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May 2012

2012.05.27

ROOMという野外フェスにいってきて感銘を受ける

ROOMという野外フェスにワルシャワのバンドのメンバーで行ってきた。
野外フェスっていうものに行くこと自体がはじめてだった。

トリのNATSUMENを観るのが目当てだったが、朝から行っていろーんなバンドを聴いているうちに、まったく期待していなかったぶん、とても愉しませていただく。というのも、このイベントはいわゆるインスト・バンドが主体のフェスだった(行くまでそのことすら知らなかった)。ほとんどボーカルは入らず、ひたすら超絶サウンドで押しまくってくる。

で、前から薄々感じていたことではあったが、つくづく思った。
昔のプログレ・ロックだけをひたすら聴き続けているようなおじさん世代の方々、じつは今の日本って大変なことになっていますよ、と。

日本のインスト・バンドっていうか、ポスト・ロックというか、とにかく彼らは往々にして、ギターとベースとドラムに、かなりの割合で管弦楽器を組み合わせていたりする。つまりキング・クリムゾンが40年前から探求しつづけているような、「テクニカルなギター+弦楽器もしくは木管楽器のミックス+叙情的なメロディー+でも変拍子入りまくり曲調変わりまくりで衝動的な即興型アプローチ」の進化形みたいなものが、ムチャクチャ面白いサウンドで、我々の知らないところでガンガン演奏されまくっているみたいですよ、クリムゾンの来日なんて待たなくても全然楽しめる可能性はゴロゴロしているかもしれませんよ、と。

印象的だったバンドのひとつがsgt.っていうバンド。
適当にYouTubeでみつけた曲を貼り付けてみる。


この曲、表現として笑われるのを承知で書くけど、クリムゾンの『レッド』のメタル調のイントロみたいなのから、途中で『スターレス』の後半みたいになっていくんです本当です。しかも格好良くて感心する。


この曲も2分半ぐらいから『太陽と戦慄』と『ディシプリン』が合体して突然変異したような音なんです、って書いてもクリムゾン命のおじさん連中には鼻で笑われるんでしょうけど。いやでもマジですごいんですって。

こういう音楽を今の若い人たちが踊りながら楽しんでいる光景をみていて、まるで隠れるように高校時代に古いプログレをせっせと聴いていた自分は、何もそんなに恥ずかしがる必要はなかったのかも、とすら思えてきたわけで(何せ、なぜ自分は高校時代の終わりに自作フリーペーパーを創り出したかという理由の大きな部分が、そこのポイントに深く関わってくるので)。


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2012.05.25

いろいろとお知らせ

ひとつめのお知らせ
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歴史のながいファッション雑誌『装苑』の、今度の5月28日に発売される最新号に、Lilmagの野中モモさんがZineについて記事をかいておられて、そこに『DIY TRIP』も写真つきで掲載される予定です! 野中さんいつもリコメンドありがとうございます。

『装苑』という雑誌と自分の人生に、何らかの接点ができることになるとは、人生わかりません。


ふたつめのお知らせ
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市民のつくる映像作品をいろんな場所で巡回して発信する「カフェ放送 てれれ」。今回「てれれ大賞」というのがあり、テーマは「情報」ということで作品を募っていたようで、mizuix氏が『HOWE プログレッシヴなフリーペーパーを創り続ける』という5分ほどの作品をつくりました。タテイシが自分のつくるフリペやZineについて一方的に語り続ける内容です。
こちら)に、そのほかの上映作品リストと会場のリストが見られます。

そしてKBUでも以前から「てれれ」をやっておりまして、6月1日(金)18時からサロン・ド・パドマで行うことになっています。入場無料。
私は、自分の職場でも「てれれ」の上映会があることをあまり深く考えずに今回の映像出演を許諾したのですが、今になってちょっとはずかしくなっております。
職場の上司たちや先生や学生がいる場所で、5分間ばかし「フリペづくり」をハイテンションで語る自分自身の映像を一緒に眺めるという状況になりそうです。

ちなみに上映作品リストのなかには奇しくもブックスダンタリオンのサカイさんを取材された作品もあったりして、実はそのことが自分にとって追い風かもしれないという期待があります(笑)。つまり「ほら、Zineっていろんなところで注目されているんですよ」っていう理由の説明になりそうなので。


みっつめのお知らせ
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Wdr
1月に初ライヴを終えた「ワルシャワ・ドロップ&ロマンティック」ですが、6月27~29日開催ののUJI ROCK FESTIVALに出演します。出番は6月28日(木)の18:40~19:05。会場はKBUの指月ホールです。
「UJI ROCK」とグーグルで検索しても、フジロックのことしかトップにでてきませんが、いずれにせよ大学ではなんだかんだ歴史のある音楽イベントですな。UJIロックって最初にネーミングを考えた人は本当に見事だと思います。



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2012.05.19

「われわれが驚いたのは、異なった大陸にあり、それぞれ異なった歴史や地理的条件を持つそれぞれの都市の地下鉄が、皆同じ構造になっていることだ」

WIREDより「世界の地下鉄網は『同じ形』:ネットワーク分析で判明」の記事(こちら)。

「世界各都市の地下鉄網の形を分析したところ、それぞれ異なった歴史や地理的条件を持つにもかかわらず『同じ構造』になっていることがわかった。粘菌の成長パターンが実際の都市構造に似ているという研究結果とともに注目されている」

調べたら、過去にもときおりこういう話をブログでとりあげている。『この世の密やかな法則を』(こちら)。

今回のこの地下鉄にかんする記事も、まさにこの『複雑な世界、単純な法則』の本を想起させる。

生物レベルの話から社会組織など、この世のいたるところで発生する「つながり」が、実は驚くほど似たような構造を秘めているという予見。細かいことは分からなくても、すごくステキな仮説に思えてくる。「法則性のあるネットワーク構造」って、たとえばまさにサッカーというスポーツの本質もそこにあるような気がしたりするし。

この記事でも最後に「粘菌の成長過程」についても少し触れられているが、つい先日グーグルのトップページは「南方熊楠生誕記念」バージョンだったわけで、南方熊楠が粘菌のことをひたすら調べていたことは、今後もますます注目されるべきことなのかもしれない。きっと彼の目にはインターネットみたいなものの姿が見えていたのかもしれない、なんて思ったり。

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2012.05.17

オランダの「認知症村」ホーゲヴェイ

『クーリエ・ジャポン』の6月号で「ぬおお!」となった記事が「地域全体が介護ホーム:オランダの幸せな“認知症村”」。

アムステルダム郊外に塀で囲んだ「小さな村」のようなものを作り、スーパーやカフェ、美容室などがあって、認知症のお年寄りがそれぞれの好みに応じた建物に住み、普通に街の中を行ったり来たりして暮らすことができる。迷子になったら、介護スタッフが家まで連れて行ってくれる。財布を店に忘れても、モノを買いすぎても、あとで介護スタッフがサポートしてくれる。つまりスーパーの店員とかがすべて実は介護スタッフであり、「街で暮らすように介護する」という感じになっているみたいなのだ。ヨーロッパでもここでしかまだ試されていないみたいなのだが、注目を集めているという。

記事の最後で紹介されているのは、利用者による「ここには休暇で来ているのよ」というコメント。いやはやすごい。

あと思ったのは、もしかしたら介護スタッフ自身も、なるべく面白く楽しんで仕事ができるようなシステムになっているかもしれないということだ。「今日はスーパーの店員、明日は警察官の役」とか、なんかローテーションでいろんな役回りを担当してそうだ。

こういう発想は自分にはなかったので、グッとくる。オランダっていう国がこういうことをやらかすのも面白い。オランダってこういうラディカルなことを真っ先にやるようなイメージがあるなぁ。サッカーもそうだし。

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2012.05.10

Harukana Show ポッドキャスト:「サッカーファンとして市民マラソンの応援を楽しんでみる」

イリノイのコミュニティラジオで放送している「Harukana Show」、先月2回にわけて、タテーシが話をさせていただいたぶんについて、放送内容のダイジェスト版ポッドキャストがここで聴けます。(パート1) (パート2
(Windowsユーザーの方は、ブラウザをインターネットエクスプローラーにして見ていただくといいかもしれません)

リンク先には、タテーシの似顔絵が描かれております。イリノイ在住のスタッフであるトムさんによるもので、えらくハンサムに仕上がっていてうれしいです(笑)。すごく多彩な技術を持っておられる方だなぁ・・・

話の中心テーマは、昨年末からマイブームで盛り上がっている「市民マラソンでJリーグのユニフォーム姿のランナーに、サッカーファンとして声援を送る遊び」について、思う存分語らせてもらっております。


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ちなみに今年の「奈良マラソン」は12月9日(日)に開催されるそうです。チェルシーFCが来日するかもしれない世界クラブW杯の開催時期にかぶりますね(余計な心配?)
そして「神戸マラソン」と「大阪マラソン」は同じ11月25日(日)の開催とのこと。
こちらもサッカーで応援やるかどうか検討します。

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2012.05.07

映画『(500)日のサマー』、そしてジョイ・ディビジョンのあのシャツ

500daysofsummer

映画『イエスマン』でのズーイー・デシャネルが素敵すぎてツボだったので、彼女の他の主演作品も気になっていたのだが、ようやくDVDで観る。
そしてこの映画でもズーイーは『イエスマン』同様に、ある種エキセントリックな女性を演じている。「変人派女優」なのかこの人は? でもいずれにせよヘンな女の子を演じさせたら地上でライバルはいないぐらいの勢いで、やはり好きだ。

さて『(500)日のサマー』は、運命の恋を信じるトムくんと、「恋なんて絵空事」と言い切るサマー嬢との500日を描いた映画・・・なのだが、この映画の冒頭で、「これは恋愛映画ではない」という注釈が入る。いやいや、でもこれは純粋に恋愛映画でしょう・・・と思っていたら、この映画では500日の時間軸を行ったり来たりして展開していくので、いきなり序盤で、この恋が哀しい結末を迎えていくことがわかるのだ。そうなると、トムの目線から描かれていくこれらの500日のストーリーを、観る側は客観的に、突き放して見守ることになる。なのでたしかにこれは、ひとつの恋が成就していくさまを追っていくような、従来の恋愛映画のフォーマットとはちょっと違ってくる。出会ってから別れていくまでの、トムの抱えていくどうしようもなさや苦悩やら喜びだったりのあらゆるプロセスに、観ているこちら側も苦笑したり共感したり、結末を知ってでもトムを応援したい心情がわき上がってきたり、それゆえにますます観ていて心苦しくなっていったり(笑)、最後は(当初の予定通り)切ない着地点へと話は収まっていくのだが、映画のラストのオチによって、ひとつの教訓が示されていくことにより、ささやかな勇気みたいなものが与えられる。それはこの世のすべての根性無しな男の子へのエールみたいなものであり、全体的にこれはオシャレな恋愛映画ではあっても、最後の最後で、これはなんだか男の子に特にお勧めしたい映画となった。

ちなみにロック好きのトムくんが少年期から現在にいたるまで、同じジョイ・ディビジョンのTシャツを着ていた設定に、個人的にグッときた。

それで関係ない話を思い出したが、最近知ってビックリしたのが、ディズニーがこのジョイ・ディビジョンのTシャツをモチーフにした「ネズミバージョン」のシャツを作ったというニュース。

Unknown

なぜディズニーが、ジョイ・ディビジョンをっ!? と思うわな。
実際、このサイトによると、「ディズニーはこのバンドのボーカルが首吊り自殺をしたという事実を知っているのか」「Joy Divisionというバンド名が何から由来しているのかを知っているのか」とかの批判があるようで・・・イアン・カーティスがこのことを知ったらどう思うやら。


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2012.05.05

くるみの木・一条店へ行ってきた

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デルニエさんで髪を切ってもらって、その足で「くるみの木」の本店へいく。
今でこそカフェと雑貨と服というのがコラボレーションで展開されている店はあちこちにあるのだろうけど、25年以上も前からそういう文化を発信しつづけていた店であることを、その近くで高校生をしていた時分には知るよしもなく(ましてお金のない高校生が気軽に入れるような場所でもない)、今になって「うおぉ、この店すごいなー」と思ったり。

そしてそんなお店で、学生時代からのつきあいであるA氏は店長を任されている。
(調査士Rのみなさん、A氏は元気でやっていますよ!)
ランチをいただく。お忙しいなか、僕のためにご配慮いただき本当にありがとうございます>A氏。
休日における座席待ちの人数がものすごかった・・・

ちなみに上の写真に加えて、お味噌汁と、そして

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これもついてまして、おいしいーかったーー
(食後のリンゴジュースも、1リットルぐらい飲みたいぐらい美味しかった)

何より野菜が美味しい。
「野菜が美味しい」っていう感覚は、やはり高校生ぐらいのときの自分にはなかったな。たしか当時の『HOWE』でも「自分は食オンチだ」って語っていたほどに。
それがいまは野菜をじっくり味わうことに意識的になっている。

こういうお店で食事したり空間を味わうことの良さは、日々の生活をていねいに暮らそうという意識を改めて強く思うことにあるな、と。
「カフェ空間がステキだから利用する」というのではなく、「いかにこのカフェ空間的生活を自分の内に染み込ませるか」という感覚。そう思わせる空気感、雰囲気づくりに感じ入った次第である。


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