アート×政治におけるひとつの歴史的イベントかもしれない「展覧会『京都市長選挙』」
「展覧会『京都市長選挙』」が開催されています。
2012年2月5日に京都市長選挙があります。4年に一度の市長選挙。
これはこのまちのリーダーを決める、京都市の大統領選挙です。
みなさんは誰に投票しますか。どんなことを材料に選びますか。
よく考えてみれば、候補者の政策公約はもちろんのこと、そもそも京都市がいまどんな状況にあるのかわからないと、選べないような気がしませんか。
そこで、京都市の現状と問題点、ふたりの候補者それぞれの政策について知るための展覧会を開催することにしました。この選挙の争点は何なのか。わたしたちが知っておくべきことは何なのか。わかりやすく伝えられればと思います。そしてわたしたちのまちの運営について、考えるための場をつくりたいと思います。
引用先のブログは(こちら)。
そしてこちらの、映像による「特報」もすごいです(こちら)。
今回のイベント、「公職選挙法に抵触スレスレ」の試みだそうで・・・。
でもあえて、そういう領域に踏み出していくことがものすごおーーく大事なのであることも、教えられるわけである。確かに今までどうしてそういうことを思いつかなかったのか、想像できなかったのか。自分が悔しくなるぐらいに。
このイベントが歴史的だと思えるのは、「若者にもっと政治に関心を持ってもらいたい」ということに対する、かつての学生運動とかではない、21世紀におけるユースカルチャー側からの切実なるリアクションがこれだとして、それがどのように現行の選挙制度、政治体制のなかで扱われうるのか。そのあたりで見え隠れする問題をもあぶり出していくかもしれない試みだからだ。
そしてまた、こういうことができるのは、キョウト、なにより「Social kitchen」という場の存在が大きいと思う。学生や老人の多い都市という条件や、アートと政治と生活といったようなそれぞれの言説空間を行き来することに意欲的な人々が絶妙の距離感(←サッカー的比喩ね)で暮らし合う雰囲気だったり、そういうものを私はキョウトに感じるがゆえに。
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