型のiPodはもっと薄く作られている、が。
で、そのタイミングと時期を同じくして、最近翻訳が発売された『Made by Hand:ポンコツDIYで自分を取り戻す』というDIY精神礼賛エッセイ集を読み終えたのだが(この本については今度あらためてじっくり書きたい)、これを読むと「古い機械もできるだけ自分の手で修理したり工夫したりして使い続けよう」という気分になるのであった・・・「気分になる」というのはちょっと生ぬるいかもしれない・・・むしろ「決意した」と言うほうがしっくりくる。
ということで、今日ふたたび私はiPodの第3世代用のバッテリーを取り寄せ、2回目のバッテリー交換を行った。
これまでも2人ほどの友人のiPodのバッテリーも交換しているから、もはやあまり恐怖感を覚えることもなく、ものの10分ほどで作業をすんなり終えることができた。
いまこのブログを書きながら、交換したばかりのバッテリーでiPodを動作させている。まったく問題なし。
これで、また3年ぐらいはこのiPodを使うかもしれない。たった15ギガバイトで、当然ながら自分の持っているmp3音源のデータは全部入りきらない状態だが、音楽データの入れ替えを手動でチマチマやるのも、それはそれでいいだろう・・・と思うことにした。
そしてせっかくなので、今回バッテリー交換の作業をして気づいたことを、2008年の記事に少し加筆修正してみた。バッテリー交換の参考になれば幸いである(こちらの記事)。
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