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January 2012

2012.01.28

ベルリンの旅で訪れたサッカースタジアムその4、シュポルトフォールム(ベルリナーFCディナモ)

 ベルリンにある4つのサッカーチームを1日ですべて回りきる企画、最後は「ベルリナーFCディナモ」というクラブである。

 5部リーグ相当のチーム。
 それでも、うむ、根性で行ってきた。

 ランズベルガー・アレー駅から、北東にひたすら歩いた。トラムも通っていたのだが、どこで降りたらいいかよくわからないので、ひたすら歩く。旧東側は、やはりどことなく殺伐とした感じがして味わい深い。
たどりついたら午後4時ぐらいで、事前に調べていた情報では、クラブの事務所とかが閉まるギリギリの時間。

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 だだっ広いのは、ここもさまざまなスポーツ競技が行える総合型スポーツ施設だからだ。

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 なので、日が暮れようとしている時間帯でも、人がそれなりに歩いていて、体育館みたいなところや室内プールが賑わっていた。
 でもサッカークラブの事務所みたいなもの(そしてグッズ売り場ももしあれば・・・)は、どこに行ったらたどり着くのか最初はよく分からなかった。

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 そんななか、たぶんここが事務所なんだろうというところにたどり着いた。
オフィスにいったら、1人だけスタッフの男性がいて、テキトー英語とジェスチャーで「グッズとか買えますか?」とか尋ねてみたが、まったくドイツ語オンリーでわからなかった。とりあえず何かを教えてはくれたのだが、よくわからなかった。地図に何かを書いてもらおうと思ったが、それも通じなかった。むぅ。

 で、よくみたらその近くにサッカー場があって、

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 試合のときだけ開いてそうなパブっぽい飲食ゾーンがあって、この敷地のなかではもっともポップな建物だった。

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 試合のときだけ、おそらくここを屋台にしてグッズが売られていると思われる。

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 あぁ、欲しかった。このクラブのクマのエンブレム、なかなか味わい深い。

 スタジアムの壁面にも誇らしげにエンブレムが。

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 そうして、やはりここも、スルスルとスタジアムの中に入ることができた。

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  ウィキペディアでも詳細に説明されているが、このクラブはもともと東ドイツの秘密警察によるクラブだったようで、それはそれは悪名高いチームだったようだ。

1970年代後半に入ると審判に圧力を掛けるなど影響力を最大限に行使する様になった。そして優位性を確実にする為のあらゆる不公正で歪んだジャッジによって援助されたクラブは1979年から1988年までリーグタイトル10連覇という驚異的な記録を達成した。しかしこの強引な手法はベルリン市民を始め東ドイツ国民の憎悪の対象となり、試合の際には激しい罵声で迎えられる事となった。

 こういう歴史を有しながら、それでもこの時代まで脈々とクラブは続いているのである。
 じつは今回のベルリン旅行では、「ベルリンの壁」についてじっくりと向き合う時間がなく、次回以降の課題として残っているのだが、ひるがえってこのディナモ・ベルリン、およびこのスポーツフォーラムの施設を歩き回ることで、なんだか東ドイツ時代の残像というか、大げさかもしれないが「空気感」みたいなものを自分なりに感じ取れたような気がして興味深かった。

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 さて、こうしてベルリンにある大小4つのサッカースタジアムをめぐってきたわけだが、この機会にあらためてこの本を紹介しておきたい。


 『ラフガイド日本語版・欧州サッカー60都市現地観戦ハンドブック2000』である。
 もう10年以上前の情報しか載っていないわけだが、それでもサッカースタジアムなんていうものはそうそう簡単に変わるものでもないので、今でも十分使える本。
 ヨーロッパ各国にある大小さまざまなクラブチームについて載っており(何せ60都市だ)、スタジアムの行き方や近所のパブ情報なんかも余すところなく書かれており、そして当然ながらすべて日本語に翻訳されているもんだから、私はこの旅の際にこの本のコピーを持ち歩いていて、「こんなマイナーなクラブについて翻訳してくれた人、ありがとう! 少なくともここに1人、この情報を訳してくれたおかげで助かっているヤツがいるぞ!!」とかひたすら思った。
 私がこうやって海外のサッカースタジアムめぐりを楽しむようになった「きっかけ」を与えてくれた本といっても過言ではなく、そしてどうしてこんな本が完全和訳で刊行されたのか、謎でしょうがない「幻の奇書」とでも言うべき本なのである。


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2012.01.26

ベルリンの旅で訪れたサッカースタジアムその3、アルテ・フォーシュテライ(1.FCウニオン・ベルリン)

ベルリンにあるサッカースタジアムをめぐる旅パート3は、現在2部リーグで奮闘中の1.FCウニオン・ベルリンである。
ベルリン市街をまわる鉄道は、ゾーンAからゾーンBがだいたいの地域をカバーしているのだが、このスタジアムの最寄り駅KopenicはギリギリゾーンCに位置していた。

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で、線路沿いを戻るかたちで西に向かって歩くと、

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さっそくこういう建物がみつかって、これがクラブ事務所かなと思ったが、ちょっと違ったみたいだ。
この近所には

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このように子どもたちがサッカーの練習をしていた。それにしても充実した施設のような気がする。
このエリアの裏手にメインのスタジアムがあるようだ。

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看板。現在位置は右下の円。

ちなみにウィキペディアでこの「アルテ・フォーシュテライ」スタジアムについて調べると、

施設全体としてサッカー場、ボウリング場、体育館、6つの練習場があり、ウニオン・ベルリンはこの施設の内、南西にある2つの練習施設とサッカー場を所有者のベルリン市から借りている。

とのことで、現地にいたときは気づかなかったが、やはりここも相当な「総合スポーツクラブ」なのであろう。

スタジアムのメイン入り口を目指して、ぐるっと大回りしていく。
近くを小川が流れていて、その小道を進んでいく。

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のどかな小道だった。そして何度も書くが、サッカーがなければ決して来ない場所だよな、と思いながら一歩一歩をかみしめて歩いて行く。

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これが、クラブ事務所的にはメイン入り口だ。よく見ると赤いゲートのデザインがオシャレ。

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で、中に入るとスタジアムの手前に芝生エリアがあり、そこでトップチームとおぼしき選手たちがちょうどトレーニングをしている最中だった。
散歩ついでに来てみました、というおじさんが3,4人ほど見学していた。

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そうして、トレーニングを横目に奥のほうに進むと、普通にスタジアムエリアにも入れた。
このあたり、ほんと、ユルユルですな。本当は入ったらダメなのかもしれないが、特に何も言われなかったのでそのまま入っていく(笑)。

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入り口ゲートの雰囲気も何だかオシャレ。

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テニス・ボルシア・ベルリンに行ったあとだっただけに、とても立派にみえる。さすが2部リーグ。

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やはりどこにいってもクマがいる。

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もしかして練習を観に来ていた熱心なオジさんのクルマなのだろうか。

で、近くにグッズショップがないなぁ、と思ったので、クラブ事務所(外観の写真を撮り忘れた)に勇気を出して入ってみた。

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ちなみに入ってすぐのところに掲げてあったポスターは味があった。

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どうしたってこういう事務所は関係者以外立ち入り禁止な雰囲気ではあったが、なんとか受付のお姉さんに話ができて、グッズショップがどこにあるか訪ねたら、「小川の小道をひたすら北上したら、駅前の大きいショッピングモールの裏手に出るから、その地下1階にグッズショップがある」と教えてくれた。ダンケー。

そうして、最初にきた小道を戻り、ひたすら北上すると

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こういう大きなショッピングモールがあって、言われたとおり地下1階をウロウロしたら、

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たしかにグッズショップがあった。

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どんなクラブチームでも、やはりグッズショップにくるとテンションが上がる。とはいえ、赤色のチームって信条的に好きではないのと(笑)、このクラブのエンブレム・ロゴがそんなに格好良く思えないので、あまり買い物はせず。
(テニス・ボルシア・ベルリンのグッズが買えなかったショックを引きずっていた、というのもある)

こうしてベルリンの果てにも、立派なサッカークラブがあることを実感。

その後、この日4つ目となるサッカークラブの本拠地へ急ぐ。

つづく・・・。

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2012.01.24

アート×政治におけるひとつの歴史的イベントかもしれない「展覧会『京都市長選挙』」

「展覧会『京都市長選挙』」が開催されています。

2012年2月5日に京都市長選挙があります。4年に一度の市長選挙。

これはこのまちのリーダーを決める、京都市の大統領選挙です。


みなさんは誰に投票しますか。どんなことを材料に選びますか。
よく考えてみれば、候補者の政策公約はもちろんのこと、そもそも京都市がいまどんな状況にあるのかわからないと、選べないような気がしませんか。


そこで、京都市の現状と問題点、ふたりの候補者それぞれの政策について知るための展覧会を開催することにしました。この選挙の争点は何なのか。わたしたちが知っておくべきことは何なのか。わかりやすく伝えられればと思います。そしてわたしたちのまちの運営について、考えるための場をつくりたいと思います。

引用先のブログは(こちら)。

そしてこちらの、映像による「特報」もすごいです(こちら)。

今回のイベント、「公職選挙法に抵触スレスレ」の試みだそうで・・・。
でもあえて、そういう領域に踏み出していくことがものすごおーーく大事なのであることも、教えられるわけである。確かに今までどうしてそういうことを思いつかなかったのか、想像できなかったのか。自分が悔しくなるぐらいに。
このイベントが歴史的だと思えるのは、「若者にもっと政治に関心を持ってもらいたい」ということに対する、かつての学生運動とかではない、21世紀におけるユースカルチャー側からの切実なるリアクションがこれだとして、それがどのように現行の選挙制度、政治体制のなかで扱われうるのか。そのあたりで見え隠れする問題をもあぶり出していくかもしれない試みだからだ。

そしてまた、こういうことができるのは、キョウト、なにより「Social kitchen」という場の存在が大きいと思う。学生や老人の多い都市という条件や、アートと政治と生活といったようなそれぞれの言説空間を行き来することに意欲的な人々が絶妙の距離感(←サッカー的比喩ね)で暮らし合う雰囲気だったり、そういうものを私はキョウトに感じるがゆえに。

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2012.01.23

雑誌『Hanako』にて『DIY TRIP』を紹介していただきました

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先週発売された雑誌『Hanako』に、Lilmagの野中モモさんが「書店で買えない小さな本、“ZINE”の世界。」という記事を書かれておりまして、そこに『DIY TRIP』も写真つきで紹介していただきました!

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ひゃおー、ってなります。

表紙ひらいて目次ページには上野樹里、そして巻末ページのエッセイは川上未映子、そんな雑誌のなかにおいて『DIY TRIP』で描いたマルクス指人形のイラストのページが載っていて、うわーーとなり、いやはや本当に誠にひたすら光栄です。

(そして『Hanako』は関西圏の書店では最近みかけないようで、いろいろ探し回ったけれど見つからず、しかたなくアマゾンで買いました)

ともあれ、野中さんが本文でも触れているように、ドゥ・イット・ユアセルフな生き方が「自分たちの生活を根本から見直す思想」として、オシャレにクールに、かつ楽しく拡がって行くと思うとワクワクします。

で、その「DIY的生活思想」と、私にとっての「フットボール文化をひたすら楽しむこと」は、ものすごくリンクしていくのだ、ということを先日あらためて思ったり。それについてはいつかじっくり書いてみたいです。

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2012.01.20

音都弁当ありがとうございました

初ライヴ、無事終了。
聴きに来てくださった方々、音都弁当スタッフの方々、バンドのメンバー、そしてベースを貸してくれているダモちゃん、その他もろもろ、みなさまに感謝。

・・・個人的には、ミスりまくりーの、緊張はしていないつもりだったがステージにあがったら謎の胃痛におそわれーの、「あわわわーー」ってなっていた感じで。
すぐにでもまたステージにあがりたい気分です。
楽しかった・・・

そして同唱館のステージで、スーパーカーの『TRIP SKY』の、あの中盤のギターソロをかたわらで聴かせてもらえるというのは、なんだか「ちょっとした夢のひとつ」が叶ったかのような気分。すばらしかったです。

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フーリガンと、西部警察と、若僧侶と、元気な女子学生。


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2012.01.19

明日20日音都弁当にて初ライヴであります

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いよいよ明日金曜日、ワルシャワ・ドロップ&ロマンティックの初ライヴ。同唱館にて、18:30ごろ登場。
音都弁当のスタッフさんたちの温かいフォローと綿密な舞台準備(月曜日にリハーサルをさせてもらったのだが、準備状況をみて、改めて事の重大さを思い知った次第 笑)に感謝。

15年ぶりぐらいに人前で演奏するわけだが、客席にいる学生さんたちは4歳とか6歳とかなわけだ、その頃。うわははは。

個人的には、ソニック・ユースのキム・ゴードン姉さんみたいな風情で、ベース弾きながら歌いたいなぁと、最近よく思ってる。
ちなみに上司のSさんからは「西大寺のスティング」という称号をいただきましたが、あんなに飛び跳ねながらベース弾けません。

そんなわけで、学生と職員によるロックバンドをどうかよろしくお願いいたします。

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やーー。


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2012.01.17

ベルリンの旅で訪れたサッカースタジアムその2 モムゼンシュタディオン(テニス・ボルシア・ベルリン)

前回のヘルタ・ベルリンにひきつづき、次に向かった先は、テニス・ボルシア・ベルリンというチームだ。
現在4部リーグに相当するレギオナルリーガに所属している、まさに超マイナーなサッカークラブである。
でもここに行くことが今回の旅でもっとも楽しみだったりする。
というのも、このクラブのHPがやたらオシャレで、エンブレムもものすごく良いのである!

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愛称は「TeBe」だ。

ドイツ語が読めないことが、ひたすらもどかしい(英文のページもあるが、情報量に差がある)。
同じ紫色をチームカラーとしたどこかの日本のクラブにも参考にしてほしい気がする。紫色ってこういうふうにすれば、ものすごく格好良く見えるのだ、と。今日ようやくこのブログの場で、みなさんにこの魅惑的なクラブについてはじめて紹介できて嬉しい。

ともかく、このクラブの公式グッズを買いまくりそうな勢いで、私はベルリンに来ていたのである。

で、オリンピック・スタジアムの駅からすぐ近所、アイヒカンプという駅で降りる。

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駅舎。

で、駅前は・・・

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さっそく未舗装の道。そう、まったく、なにもない、小さくて静かな町である。
ひとまず西に向かってこの小道を歩くと・・・

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すぐにスタジアムに到着する。
名前をモムゼンシュタディオンという。

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で、スタジアムのゲートが開いていたので、
ちょっとドキドキしながら、せっかくなんで中に入ってみた。
(こういう経験は、はじめてロンドンに行ったときに訪れたレイトン・オリエントFCのスタジアムのとき以来だ。そのときはたまたまリザーブチームの練習試合がはじまったのである)

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ごらんのとおり、まさに地方の小規模なスタジアムである。
中に入れてラッキー・・・と思っていたら、ひとりのおばさんが陸上のトラックをウォーキングしていた。
どうみても一般市民の人が、散歩ついでに中を歩いているようだった。
よくみたら、客席からグラウンドへ通じるゲートも思いっきり開いていた。
「つまり、きっと・・・これは、普通に市民向けに開放されている、ということか?」

と思ったので、

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ピッチに降り立ってみましたー(笑)

「いいのか? いいのか? ピッチの芝生の上を歩いているぞ!」
とテンションがあがる。

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こういうスタジアムの芝生を歩くという機会はめったにないので、感動していた。

で、トラックを歩いていたおばさんに、「グッズショップはどこにあるのでしょうか」と訊いてみた。が、どうしてもドイツ語でしか答えをもらえず、身振り手振りで教えてくれて、でもいまいちよく分からないので、とにかく外に出て探してみようと思った。

ところが外に出て周辺をウロウロしてもそれらしきものが見あたらず、他の人に訊いてもいまいち分からなくて、
ふたたびスタジアムのほうに戻って、中の建物のドアがあいていたので、誰かに質問しようと思いウロウロとしていた。しかし誰もおらず、テニス・ボルシア・ベルリンと書かれたオフィスも閉まっていた。

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まぁ、こういう本当に小さいクラブチームは、外に店を構えてグッズを売っているとは考えにくいよなぁ、と思っていた矢先、適当に建物の階段の最上階までいくと、ある部屋のドアにそれらしき看板が貼り付けてあった!
「ここかー!」と小躍りした。が、

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でも閉まっていた!! (笑)

そのとき、ちょうど下のほうで別のオフィスに入ろうとしたスタッフさんがいて、「ここは閉まってるんですかー!?」みたいなことを訊いて、そのやりとりでなんとなく分かったのは、やはり「試合の日じゃないとグッズショップは開いていない」ということだった。

スタッフさんいわく「クラブのHPからオンラインでグッズは買える」と言ってくれた。それは知っているが、どうせなら現地で直接買いたかったわけだ。そういう「旅」をいままでもこれからも続けている・・・日本から、4部リーグのチームのグッズを買いにくるという、ほとんど狂気の沙汰(笑)。

で、かなり落胆はしたのだが、でも気を取り直して、絶対にサッカーがなければこなかったであろうこの町について、少しでも思い出を残そうと思い、ちょっとだけウロウロしてみた。

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スタジアムのすぐ近くにテニスコートがあって、テニスクラブがあった。テニス・ボルシア・ベルリンも、もともとはテニスクラブがもとになって作られたサッカークラブだという。だから名前にテニスがつくようだ。

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この他にも、周辺にはいろいろなスポーツ施設が広がっていて、このようにドイツの場合は複合的なスポーツクラブとしての位置づけのなかでサッカーが存在している。Jリーグが「百年構想」として「地域スポーツクラブ」のあり方を追求していくのも、Jリーグを作ろうとがんばってきた人々がかつてドイツ留学などでその文化に触れたことが発端となっていた部分があるようだが、このようなマイナーな地域でも、ちゃんと立派なスポーツ空間が広がっていることに、ドイツのスポーツ文化の奥深さを思い知る。
イングランドとドイツしか分からないのだが、他のヨーロッパ諸国だと、このあたりもまた違ってくるのだろうか。
そもそも、日本サッカーの黎明期をつくった人たちがこぞってドイツのサッカーおよびスポーツ文化に触れたことは、奇遇もあるのかもしれないが、幸運なことだったのかもしれない。

そんなことを考えながら、静かな町を後にする。
サッカーがなければ、絶対に来なかったであろう小さい町。
そういう場所で過ごした時間というのが、旅における強烈なイメージとして「残る」。
それが、あらゆるサッカースタジアムを目指す旅の醍醐味。

そして、私は絶対にふたたびベルリンを訪れ、この小さい小さいクラブチームを応援すべく試合を観戦したいと思う。

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2012.01.15

ベルリンの旅で訪れたサッカースタジアムその1、オリンピック・スタジアム(ヘルタ・ベルリン)

イングランド以外の外国で、はじめてサッカースタジアムを訪れる機会を今回得たわけで、ベルリンでは4つのサッカースタジアムを訪れた。
今回の記事ではヘルタ・ベルリンのホーム、オリンピック・スタジアム(オリンピア・シュタディオン)のことについて紹介したい。

名前の通り、これは1936年のベルリン五輪のメインスタジアムである。なのでサッカーどうのこうの、という場所である以前に、「ヒトラーのオリンピック」といわれた五輪を開催したシンボリックな場所であり、いわば歴史的遺産としてベルリンの観光資源となっている。

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こちらはUバーンの地下鉄駅。ちょっと離れたところにSバーンの路面電車の駅もある。

で、

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どーーん。


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ずおーーーん。


・・・と、もはやこれだけで私は感情的になっていた。
ほぼ当時のままの外観をそのまま残し続けていることに感服。
ヒトラーの記憶もまるごと、五輪の記録・記憶もまるごと、ここに残されている、わけで。

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正門のちかくにこのような受付があり、ここで入場料を払えば中を見学できる。別途スタジアムツアーもあったりする。

はやる気持ちをおさえて、まずは外周をまわってみた。

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当時の五輪用のおおきい鐘が置かれていた。
ナチスのマークも入っていたが、一部分が改変されていた。

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そしてスタジアムの周りにも、ほかの競技場があった。それは知らなかった。

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いや、もう、建築として凄いと、ただひたすら思った。
そのなんともいえない「荘厳」さ、石造りのスタジアムの重厚感、そして歴史的記憶の蓄積度合い、どれをとっても「世界遺産レベルのスタジアム」といっていい。

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そして中はこうなっている。

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そりゃあサッカー専用ではなく陸上競技場なわけであるが、もはやそんなことはたいした問題ではない、と思えてくる空間。あぁ、次はぜひここで試合を観たい。

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モニュメントには、当時の五輪で金メダルを獲った選手の名前が刻まれており、あの「前畑ガンバレ」の実況で有名な、前畑秀子さんの名前も見える。

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ぐるっと反対側に回ってから撮影。この、遠くに石塔がうかがえるアングルの写真を、昔の『Number』誌で見たときに衝撃を受けて、「いつかこのスタジアムに行きたい」と思ったのである。何かこう、普通とは違った雰囲気をかもしだしていた写真で、その印象がよみがえってくる。
そのとき思ったのは、ここは「世界のサッカースタジアムの5大聖地」としてもいいんじゃないかということだ。あとの4つは、イングランドのウェンブリー、ブラジルのマラカナン、イタリアのサンシーロ(ジュゼッペ・メアッツァ)、スペインのカンプ・ノウ、だ。試合のないときに訪れて、ここまで感動させられるスタジアムはそうそうない。

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で、スタジアムの内部に、ヘルタ・ベルリンのグッズショップが入っていた。

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自分が事前に調べていた情報では、ショップはスタジアムからちょっと離れた北側エリアにあるということだったので、ひょっとしたら最近になって改装されたのかもしれない。
見学者用のカフェレストランも併設されており、平日でもそれなりに観光客が来ているのだろう。

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スタジアムから北側エリアまで歩いてみると、ヘルタ・ベルリンのオフィスがひっそりと佇んでいた。

そんなわけで。
首都のクラブではあるが、それほど強豪というわけでもなく、たまに2部リーグに落ちたりもしているが、74000人は入るというこのスタジアムで試合を観る価値はじゅうぶんにあると思う。ちなみに2006年ドイツW杯の決勝の会場はこのスタジアムであった。たしかに決勝の舞台としては、たとえ陸上競技場であったとしてもこのスタジアムがふさわしいと感じた。


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2012.01.12

バンドのTシャツを印刷しはじめてみたのだが

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来週の初ライヴまでに作ろうと、旅行前から少しは準備していたのだが。
印刷工程をよく考えたら、あまり猶予がないことに今気づく。

そしてソデに小さいプリントをした場合、乾かすときにはハンガーにかけないとダメな気がするのだ。
そのことに今日はじめて気づいた。急きょハンガーをかき集めることに(笑)

━―━―━

旅行の影響もあって、一昨日になってはじめて、自分にきた年賀状をみることができた。
とても思いがけない方からもいただいたりして恐縮。ありがとうございます。
そして、ぜんぜん送れていなくて申し訳ありません(笑)。
旅行中に必死にブログを更新しまくったので許してください(なんだそれは)。

━―━―━

ネットのサッカーニュースでなぜかぜんぜん話題にあがらないんだけれども、
今シーズンのセレッソ大阪を支えた熱血ディフェンダーの上本大海がベガルタ仙台に移籍するっていうのは、自分にとっては宮本の引退と同じぐらい驚いた出来事なので、ここに記す。
今年一回だけセレッソのキンチョウスタジアムにいったとき、もし背番号22のタオルマフラーとか売っていたら、買っていたかもしれなかったんだぞ、っていう。

そういえば年末のフランクフルト行きの飛行機、関空から飛び立ってすぐにキンチョウスタジアムと長居競技場が見えたので、ものすごくテンションがあがった。

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2012.01.10

モリゾーとせんとくんなら、どちらがいいかを問いたい

朝起きてテレビをつけたら澤穂希のバロンドール受賞のニュース。FIFA年間最優秀選手賞。
日本人初はもちろん、アジア人サッカー選手でも初の快挙。
考えてみたら、ワールドカップの得点王、大会MVPも獲っているから、男子で受賞したメッシと比べても、澤のほうが形式のうえでは圧倒的に格上なんじゃないか、とか思ったり(笑)。
自分が生きているあいだに、再びこういう日本人選手がでてくるのだろうか、と思わずにはいられない。僕らはすごい時代に生きているのかもしれない。

━―━―━

Morizo

きょう、上司のSさんと、上記のキャラクターの話題になった。

Sさんは愛知県出身がゆえに厳しめに見ているのか、どうしても愛知万博のときのキャラクターが好きになれないようで、「せんとくんのほうが100倍マシだと思う」と言った。

私は思わず、自分はその逆で、モリゾーとキッコロはアランジ・アロンゾというイラストレーターのユニットが、ちゃんと万博のテーマに即してオリジナルで描いたキャラクターであり、とても良いキャラクターだと思うと述べ、逆にせんとくんは、作者がすでに過去に作ってきたキャラクターに、単に奈良のシカのツノをつけてみました的な安直なプロセスで出来上がってしまったかのようなキャラクターであることが問題であると主張した(そして何度も言うように、そういうキャラクターを県民の声をひとつも考慮せずに勝手に選定した政治的プロセスが最悪に問題なのである)。

Sさんは「それでは君のブログで訊いてみて欲しい」ということで、この記事となった(笑)。

でもこの展開なら、ブログのコメントには「せんとくんが良い」という意見が集まりそうな気がするが・・・
果たして。
ぜひご意見をプリーズ! あ、「まんとくんが良い」とかいうネタは無しの方向で!(笑)

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2012.01.09

ルフトハンザのボーイング747における54列と56列の窓際座席、および特別食について

帰国しました。
今回は意識的にブログで旅行のことを随時書いていったのだが、読み返すと自分自身にとって役に立つ旅行記になっている。後から振り返って書くのとは違う部分があって、これはこれでやっておいてよかった。

で、しばらくは引き続き旅行ネタがブログのネタになっていくかもしれない。

そんなわけで今回は、利用したルフトハンザの座席について記す。

長いフライトでいかに快適に過ごすかを考えるうえで、どの座席に座るかというのは大きなファクターである。
航空会社から直接チケットを買う場合は事前に席の予約ができるので、当然ながら私はそっちを利用する派である。
そうしてSeatGuruのサイトなどをみて、どの座席がベストかをいろいろと検討するのが楽しいわけである。

で、今回の私はルフトハンザ航空で関空からフランクフルトまでのLH740、LH741(機材はボーイング747)において、ふたつの座席を試してみた。

行きは「54J」の座席にしてみた。
これは、窓際の座席が3列で並ぶなか、最後のあたりで機体が絞り込まれる関係上、3列で並ぶ座席が2列ずつの並びに変わっていく、その最初の列にあたる。そのエリアだと若干壁際にゆとりのスペースが発生するらしいという情報を得たので、その席に座ってみたのである。

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すると、たしかに横には大きなスペースがあった。足を伸ばすときなどに有効利用できそう。場合によっては荷物を一時的に置くことも可能。ただし窓からの距離が遠のくので、外の風景を味わいたい方には不向きかもしれない(ひたすら雲を見続けても飽きない人とか、私もそうだが、いるだろうし)。
で、運が良いことに行きのこの座席は隣に誰も座らなかったので、とてもゆったりと過ごすことができたのである。

そして前回の『HOWE』20号のフリペにも書いたネタだが、できれば飛行機内で肉はあまり食べたくないので、機内食における「特別食」を事前にオーダーして試すのがマイブームとなっている。
今回のルフトハンザでは、特別食のなかに「シーフード」というカテゴリーがあったのですかさずそれを頼んでみた。

行きの食事はこちら。
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このように、魚がメインの機内食が出てきた。
添えられたサーモンのマリネが美味しかった。

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到着2時間前の食事は、「シャケ・アンド・ごはん!」というそれだけのシンプルな内容でちょっと驚く。

ちなみに帰りの場合はこちら。
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白身魚とほうれん草のクリームパスタ。これはよかった。

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最後にでてきたのは卵とポテトフライがメインであって、付け合わせのサラダに蒸した魚が乗っている感じであった。

いずれにせよ、「空の上で、海を眺めながら、シーフードを食べる」という状況が面白かった。
そして特別食を頼んだ以上、周りの誰よりも真っ先に食事が運ばれてくることの気まずさや恥ずかしさを乗り越えなければならないが、そこは楽しんでしまうしかない。

さて帰りの座席は、「56B」の窓際を選んだ。

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これは「最後列」の2列席となる。SeatGuruのサイトなどでは、飛行機の最後列の座席は往々にして「トイレが近くにあるので、混雑して煩わしいかもしれない」と評価されているが、私はあまり気にならないのでチョイスした。
特に帰りは、時差調整のこともあるので飛行機内で出来るだけ寝たいというのもあったので、窓際でじっくりと眠ろうと思っていた。後ろに誰もいないので、気兼ねなくリクライニングできる(ただし、そんなに思ったほど倒れなかった)。

このときは、ほぼ満席状態で、私の隣、つまり通路側の席にもお客さんが乗っていた。なのでトイレにいくときは「すいません・・・」となる。そして私はやたらトイレに行ったり、あと「いつでもドリンク飲めますよ」のコーナー(なんて表現すればいいか分からないが、たいてい機体中央や後方にある、あれだ)にも行きたがる。そして通路側に知らない人が座る経験は、実は今回が初めてであることに気づいた。

しかし、行きのシートと同様、このあたりの後方のエリアは機体が絞り込まれるために、壁際との若干のスキマが発生していた。そこで思った。

「壁際から、後ろに抜けることができるんじゃないか?」

つまり、

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このスキマから出入りできないか、ということを思いついたのである。

さんざん、悩んだ。

でも思いついてしまった以上、実践してみないことには、私は『ハウ』およびこのブログで「ネタを追求して生きよう」とエラソーに書き続ける資格なんてないと結論づけ(笑)、やってみた。

Roykeane
「トライしろー!」


感想。

男性の場合は、恥ずかしさに耐えることができれば、トライする価値はじゅうぶんある。
女性の場合は、恥ずかしさに耐えることができれば、小柄なぶん、わりとスムーズに出入りできるかもしれない。
(ただし、あまり積極的にはオススメしない、というスタンスで)

・・・ということだ。

リクライニングの位置を戻し、窓を背にして立って、
座席のうえに左足を乗せて、そうして右足を座席の裏にもっていくように抜けていく。
帰りは逆の手順。

まぁ、通路側のお客さんの立場にしたら、「そんなところからわざわざ出入りするぐらいなら、普通に声をかけてくれよ!」って思うだろうけれど(笑)。

でも私は、この方法で2回出入りした。

しかし、まぁ、どちらかというとあまりオススメはしない(笑)。

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2012.01.07

旅のしめくくり

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最終日は、自分が事前に調べた限りでの、ベルリンにある大小4つのサッカークラブのスタジアムをすべて回った。
しまいには「いったい何のためにこんなことをやりつづけているのか」と自問自答していた。
このことについてはまた改めて記録として残しておきたい。

そうして暮れゆくベルリンの街をいそいでバスにのり、旅のしめくくりとしてこの戦勝記念塔にたどり着いた。
自分にとってこの金色の女神像はヴェンダースの映画『ベルリン天使の詩』であり、そしてU2の曲『Stay :far away ,so close!』である・・・なので、この曲をiPodで聴きながら眺めていた。じんわり、ときた。シャキッとした寒さのなか、月明かりがとても美しくて、今日が雨じゃなくて本当によかったと思った。そういう自分の感慨についてまったく無関係に周囲をどんどんクルマが走り去っていくのがまたよかった。

いろーんなことがあったこの旅は、ものすごく内容が濃く、そしていろんな人々にお世話になりまくりな旅となった。
心から感謝しつつ、そして旅で得たものはどんどんブログに書いていこうと思う。
いろんな意味でインプットの多い旅にもなったので、帰国したら自分のなかでいろんなものが熟成して、別のところで何らかのかたちで有意義なアウトプットができれば、と願いつつ。

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2012.01.06

ベルリンはやはりオシャレな街だった

ベルリン2日目。

今回の宿は、ベルリンの「インターナショナル・ユースホステル」。
正直ユースホステルの旅は、10年前と比べて精神的にも厳しいことがロンドンでの滞在で痛感しつつあり(笑)、もはや今後はユースの利用をやめようか・・・となってきている。
そんななかベルリンのこの大きいユースは、さすがユース発祥の国だけあって、設備面では申し分なく、とくに部屋の鍵だけでなく、大容量なロッカーの鍵もセットにして貸してくれて、とても便利。
そして懸念される同室のメンバーも、クラバーは皆無で(笑)、とても落ち着いた5人部屋でぐっすり眠れた。

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ユースの朝食。トレイがホームベース型である理由はわからない。

で、今日はひたすらベルリンを歩き回ろうと思ったのだが、最初に向かったのは、ユースの近所にあるホームセンターのチェーン店、名前をバウハウスという。

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私は海外でサッカースタジアムだけでなく、ホームセンター的な場所をめぐるのも好きなのである。
そしてさすがドイツのホームセンター、ものすごおおーーく堪能させてもらった。
これについてはいつか別にきっちりとお伝えしたい。
むしろ「世界のホームセンター」っていうZINEを作りたいとすら思った。

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ベルリンはあちこちにお手上げ状態のクマがいる。

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ベルリン中央駅に降りてみた。最近できた格好良い建築で、そして噂通り駅の周辺は開発中のため何もない。
ここのツーリストインフォメーションコーナーにあるチラシで、「ケネディ・ミュージアム」というのがブランデンブルグ門の近くにあることを知り、昔からケネディ大統領のポストカードを意味もなく集めている自分としては行かねばならない。

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「私はベルリン市民である」という有名な演説をここで行ったケネディ大統領を偲んで作られたミュージアム。
当時の報道写真全般に言えることなのかもしれないが、ケネディ一族を撮影した報道写真の多くは、とても審美性が高いというか、彼らの人生のドラマチックさもあいまって、本当に写真として完成度の高い、劇的な作品が多い気がしていて、実際にここで飾られていた写真の数々もものすごくよくできていた。報道写真って当時はアートなんじゃないかって思うぐらいに。

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そのあとは風雨が強まったがひたすら東ベルリンのテレビ塔のちかくまで行ってみたり、

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その近くにある「マルクス・エンゲルス広場」なんかに行って記念撮影してみたり(笑)、

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トラム電車のかわいらしさに魅了されたり、

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ベルリンにいくつかある「カルチャー・コンプレックス」のひとつ、タヘレスを訪ねてみた。
ここは、閉店して放置されたままだった旧東ベルリンのデパートを、アートな人々が不法占拠して、そのうちにここで自治管理空間を築いたという場所。
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混沌とした世界。普通にアート作品とかが展示・販売されているが、場所そのものがひとつのアート空間。

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そのあと再び都心部の高級デパート街を散策してみたり、

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地下鉄の列車のデザインが本当に見事だなーと思ったり、

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夕食はYさんおすすめのトルコ料理店「HAJIR」でふたたび現地集合。ケバブ、トルコ風プリン、そしてココナッツとかを焼いてモチモチしたお菓子を堪能。

まだまだぜんぜんベルリンを味わいきれていないが、いずれにせよこの国は「デザインがオシャレ」だと思った。
細かいところで展開される、連続性や規則性に基づいたデザインだったり、あと赤色の差し色的な使い方がうまいなーと思ったり。赤色と黒色の組み合わせとかが(あ、国旗の色がそうだからかもしれないが)、絶妙に上手だと思う。

さて滞在もあとわずか。今度は、お察しの通り、ベルリンにいくつかあるサッカークラブめぐりである(笑)。

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バーミンガムからベルリンへ

1月3日、バーミンガムを15時ごろ出発するまでのあいだ、私がやったことは2つのサッカークラブを訪ね歩くというものだった。
というわけで、まずはバーミンガム・シティFC。今年はプレミアリーグから降格して、いまは2部リーグにいる。

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ここへ行くためには「とにかくグーグルマップをみてください」としか言いようがなかった。いままでで最もややこしい道のりであった。事前に調べていた地図が、どうにも実際のルートとうまくかみ合わないままで、しかも雨風が強くなってきて、無我夢中で中心街の駅から歩いたら、なんとか到着したという有様だった。

そうして再びバーミンガム・ニューストリート駅に戻って、今度は近郊へ2駅ほど電車で移動。Wittonという駅でおりるとすぐにあるのが、同じバーミンガムを本拠地とするプレミアリーグの古豪クラブ、アストン・ビラFCだ。
(列車が1時間に2本ほどしかないので、帰りのタイミングに注意しておかないとひどいことになる)

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なんだかここは、懐かしい気分にさせてくれるスタジアムだった。
そういう意味では、「なぜかよくわからないが、スタジアムを巡礼していく感覚」というのを意識してしまう。

そうして夕方、ロンドンへ列車で戻り、セント・パンクラスのユースホステルにチェックイン。ここは10年前の渡航のときにもお世話になった思い出の場所であった。
で、部屋に荷物を置いて早々に向かった先は・・・
ホワイト・ハート・レーン。

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そう、サッカー三昧な1日である。トッテナム×ウエスト・ブロムの一戦をバックスタンドで見届ける。
このスタジアムで試合をみるのは3回目。
アクセスの悪い場所にあって、帰りの地下鉄までたくさんの人々とぞろぞろ歩いて帰宅を急ぐ。そういう面では、たくさんのサッカー客が周りにいることで、むしろ安全なのかもしれない。

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そうして、翌日の1月4日ははロンドンを離れ、空路でベルリンへ。

空港からバスで、ツォー駅に向かう。
ツォー駅、つまりZOO駅。動物園前駅のことである。
これこそが、自分がかねてからベルリンへ行きたかった理由のひとつである。
ロックバンドのU2がベルリンの壁崩壊直後に、当地のスタジオで作った代表作「アクトン・ベイビー」の一曲目、「ズー・ステーション」は、まさにこの駅のネーミングからインスパイアされてできたのである。
「アクトン・ベイビー」は、U2が90年代を乗り越えるために冒険心をもって発表した気合いのこもったアルバムであり、いま振り返るとよくぞ作ったな、と思えるものである。そして私個人にとっても1991年の中学二年生ごろにU2を聴き始めてすぐの頃に出来た思い入れの強い作品である。
(そしてこのZOO駅を通る地下鉄の線の名前が「U2線」なのである。そのことは当時のCDの歌詞カードにも地下鉄路線図が背景にプリントされていたりする)

こうして、20年のときを経て、わたしはiPodで「ズー・ステーション」を聴きながら、そのZOO駅にいたのである。
それとなく抱いていた夢を、こうして、少しずつかなえていく。
(あまり共感を得にくい趣味ではあるが)

で、このZOO駅で、「ふたつめの現地集合」を実施させてもらうことにした。以前ベルリンに住んでいたことがある同僚のYさんと待ち合わせである。たまたまこの時期にベルリンに滞在しているというので、お願いをして、晩ご飯をご一緒させてもらえることとなった。

飛行機が予定より遅れたり、当初待ち合わせる予定だったZOO駅のダンキンドーナツは閉店していたために、最終的にはZOO駅のすぐ前のマクドナルドで集合。そんななか、iPodからはずっとU2の「ズー・ステーション」が響いてくる。

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記念に写真を撮ってもらう。U2線のズー駅だ!!!

で、ソニーセンター、ポツダム広場付近までやってきて、ビアレストランに入る。

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豚肉が名物料理のようで、すね肉の焼いたもの、そしてアイスバイン。ドイツ国民の豚肉に対するリスペクトを存分に味わえる。すごく内側がやわらかくておいしかった。まずもって一人ではぜったい入れない店であり、注文もできない店であった。Yさんのおかげで、ベルリン1日目をまったく不安なく過ごすことができてよかった。

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夜のブランデンブルグ門の神秘的なかっこよさ。

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2012.01.05

ベルリンにいます

雨ざらしのバーミンガムの旅を経て、第3の目的地、ベルリンに到着しています。
バーミンガムの1泊のホテル暮らしから、ベルリンでは再びユースホステルにて。WiFiが3日間で8ユーロと良心的な価格。
くわしくはのちほどの記事にて。

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2012.01.03

バーミンガム、ウエストブロム、そしてウォルバーハンプトンでダビド・ルイスに会う

早朝、会長とtoyottiが帰国の途につき、みんなそろってヴィクトリア駅の宿を出て、これにて「現地集合して合宿」の日々が終わる。4人部屋をずっと使わせてもらっていて、部屋でいつものノリでしゃべったあとに一階に下りてドアを開けるとそこはロンドンなので、我々はこの宿の入り口を「どこでもドア」と呼んでいた。そういう思い出ができていた。

そうして私はふたたび一人になり、ユーストン駅から長距離列車に乗って、バーミンガムへむかった。
バーミンガムは中心となるニューストリート駅周辺の中心街が迷路のように入り組んでいて分かりにくい。
いったんホテルに向かって荷物を預かってもらい、こんどはスノー・ヒル駅まで歩く。ここから「ミッドランド・メトロ」というトラム列車のこじんまりした線が通っているのだが、この線こそが、バーミンガムと、今日の目的地であるウォルバーハンプトンを結んでおり、しかもその線の途中には、別のサッカークラブ「ウエストブロムウィッチ・アルビオンFC」(WBA)のスタジアム最寄り駅があるのだった。この線の存在を知ったときには、これこそ自分が使うべき線だと確信した。1日乗り放題のチケットを車掌さんから購入すれば、乗り降りも自由。

そうしてWBAのスタジアム「ザ・ホーソンズ」に向かってみた。
駅のホームから一般道に出ると、すぐにスタジアムが見える。そのほかには何もなく人もほとんど歩いていない、そういう街であった。クルマの交通量だけが多い印象。

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味のある入り口

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スタジアムのストアも営業していた。

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スタジアムでの買い物の楽しみのひとつは、こうしたチーム独自の買い物袋をゲットすることにもある。WBAのこれは、とても良いデザインだと思う。思わずもう1枚追加でもらって帰った。「エクストラで“ドギーバッグ”ください」と言えば通じることを経験から学んだ。

で、一通りスタジアムの外観をぐるっと回って眺めたあと、帰り道を探そうと駐車場の片隅に目をやると、こういう場所があったのだ。

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なんだろうと思って近づいてみると、ここはなんと墓場であった。そう、サポーターとおぼしき故人がたくさん眠っていたのである。

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お墓にはそれぞれがチームのグッズや色をあしらったり、「墓石」にクラブのエンブレムやユニフォームのデザインを刻むなど、その根性というか、気合いの入りっぷりに、ただひたすら敬服した。
「そうだよな、そういうことなんだよな」と思った。
フットボールは限りなく、この人たちにとっては宗教の領域に近いのである。
クラブという存在が、サッカーチームというだけでなく、何らかの信仰の対象みたいなものになっているのである。
(と同時に、WBAというクラブもこの場所でスタジアムを運営しつづけるという「決意」がないと、こういうものが作れないであろうし)

あぁ、すごいものを観てしまったと思い、また閑散としたミッドランド・メトロに乗り込んで、のどかな列車旅行が続く。バーミンガムからだいたい30分ぐらいの距離で、終点のウォルバーハンプトンに到着。
たしかに賑わいのある街中ではあったが、やはりここもサッカーがなければ絶対に来ないであろう場所である。

ウォルバーハンプトン・ワンダラーズFC、通称「ウルブズ」が、この日チェルシーと試合を行う。

ウルブズも、そして先述のWBAも、じつはイングランドで世界最古のサッカーのリーグ戦が行われた1888年シーズンにおいて、最初に参加した12クラブのメンバーである。120年前のことだ。
チェルシーみたいな20世紀にできたチームとは歴史の重みが違うのである(笑)

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ショップも試合の日は混雑する。
キツネのイラストのエンブレムが、イングランドのクラブにしては珍しく「シンプルすぎるデザイン」なので、好みが分かれるところだ。

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海外から予約したチケットは、今回については現地のこういうボックスオフィスで受け取りになった。
チケットがちゃんと確保されているのか、いつだってヒヤヒヤする。

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今回はチェルシーの側ではなく、ホームのウルブズ側のチケットを確保した。はじめてイングランドで「ゴール裏の上段席」にトライしてみた。やはりサッカー専用スタジアムは、ゴール裏でもじゅうぶん楽しめる。

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試合のほうは、1-0でチェルシーが勝つかと思っていた終了間際に同点にされ「うひゃー、1分け1敗のチェルシーを確認する旅行になるのか」と思いきや、さらにその数分後にフランク・ランパードの勝ち越し弾で辛くも勝ち点3をゲットした、という感じだった。

で、試合のあとに、せっかくなのでアウェイのチェルシー用のバスの近くで「出待ち」をしてみた。
ほとんどの選手はそのままバスに乗り込むのだが、ごくたまにバスを取り囲む我々のほうへ顔を見せてくれる選手がいたり。
試合終了後40分ぐらいの時点で、わりとバスのなかに入っていく選手が多くなる。
すると、こともあろうに私が今シーズンでもっともチェルシーで注目している選手、ダビド・ルイスがわざわざみんなのところに来てくれてサインをしてくれた!

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もちろん人だかりで殺到するわけで、最初は自分の差し出したメモ帳もスルーされてしまった。
(そしてそのすぐ近くで、同じブラジル人のラミレスもサインをするべく僕らのほうにやってきてくれていた)
しかし、とにかく自分としてはダビド・ルイスに声をかけたいので、すかさずさらに場所を先回りして待ちかまえて、無事にメモ帳にサインをいただくことができた。
そして「あんたを観るために日本から来たんやでー!!」ということを伝えたら、「ジャパン? ウワーオ」と返してくれた。
2012年、最初に僕の言動に驚いてくれた人物は、現役ブラジル代表ディフェンダーのダビド・ルイスさんになりました! わー。

いやはや、ほんと、ウォルバーハンプトンまで来たかいがあった。
まさかダビド・ルイスと話ができるとは。
チェルシーのホームゲームでは、ファンも多いので「出待ち」をすることはないし、トレーニング場も基本的に一般人の立ち入りができないようになっている。なので選手からサインをもらうのは相当に難しいのだが、こうしてアウェイのときに、場合によってはチャンスがあるのだなということが今回分かった。

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こうしてフットボールをミーハーかつマニアックに追いかける旅は、まだ続く・・・。


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2012.01.02

チェルシーのスタジアムツアー

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あけましておめでとうございます。
午前は思い立ってPRET A MANGERのサンドイッチとフルーツを買ってきて、滞在先から歩いてすぐのバッキンガム宮殿の前でいただくことにした。噴水に腰掛けて、ひたすら宮殿を眺めながら食べる。今年最初の食事を「おせち料理」と言うならば、今年のおせち料理はゴージャスなシチュエーション(というか単に妙な光景だったかもしれないが)になった。

そうして何気なくグリーンパーク駅のところまで歩いていると、騒がしい音が。
近づくと、「ニューイヤーパレード」が通り一帯で行われていた。そういうのがあるのを知らなかった。

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このとき自分がいた場所が、ちょうどスタート地点みたいなエリアだった。
伝統的な衣装をまとった人達のグループや、乗馬で行進する人などもいるのだが、ダンスチームっぽい人や、『スターウォーズ』のコスプレをした人達の行進もあったりで、どういうカテゴリーの人々がこのパレードに参加しているのかはよくわからなかった。
通りでブラスバンドが演奏する「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」を聴くとちょっとグッときた。

そんなこんなで、パレードを後にして、昨日にひきつづきスタンフォードブリッジに向かった。
いままでさんざんチェルシーFCについて書いていた私だが、実はこのスタジアムで実施している「スタジアム見学ツアー」に参加したことがないままだったのである。試合の翌日でしかも元旦、そして予約もしていないままだったので参加できるかどうか分からなかったが、運良く13時スタートのぶんに混じらせてもらった。

そのツアーで日本人のご夫婦と一緒になり、昨日もスタジアム横のホテルに滞在して試合を観ていたという、熱いチェルシーファンであった。おかげで写真を撮って頂くことができた。

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プレスカンファレンスルーム。記者会見を行う机に座る。

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ホーム側ベンチ。ジョゼ・モウリーニョ風に座ってみた。

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そして現監督ビラス・ボアスが、やたらベンチの前でしゃがんで試合を観ているので、こういうポーズも写真に撮ってもらう。よくみたらガイド役のマーティンさん、後ろで呆れている雰囲気。

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こんなノリを意識。

で、写真をとっていただいたこのご夫妻、旦那さんが札幌出身だそうで、熱心なコンサドーレ札幌のサポーターでもあるとのことで、

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キャラクターのドーレくん人形とともにスタジアムを来訪! こういうネタは私も好きなので、すごく嬉しくなる。祝J1昇格! という気分。Jリーグを今年もしっかり応援していこうと新年早々改めて思った。サッカー観戦を楽しみまくっているご夫妻に出会えてとても良いスタジアムツアーとなった。

そのあとツアー客はメガストアで買い物をしたあとに併設のミュージアムも見学することができる。最近リニューアルされたこのミュージアム、予想以上に充実していてよかった。個人的に一番の見所は「モウリーニョの来ていたアルマーニのコート」と「モウリーニョの手書きのメモ」だ。そして展示物も単にトロフィーを並べてイエーイ、というだけでなく、戦争期におけるクラブの状況だったり、60年代の「スウィンギン・ロンドン」やパンクとの関連でチェルシーFCというクラブのイメージを紹介してみたりと、「これはもっと時間をとって改めてじっくり見に行こう」と思わせる内容であった。

さきほどのご夫妻が、近所にあるフルアムFCのスタジアムに最近できた「マイケルジャクソンの銅像」を見に行ってきたという話をしていて、確かにずっと気になっていたので本当ならばそこにも行ってみようと思ったが、急に雨が強く降り出してきて、そして痛恨のミスで宿に傘を置いたままだったことに気づき、心がくじけたので「今度行こう。。。」となる。やり残したことがあったほうが、またロンドンに行く気分が高まるであろう・・・と思いながら。

夕食にみんなで集合するため、再び都心に戻る。予定よりちょっと時間が余ったので、サウスケンジントンの地下鉄駅から雨に濡れずに地下道を通っていけるミュージアムのひとつ、ヴィクトリア&アルバート博物館に初めて入ってみる。ここは自分の抱いていた印象とはちょっと違って、古い美術作品や工芸品だけでなく、いわゆる「ものづくり」全般の品々を収集・展示していることが分かった。なので日本のウォークマンの最初のバージョンとかも展示されていて、実は時代に応じた「ものづくり」の変遷をあますところなく網羅していた。ここもチェルシー同様「また時間をとってゆっくり観ないと!」となった(ちなみにこの博物館での個人的なお目当ては、ロジャー・ディーンによるYESの公式ロゴのイラスト?版画? だったのだが、それは見つからず。でもここに正式に常設コレクションされているらしい)

いやはや、ロンドン、何度来ても思う。「どんなに時間があっても、飽きない!」

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そうして夜は、宿泊先に近いパブでご飯。まさに普段京都の英国風パブでしゃべっているようなノリでいると、「いまロンドンにいること」を忘れた感じになるのが楽しい。

この日で4人の「合宿」は終わるのであった。
会長とtoyottiは明日の朝に帰国の途へ。
そして私の旅はまだ、続く・・・(笑)

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2012.01.01

ロックでフットボールで年越し

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みんなでアビー・ロードへ。多くの人が横断歩道での写真撮影を試みる。ただしここは普通にクルマがガンガン通るので危ない。
そんななか、わりと再現率高い写真が撮れたのではないかと自画自賛している。
このあと別の人のカメラで「この調子でアビーロードスタジオの門を入ろうとする人々」の写真も撮った(笑)

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ベイカーストリート駅近くで見つけたレバノン料理店にて昼食。羊の肉と付け合わせを包んで食べる。とても美味しかったのでよかった。そしてフレンドリーな店員さんのノリが印象的であった。
やはりロンドンはいろんな国の人が住んでいるぶん、エスニック料理店をねらえば間違いはない気がする。

その後、すこし大英図書館にいき、ミュージアムでビートルズの歌詞のメモ書きとかマグナカルタとかグーテンベルグ聖書とかをみる。

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その横には、いつみても豪勢なセントパンクラス駅であるが、内部は徹底的に改装されていて、

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巨大な五輪マークが構内に掲げられていた。

そして午後はスタンフォード・ブリッジにてチェルシー×アストンビラを観戦。
今回は最前列に座ってみた。あまりサッカーを観るぶんには見やすい席ではないが、私の場合は現地でサッカーをみると、どうしてもサッカーそのものよりも、選手を近くで観たいというライヴ感を味わいたくて前のほうに座ってしまいたくなる。

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ジョン・テリー。

結果はチェルシーがスコンと1-3で負けてしまうという内容。もはや今シーズンは優勝争いとか言ってられない感じを見届けることとなった。あと試合途中に客が乱入して騒ぎをおこしていて、これって普通にテレビ中継でみててもレアなのだが、そんなものを目の前で観ることになるとは! と。

そうして夜は、S氏のご友人が借りているフラットにおじゃまし、“鉄人”会長の手によるアドリブのきいた料理をいただきつつ、年越しを待つ。テレビでは、とくに年末だからという雰囲気もなく、NGハプニング集のバラエティー番組とか、なぜかビージーズの名曲を振り返る特別番組とかが流れていた。

都心に滞在していたので、ちょっと歩いたらすぐにテムズ川沿いにでることができ、ビッグベンとロンドン・アイを眺めることのできるポイントにきた。たくさんの人が集まってきていて、いろんな言語が聞こえた。
そうして0時をむかえる。
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次々に花火がうちあがって、歓声が響きわたる。
なんともいいようのない高揚感。
ひたすら凝視していた。

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そのあとトラファルガー広場まで歩いてみようとしたが、ものすごい人だかりで、最終的には身動きが取れないぐらいだった。それはまさに「おしくらまんじゅう世界選手権」の様相を呈していた。

あとトラファルガー広場の近くで、道の途中の民家から顔を出した人にむかって路上の群衆がいっせいに歓声をあげていたのも面白かった。まるで映画のワンシーンのようだったし、そしてどこぞのセレブが窓から現れたかのような空気感だったので「あの人誰?」とか方々で訊きあいながら、みんな上を向いていた。

そんなこんなでフラフラになりながら帰りの途につく。貴重な年越しを迎えることができて、まさに2012年はハッピーなニューイヤーであってほしいと願うばかりだ。起きがけにパソコンに向かって何を書いているのかよくわからなくなってきたが、旅は続く。

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