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2012.01.17

ベルリンの旅で訪れたサッカースタジアムその2 モムゼンシュタディオン(テニス・ボルシア・ベルリン)

前回のヘルタ・ベルリンにひきつづき、次に向かった先は、テニス・ボルシア・ベルリンというチームだ。
現在4部リーグに相当するレギオナルリーガに所属している、まさに超マイナーなサッカークラブである。
でもここに行くことが今回の旅でもっとも楽しみだったりする。
というのも、このクラブのHPがやたらオシャレで、エンブレムもものすごく良いのである!

Tebehp
愛称は「TeBe」だ。

ドイツ語が読めないことが、ひたすらもどかしい(英文のページもあるが、情報量に差がある)。
同じ紫色をチームカラーとしたどこかの日本のクラブにも参考にしてほしい気がする。紫色ってこういうふうにすれば、ものすごく格好良く見えるのだ、と。今日ようやくこのブログの場で、みなさんにこの魅惑的なクラブについてはじめて紹介できて嬉しい。

ともかく、このクラブの公式グッズを買いまくりそうな勢いで、私はベルリンに来ていたのである。

で、オリンピック・スタジアムの駅からすぐ近所、アイヒカンプという駅で降りる。

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駅舎。

で、駅前は・・・

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さっそく未舗装の道。そう、まったく、なにもない、小さくて静かな町である。
ひとまず西に向かってこの小道を歩くと・・・

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すぐにスタジアムに到着する。
名前をモムゼンシュタディオンという。

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で、スタジアムのゲートが開いていたので、
ちょっとドキドキしながら、せっかくなんで中に入ってみた。
(こういう経験は、はじめてロンドンに行ったときに訪れたレイトン・オリエントFCのスタジアムのとき以来だ。そのときはたまたまリザーブチームの練習試合がはじまったのである)

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ごらんのとおり、まさに地方の小規模なスタジアムである。
中に入れてラッキー・・・と思っていたら、ひとりのおばさんが陸上のトラックをウォーキングしていた。
どうみても一般市民の人が、散歩ついでに中を歩いているようだった。
よくみたら、客席からグラウンドへ通じるゲートも思いっきり開いていた。
「つまり、きっと・・・これは、普通に市民向けに開放されている、ということか?」

と思ったので、

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ピッチに降り立ってみましたー(笑)

「いいのか? いいのか? ピッチの芝生の上を歩いているぞ!」
とテンションがあがる。

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こういうスタジアムの芝生を歩くという機会はめったにないので、感動していた。

で、トラックを歩いていたおばさんに、「グッズショップはどこにあるのでしょうか」と訊いてみた。が、どうしてもドイツ語でしか答えをもらえず、身振り手振りで教えてくれて、でもいまいちよく分からないので、とにかく外に出て探してみようと思った。

ところが外に出て周辺をウロウロしてもそれらしきものが見あたらず、他の人に訊いてもいまいち分からなくて、
ふたたびスタジアムのほうに戻って、中の建物のドアがあいていたので、誰かに質問しようと思いウロウロとしていた。しかし誰もおらず、テニス・ボルシア・ベルリンと書かれたオフィスも閉まっていた。

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まぁ、こういう本当に小さいクラブチームは、外に店を構えてグッズを売っているとは考えにくいよなぁ、と思っていた矢先、適当に建物の階段の最上階までいくと、ある部屋のドアにそれらしき看板が貼り付けてあった!
「ここかー!」と小躍りした。が、

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でも閉まっていた!! (笑)

そのとき、ちょうど下のほうで別のオフィスに入ろうとしたスタッフさんがいて、「ここは閉まってるんですかー!?」みたいなことを訊いて、そのやりとりでなんとなく分かったのは、やはり「試合の日じゃないとグッズショップは開いていない」ということだった。

スタッフさんいわく「クラブのHPからオンラインでグッズは買える」と言ってくれた。それは知っているが、どうせなら現地で直接買いたかったわけだ。そういう「旅」をいままでもこれからも続けている・・・日本から、4部リーグのチームのグッズを買いにくるという、ほとんど狂気の沙汰(笑)。

で、かなり落胆はしたのだが、でも気を取り直して、絶対にサッカーがなければこなかったであろうこの町について、少しでも思い出を残そうと思い、ちょっとだけウロウロしてみた。

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スタジアムのすぐ近くにテニスコートがあって、テニスクラブがあった。テニス・ボルシア・ベルリンも、もともとはテニスクラブがもとになって作られたサッカークラブだという。だから名前にテニスがつくようだ。

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この他にも、周辺にはいろいろなスポーツ施設が広がっていて、このようにドイツの場合は複合的なスポーツクラブとしての位置づけのなかでサッカーが存在している。Jリーグが「百年構想」として「地域スポーツクラブ」のあり方を追求していくのも、Jリーグを作ろうとがんばってきた人々がかつてドイツ留学などでその文化に触れたことが発端となっていた部分があるようだが、このようなマイナーな地域でも、ちゃんと立派なスポーツ空間が広がっていることに、ドイツのスポーツ文化の奥深さを思い知る。
イングランドとドイツしか分からないのだが、他のヨーロッパ諸国だと、このあたりもまた違ってくるのだろうか。
そもそも、日本サッカーの黎明期をつくった人たちがこぞってドイツのサッカーおよびスポーツ文化に触れたことは、奇遇もあるのかもしれないが、幸運なことだったのかもしれない。

そんなことを考えながら、静かな町を後にする。
サッカーがなければ、絶対に来なかったであろう小さい町。
そういう場所で過ごした時間というのが、旅における強烈なイメージとして「残る」。
それが、あらゆるサッカースタジアムを目指す旅の醍醐味。

そして、私は絶対にふたたびベルリンを訪れ、この小さい小さいクラブチームを応援すべく試合を観戦したいと思う。

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