ついに、Zine冊子のページを印刷する! のだが・・・
この日を迎えることを4年間待ち望んでいた。
ついにミニコミZine冊子の本文を印刷する。
で、いろいろ検討した結果、もっとも安価にできるのは、印刷チェーン店「カンプリ」の大阪府下の支店にいくことだと結論づけた。
なぜか京都・滋賀にあるカンプリの支店は、輪転機(リソグラフ)の印刷が1000枚単位からとなっており、今回のように1枚の原稿あたり500枚ずつ印刷したい私にとっては不利な値段設定となっている。それに対して大阪府下のカンプリは総じて枚数に関わらず1枚2円で印刷ができるのだ。
ちなみにその他のコピー屋さんでは、1枚3円がだいたいの相場である。今回の合計印刷回数は4500枚の紙に両面印刷=9000回なので、それを思うと1円の違いで1万円近くコストが変わる。
なので多少遠くても大阪のカンプリの支店にいくだけの価値はある。
さらに今回向かった高槻京口店は、ほかのカンプリの店舗よりも営業時間が遅く(21時まで)、かつ年中無休。なぜこの店だけこんなにがんばっているのかよくわからないが、ともかく私にとって最も使いやすい店であろうと思い、この夏期休暇中の時間を利用して、ついに原稿を印刷することとなったわけだ。
空っぽのトランクとともに阪急高槻市駅に降り立ち、「ついにこの日がきたか・・・」という感慨とともに歩く。
ほどなくカンプリ高槻京口店に到着。
おそらくかなり大量の印刷をこなすことになるので、時間の余裕をみて昼の12時半頃に店に入る。
そして会員カードを提示し、輪転機の利用をしたいのですが、と伝え、
そして「両面印刷で・・・」と言ったら、
店員さんに
「両面印刷の場合は、1日置いてから裏面を印刷してもらうことになるんですが・・・」
と言われる。
いやいやいやいやいや、たしかに輪転機を使って両面印刷したいときは、機械の故障を避けるためにインクの乾燥を待つことは大事なんだけど、以前大阪の日本橋のカンプリで両面印刷したときはだいたい一時間ぐらい乾かしてから裏面を印刷してオッケーだったはずなんやけどーーーー!! あと、そんなに黒いベタな図柄とか使っていなくて文字テキストが主体の原稿ばっかりなんやけどーーー!!
とかなんとか必死に食らいついてみたのだが、
とにかく「すいませんが両面の場合は1日置いてもらうことになります」
との一点張り。
しかし、「片面を印刷し終わった紙は店で預かることもできます」
ということも言われたので、しょうがないのでそのようにしてもらう。
なので2日連続で高槻に行くことが決定。
ていうかこの夏期休暇のタイミングのあいだずっと天候が悪くて、雨の日に印刷物をトランクに入れて動くなんて絶対にいやだったので、ようやく晴れた日を狙って来たのにも関わらず・・・この展開は予想外。仕上がりのタイミングがどんどん遅れていく。
こうして、やや失意の状態で印刷に(半分だけ)とりかかる。
できあがりはA6サイズで本文72ページ(それと別にカラーページも差し挟む)の冊子になるので、A4用紙1枚に裏表で8ページを印刷する。なので500枚入りの紙の束が9セット必要となる。
印刷をしながら「このまま片面の印刷物を、別のカンプリの店舗に運んでつづきの印刷をしたらいいんじゃないか・・・?」という黒いタテーシからの提案もアタマをよぎったが、すでに「印刷物を預かってもらう云々」の段取りを確認しあった後だっただけに、それもやりにくくなる。
そんなわけで、ガーッと片面ずつ印刷をし続け、500枚ずつ紙でくるんで、それを9回繰り返して、そうしてあっさり14時半には作業終了・・・。
レジで印刷物を預かってもらい、会計をすませて、そして空っぽのままのトランクとともにすみやかに帰宅。
なので、延長戦に突入した気分・・・なでしこジャパンかよ!!
監督は笑っている場合じゃねぇよ!!
・・・こうして失敗を重ねて知恵をつけていくのである。ディーアイワイ精神。オーイエー。
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Comments
この顛末も付録として収録してはいかがでしょう?
Posted by: なせる ほふ | 2011.08.25 07:04
なせるほふ>作るプロセスの話を書いて2冊目のZineができあがるということですな(笑)
Posted by: HOWE | 2011.08.25 22:31