チェルシーのスタジアムツアー
あけましておめでとうございます。
午前は思い立ってPRET A MANGERのサンドイッチとフルーツを買ってきて、滞在先から歩いてすぐのバッキンガム宮殿の前でいただくことにした。噴水に腰掛けて、ひたすら宮殿を眺めながら食べる。今年最初の食事を「おせち料理」と言うならば、今年のおせち料理はゴージャスなシチュエーション(というか単に妙な光景だったかもしれないが)になった。
そうして何気なくグリーンパーク駅のところまで歩いていると、騒がしい音が。
近づくと、「ニューイヤーパレード」が通り一帯で行われていた。そういうのがあるのを知らなかった。
このとき自分がいた場所が、ちょうどスタート地点みたいなエリアだった。
伝統的な衣装をまとった人達のグループや、乗馬で行進する人などもいるのだが、ダンスチームっぽい人や、『スターウォーズ』のコスプレをした人達の行進もあったりで、どういうカテゴリーの人々がこのパレードに参加しているのかはよくわからなかった。
通りでブラスバンドが演奏する「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」を聴くとちょっとグッときた。
そんなこんなで、パレードを後にして、昨日にひきつづきスタンフォードブリッジに向かった。
いままでさんざんチェルシーFCについて書いていた私だが、実はこのスタジアムで実施している「スタジアム見学ツアー」に参加したことがないままだったのである。試合の翌日でしかも元旦、そして予約もしていないままだったので参加できるかどうか分からなかったが、運良く13時スタートのぶんに混じらせてもらった。
そのツアーで日本人のご夫婦と一緒になり、昨日もスタジアム横のホテルに滞在して試合を観ていたという、熱いチェルシーファンであった。おかげで写真を撮って頂くことができた。
そして現監督ビラス・ボアスが、やたらベンチの前でしゃがんで試合を観ているので、こういうポーズも写真に撮ってもらう。よくみたらガイド役のマーティンさん、後ろで呆れている雰囲気。
で、写真をとっていただいたこのご夫妻、旦那さんが札幌出身だそうで、熱心なコンサドーレ札幌のサポーターでもあるとのことで、
キャラクターのドーレくん人形とともにスタジアムを来訪! こういうネタは私も好きなので、すごく嬉しくなる。祝J1昇格! という気分。Jリーグを今年もしっかり応援していこうと新年早々改めて思った。サッカー観戦を楽しみまくっているご夫妻に出会えてとても良いスタジアムツアーとなった。
そのあとツアー客はメガストアで買い物をしたあとに併設のミュージアムも見学することができる。最近リニューアルされたこのミュージアム、予想以上に充実していてよかった。個人的に一番の見所は「モウリーニョの来ていたアルマーニのコート」と「モウリーニョの手書きのメモ」だ。そして展示物も単にトロフィーを並べてイエーイ、というだけでなく、戦争期におけるクラブの状況だったり、60年代の「スウィンギン・ロンドン」やパンクとの関連でチェルシーFCというクラブのイメージを紹介してみたりと、「これはもっと時間をとって改めてじっくり見に行こう」と思わせる内容であった。
さきほどのご夫妻が、近所にあるフルアムFCのスタジアムに最近できた「マイケルジャクソンの銅像」を見に行ってきたという話をしていて、確かにずっと気になっていたので本当ならばそこにも行ってみようと思ったが、急に雨が強く降り出してきて、そして痛恨のミスで宿に傘を置いたままだったことに気づき、心がくじけたので「今度行こう。。。」となる。やり残したことがあったほうが、またロンドンに行く気分が高まるであろう・・・と思いながら。
夕食にみんなで集合するため、再び都心に戻る。予定よりちょっと時間が余ったので、サウスケンジントンの地下鉄駅から雨に濡れずに地下道を通っていけるミュージアムのひとつ、ヴィクトリア&アルバート博物館に初めて入ってみる。ここは自分の抱いていた印象とはちょっと違って、古い美術作品や工芸品だけでなく、いわゆる「ものづくり」全般の品々を収集・展示していることが分かった。なので日本のウォークマンの最初のバージョンとかも展示されていて、実は時代に応じた「ものづくり」の変遷をあますところなく網羅していた。ここもチェルシー同様「また時間をとってゆっくり観ないと!」となった(ちなみにこの博物館での個人的なお目当ては、ロジャー・ディーンによるYESの公式ロゴのイラスト?版画? だったのだが、それは見つからず。でもここに正式に常設コレクションされているらしい)
いやはや、ロンドン、何度来ても思う。「どんなに時間があっても、飽きない!」
そうして夜は、宿泊先に近いパブでご飯。まさに普段京都の英国風パブでしゃべっているようなノリでいると、「いまロンドンにいること」を忘れた感じになるのが楽しい。
この日で4人の「合宿」は終わるのであった。
会長とtoyottiは明日の朝に帰国の途へ。
そして私の旅はまだ、続く・・・(笑)
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