「スーパーマリオ」は「マリオブラザーズ」の続編であったということをあらためて思う
急にふと「スーパーマリオブラザーズ」のことについて思いを巡らしていた。
あれは「マリオブラザーズ」の続編である、という認識があまりなかったことに気付いたのである。
ファミコン最初期のソフトであった「マリオブラザーズ」であるが、あのゲームでプレイヤーを悩ませていたファイアボールというのは、よく考えたら「スーパーマリオ」ではマリオの武器となって活用されている。
「スーパーマリオ」でジャンプをしてレンガをくずしていく、という動きは、「マリオブラザーズ」では下からジャンプして床に衝撃をあたえるという基本攻撃の動きでもある。しかしこのふたつのゲームは、続編というにはまったく異なるシステム、異なるスケール、異なるアクションで展開されているので、その関連性を忘れさせやすいのではないか。
「マリオブラザーズ」では、土管から敵キャラが次々あらわれる。土管はあくまでも背景ではあるが、「スーパーマリオ」になると、ステージ上に置かれている土管のなかでマリオが入り込める土管がある。あの土管の中のシーンこそがかつての「マリオブラザーズ」における「主戦場」であったと言えるし、「スーパーマリオ」をプレイしていくなかでは、土管の中というシーンにたいして、もっと「マリオブラザーズ」へのオマージュを感じながらプレイしてもよかったはずなのだ。そういう認識はあの当時はまったくなかったなぁ、と25年ちかく経って思うのだった・・・まぁ、子どものときに「オマージュ」とかいうコトバを認識できているはずもないのだが。
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